"カーリー・サイモン/" の検索結果 84 件
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スカボローフェア
近頃You Tubeをつけっぱなしにして音楽を聴きながら作業をすることが日課になっているのですが小学生か中学生の頃兄の影響で家にあったサイモンとガーファンクルのレコードを聞いていました。大人からだいぶんとたった今パソコンから流れてくる馴染みのあるスカボローフェアという曲のコメント欄をたまたま見ていたら原曲はもっと恐ろしい内容だとの事と、これは戦争に行って亡くなった兵士が故郷に残してきた愛する...
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サイモン・シン著【代替医療解剖】の噓と間違いを証明する終わりに【トルストイ・シンドローム】
【トルストイ・シンドローム】(前略)以上に述べたような偶然の一致が起こると、代替医療が効くものとはじめから信じている患者はいたく感銘を受けるだろう。というのも、信じる者は《確証バイアス》をもちやすいからだ。確証バイアスとは、なにが起こっても、先入観を強めるようなかたちでその出来事を解釈する傾向のことである。言い換えれば、信者は、信念を支持するような情報は拾い上げ、信念に矛盾する情報は捨て去る...
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サイモン・シン著【代替医療解剖】の噓と間違いを証明するその23【現代医学と代替医学、どっちが詐欺だ?】
【怪しげな代替療法】代替医療は、年間総売上数百億ポンドものグローバル産業になっているが、全般に、言われているような医療上の効果はない。つまり、何百万人という患者があてにならない治療法に頼って、金を無駄に費やし、健康を危険にさらしているということになる。しかも、本書ではこれまで、代替医療の中でも、比較的きちんとした分野だけに絞って診てきたことを思い出そう。もっと途方もない主張をして、患者からさ...
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サイモン・シン著【代替医療解剖】の噓と間違いを証明するその22【通常医療こそが“現代の瀉血”である】
【考え違い】(前略)本書のここまでの部分を読む限り、代替療法のセラピストの多くは、データが吟味されれば自分の治療法の有効性が示されるだろうと明るい展望をもったかもしれない。彼らはおそらく、本章に登場した反主流派の先人たちにみずからを重ね合わせたのではないだろうか。フローレンス・ナイチンゲールもはじめは反主流派と見られていたことだろう。なぜなら、医療関係者が外科治療と内服薬にばかり注目していた...
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サイモン・シン著【代替医療解剖】の噓と間違いを証明するその21【メディア】
【メディア】私たちが生きるこの時代は、代替療法の施術者が通常医療の医師より名を知られているという不思議な時代である。たとえば、アメリカの医療グルであるディーパック・チョプラは、アーユルヴェーダなどの代替療法を推進する世界的著名人であり、彼のグローバルな名声に太刀打ちできる通常医療の医師は、ただの1人もいない。チョプラや、彼と同業の医療グルたちが、代替医療の福音を広めるようになって10年以上に...
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サイモン・シン著【代替医療解剖】の噓と間違いを証明するその20【セレブリティー】
【セレブリティー】(前略)エルンスト教授とその同僚のマックス・H・ピットラーは、2005年から2006年にかけて出た、代替医療を使っている著名人に関する記事を調べた。その結果、効果の証明されていない治療法との関係で名前の挙がったセレブが何十人もいることがわかった。パメラ・アンダーソン、シンディ・クロフォード、シェールのようなホメオパシーの熱心な愛好家から、ゴールディー・ホーンやクリスティ・タ...
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サイモン・シン著【代替医療解剖】の噓と間違いを証明するその19【訴えられたサイモン・シン】
【訴えられたサイモン・シン】(前略)本書の著者の1人であるサイモン・シンが、英国カイロプラクティック協会に名誉棄損で訴えられた1件である。2008年、本書の原稿がイギリスで刊行されるのに合わせ、シンは『ガーディアン』紙のウェブ版のコラムで、子供の腹痛や喘息などを治療できるとして、子供に施術しているカイロプラクターがいると述べた。英国カイロプラクティック協会はそれに対し、シンの書きぶりは、まる...
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サイモン・シン著【代替医療解剖】の噓と間違いを証明するその18【エツァート・エルンスト】
ホメオパスにもかかわらず、ホメオパシーを否定する本を書いたエツァート・エルンストという人物。彼はなぜこんな奇々怪々な行為に及んだのか?答えはシンプル。『殺されたくなかったら、ホメオパシーを否定する本を書け!』とでも脅されたのでしょう。そうした例はいくらでもあります。9.11自作自演説の主要人物の1人であるスティーヴン・ジョーンズ(米ブリガムヤング大学教授)はある日、何者かから『自作自演説につ...
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サイモン・シン著【代替医療解剖】の噓と間違いを証明するその15【合理的な科学的思考】
【合理的な科学的思考】(前略)予防接種のおかげで、人を死に追いやる感染症を防げるようになった。糖尿病、虫垂炎など、かつて何百万人もの人たちの命を奪った死病も、今では治療可能な病気になっている。幼児死亡率は、かつてとは比較にならないほど下がり、痛みを効果的にコントロールできるケースも増えてきた。概して私たちの寿命は延び、より質の高い生活が送れるようになった。これらはすべて、合理的な科学的思考を...
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サイモン・シン著【代替医療解剖】の噓と間違いを証明するその13【レートリル】
【レートリル】抗がん剤として売られている天然物由来の治療薬に、《レートリル》がある。これは様々な天然素材のエキスで、アンズの核が使われることが多く、19世紀から薬として利用されてきた。当初この薬を支持していた人たちは、レートリルはがん細胞に入り込み、そこで分解してシアン化物になることでがん細胞を殺し、腫瘍をやっつけるのだと言っていた。またそれとは別の反応過程として、レートリルは一種のビタミン...