"炭焼き/くどさし" の検索結果 145 件

  1. 炭焼き入門講座(6)窯入れいかにぎっしりと詰められるかが腕の見せ所

    炭焼き入門講座(6)窯入れいかにぎっしりと詰められるかが腕の見せ所

    窯木数の確認、「標本木」と呼んでいる窯木10本の選定と、寸法や重さの測定。窯の乾燥、木酢液回収システムの点検、炭焼きで使う道具類、治具類、計測器などの点検動作確認など、入念な準備をして、炭焼き初日を迎える。炭焼きの初日、「窯入れ」は安全祈願の神事から始める。これから始まる炭焼きを安全に、そしていい炭が焼けるようにと、参加者一同、手を合わせ、頭を垂れる。窯入れの作業は、窯木を、太さ毎(特太、太...

  2. 炭焼き入門講座(5)科学的アプローチが炭焼きマイスターへの道だった

    炭焼き入門講座(5)科学的アプローチが炭焼きマイスターへの道だった

    森林ボランティアクラブを立ち上げ、「炭焼き」を引き継いでから9年、前の炭焼きは、良炭率97%という今までで最高の出来栄えを記録した。これは、100本入れた窯木のうち、97本が形が崩れず、菊炭となって出てきたということを意味している。まだまだ奥が深く研鑽が必要だが、何とか「菊炭を焼く」技術の習得という目標地点まで、なんとかたどり着けた。思い返せば、炭焼きを始めたは10数年前、その頃、炭焼きに関...

  3. 炭焼き入門講座(4)炭焼きの原理は炭の方程式から導き出される

    炭焼き入門講座(4)炭焼きの原理は炭の方程式から導き出される

    この日も「クヌギ(椚、橡)」の伐採、窯木作りです。紅葉が一段と鮮やかになってきました。そして、「炭焼き入門講座(4)」です。ごくごく簡単にわかりやすく「炭焼きの原理」を説明しようと思います。炭の方程式は「木=炭+煙(水分、有機成分)」という式直せます。言い換えると、「炭=木ー煙」という単純な方程式であらわされます。すなわち、高温化で、「木」から含まれている成分を「煙」として取り除いてしまえば...

  4. 炭焼き入門講座(2)クヌギをどう育てている

    炭焼き入門講座(2)クヌギをどう育てている

    立派な「台場クヌギ」ですね。川西市の中心部、「キセラ公園」にある黒川地区から移植された「台場クヌギ」です。一体、樹齢は何年ぐらいでしょうか。炭焼き入門講座第2弾は、「クヌギをどう育てている」です。江戸時代の文献で、「一庫一番、佐倉が二番」といわれた「一庫炭(池田炭)」の原材料の「クヌギ」を育てる話です。木であれば、どの木でも「炭」になりますが、古来より、炭材は、中国が原産地とされる「クヌギ(...

  5. 始まった・・・

    始まった・・・

    鮮やかに色づいた「クヌギ(椚、橡)」の高木を伐り倒す。今日から始まったのは、年が明けたら行われる、菊炭を焼く炭焼き用の窯木の準備。今回も、二窯を予定しているので、一窯あたり約500本、約1,000本の窯木を2カ月かけて準備しなければならない。かっては、地元の里山だった台場クヌギの再生林から、必要な分は調達できていたが、近年、鹿の食害に遭って、かなりの数の株が死滅。できるだけ「台場クヌギ」を温...

  6. 窯くべ ~ 原木は重いの

    窯くべ ~ 原木は重いの

    窯くべの最終段階、細い原木を炭窯の手前のほうにくべているところです。フォークリフトに積んである原木を夫に手渡しています。この手前にくべる原木、炭窯にくべる原木の中では最も細いのですが、だいたい8キロくらいあります。太い木だとこんな感じとか。何10キロあるのか知りませんが、体勢を変えるとき、体幹を意識していないと振られて倒れそうになります。前回のブログにも書きましたが、ホントに1本1本の仕事な...

  7. 1本1本

    1本1本

    昨日、原木を1本1本投げて積んで下ろして並べて運ぶと書きましたが、1本1本投げて積んで下ろして並べてするのは原木以外の雑木も同じです。雑木山のうち、備長炭の原料となるアラカシ(宮崎県の備長炭はアラカシが原料です。紀州、土佐の備長炭はウバメガシを原料としています)が多く生えている山を樫山と呼びます。炭焼きは良さそうな樫山を選んで伐採権を購入し伐採するわけですが、樫山には樫だけ生えているわけでは...

  8. いろいろ作成中

    いろいろ作成中

    火上げをしながら、ボンゴの荷台に角パイプを張り付けておりました。巻落としをしやすくするための工夫だそうです。巻落としというのは、材をワイヤーでまとめておいてから、いっぺんに全部下ろすやり方のことです。1本1本、荷台から下ろすのは手間ですから。手間ですからといいつつ、うちの村の炭焼きの多くは、山で伐採した炭木を1本1本軽トラに積んで炭窯まで運び1本1本下ろす、ということを繰り返しております。8...

  9. 生活の場としての雑木山

    生活の場としての雑木山

    たとえば、「マキは万年、カヤ限りなし」(マキもカヤもすごく長持ちする材だから家の土台にしたり、敷居にしたりした。たいがいの人の山には家の建て替えに備えてマキやカヤが植えてある)とか、栗の木は腐りにくいから柱にするとよいとか、松は粘るから梁に使うとよいとか、樫の幹のコブになった部分は丈夫だからカケヤにするとよいとか、ナマエの木は生のまま柄にできるとか、椎の若木の枝はよくしなるからダツ(炭俵)を...

  10. 6月生活の場としての雑木山

    6月生活の場としての雑木山

    10月16日に綾町で、「未来へつなぐ里山づくりシンポジウム」が開催される。綾町では、町民、イオン財団、宮崎大学などと連携して、新しい里山づくりに取り組み始めているのだそうだ。パネリストとして夫が参加することになり、正式な依頼の文書が6月に送られてきた。その「開催趣意書」のなかに、「里山が(略)単なる居住地の借景としての存在になりつつあります」とあって、いい得て妙の表現だなと思ったのだ。わたし...

31 - 40 / 総件数:145 件