"炭焼き" の検索結果 123 件

  1. 炭焼き準備を終える

    炭焼き準備を終える

    いつものことながら、炭焼き準備で一日大忙し。これで正月気分は完全に吹っ飛んだ。一年間使わなかったので、すっかり湿っている炭窯。昨日に続き、炭窯を乾燥させる。そして、昨年より3K対策として試作し、効果があった軽量セメント板製の熱遮蔽板の点検。それを炭窯に固定する粘土の採取と篩がけ。そんな複数の仕事をみんなで分担してこなす。タンクに溜まった水や木酢液を空にし、あらたに木酢液を回収する準備をする。...

  2. クヌギの伐採と窯木作りを終える

    クヌギの伐採と窯木作りを終える

    11月から始めた炭焼きのためのクヌギの伐採と窯木づくりをようやく終えた。最後は、「台場クヌギ」の伐採で締めたが、多分2窯分、約1,000本の窯木は準備できたと思う。かなり平均年齢が高い高齢化ボランティアグループだが、様々な皆さんの応援も頂きながら、天気にも恵まれ、事故もなく、無事窯木を用意できた。窯木は準備できたけれど、もうひとがんばりが必要。できた窯木を炭窯の前まで運ぶ作業である。細い窯木...

  3. 炭焼き入門講座(9)窯出し、待ち望んだその瞬間は

    炭焼き入門講座(9)窯出し、待ち望んだその瞬間は

    ずらりと並んだ窯から取り出したばかりの「菊炭」。いよいよ最後の工程、「窯出し」である。窯の内部の温度が十分冷えるまで待って、「窯出し」を行なう。焚口を覆っていた砂を取り除き、遮蔽板、トタン板を取り除くと、待ちに待った炭が姿を現す。あれだけぎっしりと窯いっぱいに詰めた窯木が、ここまで縮小して炭になっているのが、よくわかる。窯の中はまだ暖かいし、手に持った炭もまだ暖かい。この瞬間がまちのぞんだ感...

  4. 炭焼き入門講座(8)「蒸らし」から「くどさし」へキーワードは急がば回れ

    炭焼き入門講座(8)「蒸らし」から「くどさし」へキーワードは急がば回れ

    「菊炭」である。「菊炭」と呼ばれる所以は、断面が菊の花のような美しい文様になることからであるが、この文様も、樹皮の部分がちゃんと残っていてこその美しさである。この樹皮が剥がれず、きれいに残るように焼くことこそ、菊炭焼きの「極意」と言っていい。入念な準備をし、ぎっしりと「窯入れ」をしても、ここでしくじると、きれいな「菊炭」はできない。前にも述べたが、窯木は炭焼きの後では、体積で約1/2、重さで...

  5. 炭焼き入門講座(7)窯焚きただひたすらに薪を燃やし、蛇の舌を待つ

    炭焼き入門講座(7)窯焚きただひたすらに薪を燃やし、蛇の舌を待つ

    炭焼き二日目は「窯焚き」。朝8時から約8時間、ただひたすらに薪を燃やし、窯木が熱分解を始める温度、500~600℃まで、窯の温度を上げる。強い火力を得るために、薪は2年以上乾燥したものを使うと決めている。また一度に多くの薪を入れず、5~6本の薪で炎が最大になり、それを持続する。薪の配置や入れるタイミング、燠の始末などに「コツ」があり、この薪を燃やすのにも、それなりの技が必要である。初めは「バ...

  6. 炭焼き入門講座(6)窯入れいかにぎっしりと詰められるかが腕の見せ所

    炭焼き入門講座(6)窯入れいかにぎっしりと詰められるかが腕の見せ所

    窯木数の確認、「標本木」と呼んでいる窯木10本の選定と、寸法や重さの測定。窯の乾燥、木酢液回収システムの点検、炭焼きで使う道具類、治具類、計測器などの点検動作確認など、入念な準備をして、炭焼き初日を迎える。炭焼きの初日、「窯入れ」は安全祈願の神事から始める。これから始まる炭焼きを安全に、そしていい炭が焼けるようにと、参加者一同、手を合わせ、頭を垂れる。窯入れの作業は、窯木を、太さ毎(特太、太...

  7. 炭焼き入門講座(5)科学的アプローチが炭焼きマイスターへの道だった

    炭焼き入門講座(5)科学的アプローチが炭焼きマイスターへの道だった

    森林ボランティアクラブを立ち上げ、「炭焼き」を引き継いでから9年、前の炭焼きは、良炭率97%という今までで最高の出来栄えを記録した。これは、100本入れた窯木のうち、97本が形が崩れず、菊炭となって出てきたということを意味している。まだまだ奥が深く研鑽が必要だが、何とか「菊炭を焼く」技術の習得という目標地点まで、なんとかたどり着けた。思い返せば、炭焼きを始めたは10数年前、その頃、炭焼きに関...

  8. 炭焼き入門講座(4)炭焼きの原理は炭の方程式から導き出される

    炭焼き入門講座(4)炭焼きの原理は炭の方程式から導き出される

    この日も「クヌギ(椚、橡)」の伐採、窯木作りです。紅葉が一段と鮮やかになってきました。そして、「炭焼き入門講座(4)」です。ごくごく簡単にわかりやすく「炭焼きの原理」を説明しようと思います。炭の方程式は「木=炭+煙(水分、有機成分)」という式直せます。言い換えると、「炭=木ー煙」という単純な方程式であらわされます。すなわち、高温化で、「木」から含まれている成分を「煙」として取り除いてしまえば...

  9. 炭焼き入門講座(2)クヌギをどう育てている

    炭焼き入門講座(2)クヌギをどう育てている

    立派な「台場クヌギ」ですね。川西市の中心部、「キセラ公園」にある黒川地区から移植された「台場クヌギ」です。一体、樹齢は何年ぐらいでしょうか。炭焼き入門講座第2弾は、「クヌギをどう育てている」です。江戸時代の文献で、「一庫一番、佐倉が二番」といわれた「一庫炭(池田炭)」の原材料の「クヌギ」を育てる話です。木であれば、どの木でも「炭」になりますが、古来より、炭材は、中国が原産地とされる「クヌギ(...

  10. 始まった・・・

    始まった・・・

    鮮やかに色づいた「クヌギ(椚、橡)」の高木を伐り倒す。今日から始まったのは、年が明けたら行われる、菊炭を焼く炭焼き用の窯木の準備。今回も、二窯を予定しているので、一窯あたり約500本、約1,000本の窯木を2カ月かけて準備しなければならない。かっては、地元の里山だった台場クヌギの再生林から、必要な分は調達できていたが、近年、鹿の食害に遭って、かなりの数の株が死滅。できるだけ「台場クヌギ」を温...

21 - 30 / 総件数:123 件