エキサイトブログ

いかに愛国心を燃やせど蒙昧なれば――小栗虫太郎「ナポレオン的面貌」④

小栗虫太郎「ナポレオン的面貌」より④ライスキーの悩みは、いかに愛国心を燃やせど立ちあがり得ないような、当時のポーランドの蒙昧（もうまい）たる有様である。百年にもわたる帝政ロシアの桎梏（しっこく）下に、第一、ポーランドは教育をうばわれていた。トルコ、ギリシアからはじまってこのポーランドに終る、東欧をつらぬく未開民族（サヴェージ・ユーロープ）の一つとして、どう贔屓眼（ひいきめ）にみようがこの文化...

戦争は女・子どもを人身売買・性産業のえじきにする

ウクライナ戦争のニュースが刻々と流れてくる。戦争こそ、人間の尊厳を踏みにじり、福祉・医療を奪いとり、環境を根こそぎ破壊しつくす。その地獄に目をそむけたくなるが、目をそむけてはならない、と今日もニュースを見る。ウクライナ人が最も多く逃れている地はポーランドのクラクフだという。そのクラクフを3年前の春訪れた（下の写真）。上品で魅力的な街だった。そのとき世話になったクラクフ女性センター所長のフェイ...

一足早く・・・

朝から雨。少しだけ冬に逆戻り。ウォーキングもままならないので、広い店内をウォーキング代わりに歩こうと、西宮の大型ショッピング・モール、「阪急西宮ガーデンズ」へ。どう咲かせたのか、どこから持ってきたのか、ロビーには満開の「ソメイヨシノ（染井吉野）」が置かれ、そこだけは、一足早く桜の季節。ニュースは連日、ロシアのウクライナへの侵攻の深刻な状況と、ウクライナ人の隣国ポーランドへの避難の様子を伝えて...

本日のポーランドの切り売りケーキ

結局P太は、地元のポーランド食料品店のケーキを、常に大きなサイズで買って来るようになりました。その方が、割安だからです。いつも二種類で、夫婦二人で四日間に分けて食べ切ります。何せ切り売りなので、盛り付けも大雑把で(それは私のせい?w)華はありませんが、何せ切り売りだから、お店でサンドウィッチを入れるようなプラスティック・ケースに入れられただけのケーキを、バックパックにガゴンと突っ込んだままで...

憲法便り＃６２２８：ウクライナ避難民 戦火から逃れて；子どもの笑顔だけでなく、母親からも笑顔が消えた！安心できる場の確保こそ必要！ポーランドからルポライター丸山美和さん報告を紹介します！

２０２２年３月１３日（日）（憲法千話）憲法便り＃６２２８：ウクライナ避難民 戦火から逃れて；子どもの笑顔だけでなく、母親からも笑顔が消えた！安心できる場の確保こそ必要！ポーランドからルポライター丸山美和さん報告を紹介します！２０２２年３月１３日（日）付『しんぶん赤旗』日刊紙第１面を引用しました。

音楽劇場のそのセンス

（承前）シュトッツガルトの劇場では公演前に支配人ショーナーと作曲家のネヴスキーが合唱団を背にして舞台袖に出てきた。ウクライナ侵攻に関する挨拶だと思ったが、まず最初に陽性により欠場する歌手に関して断りがあった。特に重要なのは、主役のボリス・ゴドノフを陥れる腹心のシュイスキー侯爵役の変更だった。そこには週末に日本でも話題になっていたヴァルシャワでの新制作「ボリスゴドノフ」出演役だったマクシム・パ...

「無力ではないのです」

月曜日は4キロをじっくり小一時間かけて歩いた。靴に足は入るのだが、下から突き当たるように、足の疲れが残っていた。金曜日に同じぐらいの距離を走って上っただけだったが、矢張り具合が悪くなっていた。ゆっくり歩くことにしても急斜面を上ると足を十分に使えずにふらふらした。荷物無しでこれであると思いやられる。結局右足だけで歩こうとするとバランスが崩れて苦しかった。しかし歩いた後は歩く前よりも足が解れた感...

本日のポーランドの切り売りケーキ

いつもポーランドの切り売りケーキを買う地元の東欧食料品店で、最近ようやく英語(念の為私の下手な英語ではなくネイティブのP太の英語だよ)が通じるようになり、希望した通りの量が買えるようになりました。しかし、少量買うよりも多く買ったほうがずっと割安なのが分かり、結局大きなパックで買っています。ケーキが並ぶショーケースには、名前も無ければ値札も一切ない為、一体どう言う計算なのか、種類に寄って値段が...

憲法便り＃６０８２：ハンガリー野党共闘が与党と接戦；総選挙まで２カ月、６党の合意書と共通政策に注目！

２０２２年２月４日（金）（憲法千話）憲法便り＃６０８２：ハンガリー野党共闘が与党と接戦；総選挙まで２カ月、６党の合意書と共通政策に注目！２０２２年２月４日（金）付『しんぶん赤旗』日刊紙第６面を引用。←支持者と写真撮影をする野党連合「ハンガリーのための統一」の首相候補マルキザイ氏（右）＝２０２１年１０月、ブダペスト（ロイター）

本日のポーランドの切り売りケーキ

本来、イギリスの一年で最も楽しみの少ない気の滅入る1月。更に元々食の楽しみが少ない国なので、せめて地元の東欧食料品店で売っている切り売りのポーランド・ケーキぐらい味わったって、バチは当たらないだろうと自分に一層甘くなります(…結果、一層肥え太るｗ)。今日の選択は、左:チーズ・ケーキ、右：チョコレート・ケーキです。チーズ・ケーキは、御馴染みポーランド特製のフレッシュ・チーズ「トファルク」を使用...