"キネマ旬報" の検索結果 765 件

  1. 森鷗外の『知恵袋』:『人の身の上(他人の噂話)』

    森鷗外の『知恵袋』:『人の身の上(他人の噂話)』

    ~森鷗外の『知恵袋』:『人の身の上(他人の噂話)』~森鷗外の『知恵袋』小堀桂一郎著者:森鷗外訳・解説:小堀桂一郎発行:講談社≪≫≪森鷗外の『知恵袋』:『人の身の上(他人の噂話)』≫他人の身の上の噂話に耳を貸してはならない。また自らそれを口に上せてはならない。誰それが着るものが贅沢だの粗末だの、食べる物が奢っているの質素だの、睡眠時間が多いの少ないの、外出がちであるとか家にこもりがつであるとか...

  2. 森鷗外の『知恵袋』:『後言(しりうごと)・陰口について』

    森鷗外の『知恵袋』:『後言(しりうごと)・陰口について』

    ~森鷗外の『知恵袋』:『後言(しりうごと)・陰口について』~森鷗外の『知恵袋』小堀桂一郎著者:森鷗外訳・解説:小堀桂一郎発行:講談社2004.7.20第30刷発行≪森鷗外の『知恵袋』:『後言(しりうごと)・陰口について』≫人のいないところでその人の欠点とか弱点を話題にするものではない。そうゆう話を喜んで聞くのは心の癒しい人間に限る。地位の高い人のなかにも案外そういう人が居る。しかい汝が他人の...

  3. 森鷗外の『知恵袋』:『知ったかぶり』(『愚見数則』)

    森鷗外の『知恵袋』:『知ったかぶり』(『愚見数則』)

    ~森鷗外の『知恵袋』:『知ったかぶり』(『愚見数則』)~森鷗外の『知恵袋』小堀桂一郎著者:森鷗外訳・解説:小堀桂一郎発行:講談社2004.7.20第30刷発行≪森鷗外の『知恵袋』:『知ったかぶり』(『愚見数則』)≫嫌味を去れ。知らぬことを知ったかふりをした人の上げ足を取ったり、嘲笑したり、冷評したり、するものは嫌味が取れぬ故なり。人間自身のみならず、詩歌俳諧とも嫌味のあるものに美しきものなし...

  4. 森鷗外の『知恵袋』:『親疎の利害』

    森鷗外の『知恵袋』:『親疎の利害』

    ~森鷗外の『知恵袋』:『親疎の利害』~森鷗外の『知恵袋』小堀桂一郎著者:森鷗外訳・解説:小堀桂一郎発行:講談社2004.7.20第30刷発行≪森鷗外の『知恵袋』:『親疎の利害』≫交際相手の人には敬意を以て対し、つねに手厚く遇するというのはもちろんよきことであるが、さて平生極めて親しくつきあっている相手にはなかなかこうした待遇はできず、常には疎遠にしている相手に限って敬意と厚遇とを捧げる場合が...

  5. 森鷗外の『知恵袋』:『打明くると隠すと(心を打明けることの限界)』

    森鷗外の『知恵袋』:『打明くると隠すと(心を打明けることの限界)』

    ~森鷗外の『知恵袋』:『打明くると隠すと(心を打明けることの限界)』~森鷗外の『知恵袋』小堀桂一郎著者:森鷗外訳・解説:小堀桂一郎発行:講談社2004.7.20第30刷発行≪森鷗外の『知恵袋』:『打明くると隠すと(心を打明けることの限界)』≫私事を他人に打明けることが度を過ぎてはならないし、他方また常に隠し事をしているように見えるのもよくない。で、独り負うべき荷(泣き言を人にもらすな)で、他...

  6. 森鷗外の『知恵袋』:『衣服(服装)』

    森鷗外の『知恵袋』:『衣服(服装)』

    ~森鷗外の『知恵袋』:『衣服(服装)』~森鷗外の『知恵袋』小堀桂一郎著者:森鷗外訳・解説:小堀桂一郎発行:講談社2004.7.20第30刷発行≪森鷗外の『知恵袋』:『衣服(服装)』≫衣服は不相応というのがよい。自分の地位に、財政状態に、また時の流行にもほどほどに見合ったのがよろしい。地位に不相応ほど凝った服装をするのも、或いはあまり粗末にすぎるつくりも、自己の財力をこえるほどの贅沢をするのも...

  7. 森鷗外の『知恵袋』:『自ら定る価(自分の評価を決めるのは自分だ)』

    森鷗外の『知恵袋』:『自ら定る価(自分の評価を決めるのは自分だ)』

    ~森鷗外の『知恵袋』:『自ら定る価(自分の評価を決めるのは自分だ)』~森鷗外の『知恵袋』小堀桂一郎著者:森鷗外訳・解説:小堀桂一郎発行:講談社2004.7.20第30刷発行≪森鷗外の『知恵袋』:『自ら定る価(自分の評価を決めるのは自分だ)』≫一人の人間の価値は他人によって傍から決めてもらうべきものではない。その人自身が自分で定めるものである。ただこの原則は悪用すると意外な弊害をもたらすことが...

  8. 森鷗外の『知恵袋』:『稠人(ちゅうじん)中の不行儀』

    森鷗外の『知恵袋』:『稠人(ちゅうじん)中の不行儀』

    ~森鷗外の『知恵袋』:『稠人(ちゅうじん)中の不行儀』~森鷗外の『知恵袋』小堀桂一郎著者:森鷗外訳・解説:小堀桂一郎発行:講談社2004.7.20第30刷発行≪森鷗外の『知恵袋』:『稠人(ちゅうじん)中の不行儀』≫公衆が多勢相会している所では、挙措進退にも特別の注意が要る。そうした場での不躾けなふるまいは多勢が一斉にそれをやっていたら収拾のつかない混乱に陥るものだが、たまたま一人ぐらいがそれ...

  9. 森鷗外の『知恵袋』:『慌てざること(咄嗟の対応)』

    森鷗外の『知恵袋』:『慌てざること(咄嗟の対応)』

    ~森鷗外の『知恵袋』:『慌てざること(咄嗟の対応)』~森鷗外の『知恵袋』小堀桂一郎著者:森鷗外訳・解説:小堀桂一郎発行:講談社2004.7.20第30刷発行≪森鷗外の『知恵袋』:『慌てざること(咄嗟の対応)』≫★臨機応変の処置ということがある。近世の言葉でこれを俗に「早速」(さそく)と言った。急場の機転のことである。機転ができるのはその人の性格によることで、もう少し細かに言うと、性格の中に生...

  10. 森鷗外の『知恵袋』:『秘密(秘密の漏洩)』

    森鷗外の『知恵袋』:『秘密(秘密の漏洩)』

    ~森鷗外の『知恵袋』:『秘密(秘密の漏洩)』~森鷗外の『知恵袋』小堀桂一郎著者:森鷗外訳・解説:小堀桂一郎発行:講談社2004.7.20第30刷発行≪森鷗外の『知恵袋』:『秘密(秘密の漏洩)』≫おおぴらには言えないことですがね・・・・、君にだけは打ち明けて言いますが‥‥等々、これは世間一般に秘密漏洩ということの起こる場合の決まり文句である。誰やらの言った話に、警察の監視で秩序を保っていた国が...

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