"ウォレス・ルーニー" の検索結果 57 件

  1. そうだよ、僕達ウォンバット

    そうだよ、僕達ウォンバット

    茶臼山動物園で暮らすウォンバット、ウォレスさっき話したことなんだ最後の雪が解けていくすると出てくる地面のことだ雪解け水がたっぷりと染み込んだそんな地面が見えてあれからどれくらい一番上の小高いところ底に穴を掘ったんだ掘って繋げてトンネルだどうだい?ウォンバットらしいだろそうだよ、僕達ウォンバットモモコさんも穴を掘るのは好きだし得意そうだよ、僕達ウォンバット木には登れないけど代わりに穴を掘ること...

  2. スミレちゃんの声がする

    スミレちゃんの声がする

    茶臼山動物園で暮らすウォンバット、モモコあれだけ積もった雪も無くなる溶けて、解けあったかいライトの下で夢を見るお花畑を歩く夢スミレちゃんの声を傍で聞くスミレちゃんとのお話しは、30歳の日のお祝いみんなみんなが笑ってた笑ってたスミレちゃん、傍で見ていてくれてたかなんてウォレス君は何してる何をしているのか、私にはわかってる黙ってはいるけれどウォレス君は小さなお花を探してるそう、スミレのお花を探し...

  3. 雪解け、道具はもう必要ない

    雪解け、道具はもう必要ない

    茶臼山動物園で暮らすウォンバット、ウォレス雪はもうほとんど残ってないだろうあれだけ白い毎日もこうして新しい色だただ空だけは晴れたら青い、そのままにモモコさんは起きてるかい?わかってるいつもの寝息、聞こえてる外の空気、今日はそれほど冷たくない僕の庭に残る雪きっと溶けていきそうだ少し遅く来る春山の春ここでの春は最高だ陽射しは強めで温かくときおり吹く風、少し冷たく感じるよう春になる前、それは冬の終...

  4. 4年後の僕なのさ

    4年後の僕なのさ

    今日は30歳の誕生日モモコさんの誕生日素晴らしい日さ本当にね凄くいい香りがしていたよそれはもう本当にねなんだか楽しそうにしていてねそれは僕も嬉しくて眺めていたんだいつものように隣からおめでとうおめでとう僕もいつかは30歳とか言うのかないい香り大きなパンだいい香り本当にいい香りもしかしてもしかして僕にもそれをくれるのかい?最高だ美味しそう最高だ僕にもそれをくれるのかいあのオレンジ色は大きくたっ...

  5. 大きなパンでお祝いを

    大きなパンでお祝いを

    大きなパン大きなパンでお祝いを大きなパン30歳のお祝いを今までにたくさんたくさん食べてきた色々なパン、美味しいパンそんなモモコにお祝いを大きなパンでお祝いを30歳のお祝いをどこで食べよう、どこでお祝いちょうどこのへん、このあたり大きなパンだね今まで食べたどれよりもどうだろうこの大きなパンはどうだろう10月18日で30歳ウォンバットのモモコはこうして30歳お祝いだよ食べようよお祝いだよ写真を撮...

  6. 10月18日の朝

    10月18日の朝

    目が覚めたら賑やかに思い出したよ、今日はそうあの木が色づき出した頃、それは冬を感じる秋の日のモモコさんのそんな日だいつもどおりの朝みたい目が覚めたら気まぐれに歩く足音、変わらずのんびり思えば何年、秋を何度あの木は何度、色づいて散ってまた葉は茂るお天気、今はまだ晴れて今日を始める空になるいつもどおりいつもどおりいつもと違う日いつもどおり昔からのお友達臼の欠片は静かにそこで知ってるかい10月18...

  7. 僕は思い出したんだ

    僕は思い出したんだ

    ────遅く目覚めたあの日のことを僕は思い出したんだ朝もだけれど、晴れた日の夕暮れはいつでもそう眩しくてしかたがないなんだか眠い日もあるさそう、思い出している今も僕は眠いんだ頭の中には今までの今までの思い出とその日、その時、聞いた言葉思い出せば色褪せずぼんやりと思い出しはっきりと浮かぶようあの日は寂しかったんだあの日はね振り向けば今日の風景、今ある空と振り返れば今までの長い時間がどこまでも今...

  8. 今年のスミレ

    今年のスミレ

    雪が溶けてしばらくしたら僕は探す、小さなお花どこかにきっとそう、きっと咲いているね、揺れてるね僕らと動物園を見に来るお花さモモコさんが言っていた────モモコさんは長く眠っているようだ今日の風は気持ちがいいトンネルの中よりそう、外がいいもう少し、もう後少し待っていようモモコさんがそっと目を覚ますその時までを起こしてしまったら駄目なんだ夢が途中で終わってしまう夢の続き、また見られることも見るこ...

  9. 眠って起きて、耳から食べて、そして待っていたんだな

    眠って起きて、耳から食べて、そして待っていたんだな

    ────いつもの春僕はそう言うそうつぶやいているそうだ、あの日に僕は引っ越してもう何度目の春なのかいつもの春これが僕にとっての当たり前の春の日だ声が聞こえるどこかで声が隣の庭だなんだか久しぶりに聞く声の眠い僕らはどこかですぐにどこかで長く眠るよう食べ物のこと忘れてしまっていたりとね後にしようと考えたりもしたりして僕はいつもの丸太のトンネルなんだか変に目が覚めたさっきの足音この匂いそうだ、パン...

  10. 落ち葉の日

    落ち葉の日

    今日は賑やか、落ち葉の日秋の香りが庭からここへ、すぐ傍に時間になったらそのまま出てきて、人の傍今日は外へ出てくる日モモコはちょうど目が覚めていた茶臼山動物園の秋は秋に秋らしく色づく葉っぱ、風で舞い動物園中、秋色にウォンバット、モモコだけができることそれはこうして人の傍人の傍でモモコらしくできることバスケットの中、落ち葉がたくさん入ってる手をかけた、その次はなんだか楽しい落ち葉の日みんな笑顔で...

1 - 10 / 総件数:57 件