"指揮はタルモ・ペルトコスキー" の検索結果 590 件

  1. ニューヨークタイムスの耳

    ニューヨークタイムスの耳

    カーネーギーホールでの三日間に批評がニューヨークタイムスに載っているようだ。プリントで14日付けらしい。一番興味深い記載は、初日よりも三晩目の方が大分よくなっているということである。先ず初日のマーラーの七番について、六年前の前任者ラトル指揮が最後のアメリカ公演でのプログラムとしていたことから、それとの比較となる。そのラトル指揮は表現意欲満々で屡これ見よがしにまたは発し発しであったが、ペトレン...

  2. そこから学べる音楽会

    そこから学べる音楽会

    (承前)夜中にニューヨークからのライヴを聴いた。流石にヘッドフォーンで聴いた。未明二時から四時頃に掛けては最も眠い時間帯である。数時間前にベットに入ったが寒かったので泡風呂に入ることにした。右足の親指の関節がフランクフルトから帰って来てから調子悪く、走るどころか歩行さえ不自由になっていた。だから風呂は良かった。これも夜更けなので水を流さずに静かに入っておいた。放送が始まる半時程前からタイマー...

  3. オール回旋からの主題

    オール回旋からの主題

    (承前)第七交響曲の作曲過程は興味深い。先ずフィナーレが先行して創作されて、中間の夜の音楽を書き、最後の第一楽章となっている。ルツェルン音楽祭でもこの冒頭楽章は最も聴き甲斐があった。実際に作曲家は七転八倒していたのが伝えられている。最も知られるエピソードは導入部となっていて、1910年に手紙に本人がアルマ・マーラ―に書いている言葉が有名だ。「ドロミテへといつものことを繰り返すまで、この夏も無...

  4. 一先ずガラガラの席を

    一先ずガラガラの席を

    メトのバーデンバーデンでのガラ公演の席を確保した。来夏の事なのであわてることはなかったが、おいしい席は先ずは手を付けておいた方がいい。席の幾つか違い位は固定しておらず、昨年と今年では少しずらしている。昨年試したみたよりも少しでも良いと考えるからだ。勿論オペラ公演と演奏会では視界も音響も変わる。しかし、共通した面もあって、特に視角などは変わってくる。以前からそれ程システマティックではないのだが...

  5. プロット変換で主客転換

    プロット変換で主客転換

    (承前)「可笑しな劇」の制作への反響は大きい。大絶賛もある反面、最も厳しい評がフランクフルターアルゲマイネ紙に載っている。書き手は、ミュンヘンやらヴィーンなどを担当している人だと思うがあまり知らない。特筆すべきは、ルイーズ・アドラーの歌唱だけだったとしている。先ずは、アンドリュースの演出に駄目出しをする。抑々モーツァルトの「愛の学校」の複雑さの前提にあるものを唱えるようだが、全然分かっておら...

  6. 苦みの残る「愛の学校」

    苦みの残る「愛の学校」

    本シーズン始まりの生中継を観た。ミュンヘンから新制作「コシファンテュッテ」だった。珍しく多くの時間をモニターの前で過ごした。それでも音を聴いてちらちらと様子を観ていただけであるが、劇場効果は伝わった。先ず音楽的には成功していた。現音楽監督が指名されたその一つの根拠として、前任者、前々前任者のキリル・ペトレンコとズビン・メータの二人ともが三大氏神で成功していなかったからだ。それをして、BRのノ...

  7. 週明け朝一番の電話

    週明け朝一番の電話

    来年のティケットを何枚か購入した。バーデンバーデンとハイデルベルクである。復活祭の時期のハイデルベルクでは春の音楽祭が開かれていて、前者はベルリナーフィルハーモニカーによるスーパーオパー、それに対して後者はピアニストのイゴール・レヴィットが主体になる室内楽音楽祭となっている。そこに歌唱のセミナーなどが絡んで、弦楽四重奏の音楽祭と歌唱の演奏会も加味される。ティケットはコロナ時期に購入していたの...

  8. 蘇生のボストンサウンド

    蘇生のボストンサウンド

    英国の世界的なオペラハウスの音楽監督にチェコのヤクブ・ヒュルサが選ばれた。2024年の新シーズンからロンドンのコヴェントガーデンで采配を振るう。現在の音楽監督パパ―ノはミュンヘンにくる話も合ったのだが、交響楽団を振りたいとして断っていて、恐らくアンドリス・ネルソンズやらへの打診はあった筈なのだが、期間延長したパパーノを継ぐことになる。この指揮者は、日本の管弦楽団などを振っていてそこでは有名ら...

  9. 猫も招くコンニチワ

    猫も招くコンニチワ

    土曜日は久しぶりに日本の生中継を聴いてみた。先頃試したVPNを使った。結果からすると不安定で時間制限もあったのだが用は足りた。タブレットなどでの使用はとても簡単なのだが、音楽ファンなどが目論む高品質の録音とか録画とかには向かない。そこでエミュレーターを使ったのだが、安定録音等にはもう少しいろいろと試してみる必要がある。また夜中にはボストンからの生中継があったのでこれも先日旅行用に構築した携帯...

  10. YouTubeで演奏会紹介

    YouTubeで演奏会紹介

    一挙に12月のミュンヘン行の準備である。宿泊棟は準備してあるのだが、まだ入場券が揃っていない。特に入手困難なものではない筈だが、予算を定めると中々希望の席が入るかどうかは分からない。昨年のようになにがなんでもというのとは違って、予算の上限を決めたい。元々座席指定に予算は余り立てない。理由は価値があるかないかだけにしか興味がないからで、高価であってもその価値があるかどうか、たとえ安くても価値が...

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