"元、今村峰雄歴博" の検索結果 114 件

  1. 新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」166話~170話

    新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」166話~170話

    作今村翔吾絵北村さゆり170話吉野衆が先に掛かってきた、と岩玄房。多聞丸は、灰左が黙っていないとわかっていてお前らは南朝に仕掛けたのだ、と言い返す。岩玄房は楠木党に関りがないだろうと言い、助けを求められた、と多聞丸が言う。そうやって言い合う二人の距離は一間ほどで、他の者はみな緊張感をみなぎらせている。ここからどうするのか、多聞丸は考える。まだ他の吉野衆はどこにいるのかわからない。灰左自体、こ...

  2. あれっ、今村均大将の戦争総括?

    あれっ、今村均大将の戦争総括?

    【 今村均大将:愛国心について 】先日、「今村均 遺稿 随筆 愛国心について」を読んでみた。以下は、一部抜粋(その3)。なぜ戦争に敗れたのか敗戦の原因は数多くあげられよう。が、軍に関するもので特に反省を要する顕著なものは、次の四つである。その一は、軍中央部と各方面最高指揮官の不適正な信念と指導の間違いとである。高級者や中央部の幕僚などは、自分は大きな力を持っている者のようなうぬぼれ気分にとら...

  3. 新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」161話~165話

    新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」161話~165話

    作今村翔吾絵北村さゆり164話石掬丸は己の役割をよく解っているし大胆でもある。見張りの視線を集めていることを知りながら、石掬丸は颯爽と門へと向かう。多聞丸はこの時「行くぞ」と斜面を降りた。新兵衛、惣弥が続く。その最中に石掬丸が見事閂を外した。建物から出てくる数は早くも二、三十でまだ増え続けていて、松明が灯された。「厨の裏にいるぞ!」の声に、「弓を」と多聞丸は言うが新兵衛は首を横に振った。「無...

  4. あれっ、「教師の倫理綱領」?

    あれっ、「教師の倫理綱領」?

    【 昭和27年:教師の倫理綱領 】今村均大将の随筆にあった「教師の倫理綱領」を確認してみた。1.昭和27年教師の倫理綱領https://www.7key.jp/data/law/kyoushi_rinrikouryou.htmlまえがきこれまでの日本の教師は、半封建的な超国家主義体制のもとで、屈従の倫理を強いられてきた。日本の社会体制が、まったく違った観点から再建されなければならぬ今日、われ...

  5. あれっ、今村均大将の日教組倫理綱領への憤り?

    あれっ、今村均大将の日教組倫理綱領への憤り?

    【 今村均大将:愛国心について 】先日、「今村均 遺稿 随筆 愛国心について」を読んでみた。以下は、一部抜粋(その2)。はじめに次に綴り記したものは、放送を聞きながら、それらの会に出席した人たちに会えたなら「老人の私は、こんなに思っている」と語りたいと感じたものの幾つかである。国家の価値と愛国心北海道の学生の一人は、「国を、どう愛するかと申されても、愛する価値を見出せない今の日本を、どうして...

  6. 新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」156話~160話

    新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」156話~160話

    作今村翔吾絵北村さゆり160話出された時は惣弥は振り返れなかったのだ。門があるのだろう、と次郎がいい、身を低くして少しずつ進む。すると擂鉢状の窪みが眼前に広がった。そこには建物が幾つか並び、黒木の柵がめぐらされていた。東西の両脇に櫓も二つあったが、自分らのいる西と東は人が降りられるので警戒しているのだろう。南側は崖、北側は丘で、惣弥はそこを上らされたのだ。塒が北向きなのは大和路に出るのに都合...

  7. あれっ、今村均大将の愛国心?

    あれっ、今村均大将の愛国心?

    【 今村均大将:愛国心について 】幽囚回顧録 (中公文庫) の内容紹介インドネシアの軍政下で自治を認め、ラバウルでは自給自足を実現し、リベラル派で知られる軍人が理不尽な戦争裁判に立ち向かう。オランダ法廷では無罪になったが、オーストラリアの法廷では禁固10年が宣告されていたため、巣鴨プリズンに移送されたが、部下と命運をともにしたいとマヌス島の刑務所に残留した。部下と命運をともにしたいとマナス島...

  8. 新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」151話~155話

    新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」151話~155話

    作今村翔吾絵北村さゆり155話幾ら金毘羅党が強大でも、物流の仕事をしていて見張りを立てる余裕はないだろうしし、無暗に踏み込む奴がいるとも思えないので、見張りの必要はない。余所者が入れば報せる仕組みがある程度だろう、と多聞丸が言う。一同、「際」だと見極めたあたりで馬を並べた。ここからは徒歩で行く。切り株に繋がれた香黒が鼻を鳴らした。除け者にされた気分なんだろう。多聞丸は、他の馬を落ち着かせてく...

  9. 新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」146話~150話

    新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」146話~150話

    作今村翔吾 絵北村さゆり150話金毘羅義方が今は八十五歳くらいだとすると今なお現役なのかは疑わしい。しかも内部の者の大半が義方を見たことも声を聞いたこともないというのだ。義方はすでに死に、別の者が頭になっていて「国中無双の大悪党」の看板だけをを利用しているのでは、という噂もあった。だとすれば、誰が金毘羅義方なのかを探ろう、という新兵衛に多聞丸は首を横に振る。「いや、義方はいるだろう。父上が会...

  10. 新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」142話~145話

    新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」142話~145話

    作今村翔吾絵北村さゆり145話吉野衆は28人捉えられ、打擲されて吉野衆の仕組みや、南朝について知る限りのことを尋問された。が、銭を吐き出させるのが一番の人質の使い道だと判断したのだろう。今朝、十日以内に吉野衆の全ての財を運ぶこと、一日でも遅れれば一人残らず殺す、と惣弥を解き放ったという。しかし惣弥は銭を出しても恐らく殺されると判断。しかし残った吉野衆が行ってもおそらく敗れる。多聞丸ならやれる...

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