"小説推理" の検索結果 3306 件

  1. 黒ねこの黒

    黒ねこの黒

    黒ねこの黒が見つかった。多分。雨が激しく降った後の暗闇の奥で。そこは、黒が、三匹産んだばかりの時に、一匹だけ毛色の違う灰色と白と黒がグラデーションのように混ざった黒の娘のミーちゃんとそっくりな赤ちゃん猫を隠しにやってきた茅葺屋根の玄関の近くであった。産湯につかれそうなほど湯が溢れてきていた、生暖かい子宮から流れ出てくる羊水の行き着くところのような暗闇の奥で。残された二匹の子猫は黒ねこであった...

  2. 『半分、青い。』漫画家編が終わったらしい

    『半分、青い。』漫画家編が終わったらしい

    漫画家編…本編を見ていて画面に思わずツッコミ入れた場面がある。スズメが高校生のときに描いて秋風センセに見せにいった『神様のメモ』という作品のラストシーン?55歳のリツとサヤが出会うというエピソードだが、スズメが描いた55歳のサヤはひっつめ髪にツッカケ、リツは軽く腰が曲がり、杖まで持っている。そりゃ確かに、老化現象には個人差があるだろう。しかし…今どきの55歳って、あんなんちゃうやろ!そりゃ、...

  3. 黒い犬

    黒い犬

    黒い犬ついてきていた逃げもせずそこにきていた亡き人もまた

  4. 獣の奏者 外伝 刹那

    獣の奏者 外伝 刹那

    この本も何年も積読にしていました…。獣の奏者 外伝 刹那上橋菜穂子 / 講談社、講談社文庫 / 2013 (単行本は2010)エリンと結婚したイアル。エリンとイアルはカザルムにおり、エリンは出産の真っ只中。陣痛が弱く、なかなか生まれようとしない。イアルは子どもが生まれるのを待ちながら、エリンとのなれそめを思い出す…「刹那」貴族のコルマ家の長女のエサル。貴族の女性らしい暮らしに馴染めず、貴族の...

  5. 浅田次郎「流人道中記」

    浅田次郎「流人道中記」

    読売新聞朝刊で、7月1日から浅田次郎の新聞小説「流人道中記」が始まった。楽しみに読み始めたのに、今日第3回をはやばやと読み忘れた。これまで新聞小説を読むという習慣ができていないからだろう。夜になってから気づいて新聞を探した。新聞は週に一度処分するため、ラックに入れて保管しているが、見あたらない。ようやくタマネギの入ったプラケースの下敷きに、今日のその新聞を使っていたのを見つけて、小説のページ...

  6. かたやま和華「笑う猫には、福来る」

    かたやま和華「笑う猫には、福来る」

    先月読んだ本。今年の8冊目。猫の手屋繁盛記シリーズ5作目。淡雪の毛皮に覆われた体、松葉の形のひげ、ミツウロコ形の耳に、ひんなり長いしっぽ。限りなく猫に近い姿をしていても、近山猫太郎宗太郎はれっきとした武士。訳あって、今は長屋に暮らし、よろず請け負いの猫の手屋をしている。その長屋に、猫太郎宗太郎が人の姿だった頃の(いや、今でも)許嫁、琴姫がやってきた。琴姫に対しては、猫太郎宗太郎は修行の旅に出...

  7. 「羊と鋼の森」

    「羊と鋼の森」

    宮下奈都の「羊と鋼の森」を読みました。「弘」で会った時に元テレビディレクターOさんから頂いた中の1冊で、宮下奈都? 松下奈緒?という感じで全く予備知識なく、映画化されたのも知らずに読んだけど、とても良かった。なるほど本屋大賞をとるだけのことはありますね、良い作品に出会わせてもらいました。ピアノ調律師として音と向き合い、成長していく青年を描いた、「舟を編む」や「神去なあなあ日常」にも通じるお仕...

  8. 小説大賞 #544

    小説大賞 #544

    うっす!みんなげんき?俺も元気だぜ昨日完成した小説を小説大賞に応募した今回はじめて最初から終わりまで1作品小説という形で書き上げたわりと興味深い内容にはなっているかと思うが文章表現はまだまだだろう数年後読んだらこれはだめだろ~と笑えるくらいにこれから上達していくとイイよなまとりあえず一歩前進したま何にでも言えることだが小説も書けば書くだけ上達していくかと思うので今後は短編をいくつか書いて筆力...

  9. 「火花」が気になる!

    「火花」が気になる!

    お笑い芸人の話ですから、ナンセンスなギャグがいっぱい登場します。これが、ここ2年間読み続けてきた、メタファー小説と、きわめてよく似ているのね。谷崎(志賀や川端の代筆含む)や深沢や源氏鶏太(三島の代筆)、そして大御所、村上春樹さんの小説です。言っちゃうと、元祖は「源氏物語」。これらの特徴は、回収されない伏線です。それこそが「裏の意味」を表している。その延長で「火花」を読んだものだから、いちいち...

  10. 無伴奏ソナタ [新訳版]

    無伴奏ソナタ [新訳版]

    あらすじを読んで気になって、しばらく前に買って、積読にしておいた本です。そろそろ読もうかなと。無伴奏ソナタ 新訳版オースン・スコット・カード:著、金子浩、金子司、山田和子:訳/早川書房、ハヤカワ文庫SF/2014異星人に攻撃されている地球。11歳のエンダー・ウィッギンズはバトル・スクールの指揮官。竜(ドラゴン)隊を率いている。指揮官たちの中では最年少だが、戦闘では連戦連勝、成績はずば抜けて優...

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