"キノボリカンガルー" の検索結果 186 件

  1. 夕暮れに

    夕暮れに

    ズーラシアで暮らすセスジキノボリカンガルー、タニ今日は何度も登った屋根の上夕暮れにまた上まで登る夕暮れに少し冷たい風になるそれは夜のもののよう陽射しの強さを振り返り何度も登った屋根の上見える景色は閉園前の動物園夕日の色がそのまま覆いかぶさるよう眠らなかった眠れなかった一日がやっと終わっていきそうで今日の夜空を考えるこれから見る夢のことを考える長い一日やっとやっとうるさいうるさい朝のことそれは...

  2. それ食べない、こんなの食べる

    それ食べない、こんなの食べる

    ズーラシアで暮らすセスジキノボリカンガルー、タニ美味しい葉っぱ落葉樹まだまだ茂ってこない時期少しお腹が空いたときちょっと悩んでぐるぐるとキノボリカンガルーは何食べる季節ごとに変わるものいつでもあるもの何食べる春の風がみんなの鼻をくすぐってのんびりさせたり急かしたり急に暖かくなってきたきっと急に暑くなる季節を何度も巡ってくれば誰より感じるここでの明日お腹は空いたでも選んでばかりじゃ食べられない...

  3. その眩しさで全部を隠してもらえるよう

    その眩しさで全部を隠してもらえるよう

    ズーラシアで暮らすセスジキノボリカンガルー、タニ外へと先に出ていたモアラモアラの声を裏で聞く人には聞き取ることできないそんなキノボリカンガルーの声を聞く眩しい光で世界は光るそこに強い風吹いて春と冬今日できっと移るようだと言う代わって外へと出てみれば確かにそうだ、風強いそしてその空、春の青そこから強くなりだしている紫外線たしかに春だ春なんだ季節が巡れば昼寝も外で外のほうが気持ちいいお花、木で咲...

  4. 秋の終わりに顔見せて

    秋の終わりに顔見せて

    ズーラシアで暮らすセスジキノボリカンガルー、モアラ秋の終わり今日が最後賑やかしいけど今日が最後寒くなった暖かい日この冬はどれだけ来るか今年はそうでもなさそうだなんてね最後だ最後明日から冬になる風は冷たく困ったものだでもそうだ星の数は夏より多い秋の終わりに顔見せてその顔その日その日のその顔で色々な顔よく見たら同じ顔同じ顔でもそれはその時々のたくさんの秋の終わりは雨上がりビワの花が咲いているそれ...

  5. 振り返れば色鮮やかな少し前

    振り返れば色鮮やかな少し前

    ズーラシアで暮らすセスジキノボリカンガルー、タニいつかのあの日、秋の日に振り返れば色鮮やかな少し前どこかの遠くのあの場所は、心と頭、静かにただ撫でていくどんな日でも、どんな時の出来事も次の朝を迎えれば次の季節と感じれば思い出へと変わってるどんなことでも、嬉しいこともどんなことでも、悲しいこともどんなことでもどんなことでもそうだよと秋のあの日の失敗は、わりと鮮明、覚えてる秋のあの日の失敗はあの...

  6. Taniという村

    Taniという村

    ズーラシアで暮らすセスジキノボリカンガルー、タニ冬の太陽、早足それとも近道か今は早く向こう側へ行くお昼を過ぎて少ししたらなんて思えばすぐに変わる青空、その色はTaniという村パプア・ニューギニアのどこかにあってそこから名前をもらったとTaniという村そこはどんな景色があって見上げてみたらどんな空行ってみたいかその村にキノボリカンガルーの仲間はそこにはもういないのかもしれない遥か海の向こうはど...

  7. 風吹いた、どこから吹いた、冬から吹いた

    風吹いた、どこから吹いた、冬から吹いた

    ズーラシアで暮らすセスジキノボリカンガルー、タニ寒くなってくる前にすぐに寒くなる前にやることがあるすることがあるしたいと思うことがある食べておきたい食べていたい食べたい食べたいビワの葉を今日はこれくらいだけ食べてる時間は長く長く一枚一枚美味しく長くあっというまに寒くなる冬が近いこのときが一番にそう感じれば朝が遅い、夕暮れ早いそれだけ夜が長くって一緒に嬉しく空気は澄んで雨の日減って嬉しくて星、...

  8. 冬が来るまで、きっとそう

    冬が来るまで、きっとそう

    ズーラシアで暮らすセスジキノボリカンガルー、モアラ過ごしやすい日々、いつまで続くあと少しきっとあと少しだけきっとすぐに寒くなる寒くなる朝の地面は冷たくてこうして時間が経たないと今はそう、もう大丈夫冬になればずっと冷たい一日中必要なんだ、陽の光そろそろのはずそろそろだ冬になれば終わるもの冬が来るまできっとそうきっとそう寒くなれば消えるもの無くなっていくもの終わること気持ちがいいこの季節それはど...

  9. 冬の風

    冬の風

    ズーラシアで暮らすセスジキノボリカンガルー、タニ外に出てしばらくすれば慣れてくるその日の天気に慣れてくる雲を抜けた光はどう身体にあたる風はどう今日の気分はどんなふうもらったものはどうして美味しい手で渡されたもの、それはどうして美味しいか冬の風が吹いている庭には今、吹いている秋の風とははっきり違う冬の風吹き出したら身体が冷える季節が進む景色が変わる自分自身も歳を取る秋から冬に冬から春につどつど...

  10. ここはどこかの動物園

    ここはどこかの動物園

    ズーラシアで暮らすセスジキノボリカンガルー、モアラ曇れば寒いと思う日に冬の足音、聞いたんだ早いのか、同じくらいか、遅いのかどこから聞こえてきたのかといつものように地面を探す日に日に緑は減っていく食べるものが無くなってでもここにはいつも食べるための葉っぱがあるここはどこかの動物園動物園の動物だいろいろな声動物達と人のもの優しく、時々うるさくとここはどこかの動物園僕はここで暮らしてるここで何度、...

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