"クルシェネク" の検索結果 33 件

  1. 名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その482

    名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その482

    個人的体験:ウクライナの人たちが、日本にも避難して来て、少し、生活にも慣れて来た頃だという。しかし、問題はそこから。落ち着いてみると、戦争は続いているし、恐ろしい日々を思い出すしで、そもそも、多くの人が、ウクライナを忘れていないか、という恐怖感もあると聞いた。先の大戦の予感の中で書き上げられ、しかし、戦争を前にしての不穏な空気の中、思う通りの上演には至らなかった、クルシェネクのオペラ「カール...

  2. 名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その481

    名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その481

    個人的経験:終戦の日前後には、様々な戦争関係資料が紹介され、かなり勉強になる。同時にウクライナから入って来るリアルタイムの情報が、そこに投影され、戦争というものの実体が、妙に多面的に実感できたりもする。昨夜のNHKのビルマ日本軍崩壊の話も味わい深かった。司令部は民間人まで軍人として防衛を任せながら、自分たちだけは国外脱出していた。完全に、自分勝手なロジックを作り上げて、めちゃくちゃな行動を取...

  3. 名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その480

    名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その480

    個人的経験:2022年の終戦記念日を迎え、ソ連の北方からの雪崩れこみや原爆投下の問題などがテレビ、新聞でも取り上げられ、考えさせられる事も多い。ウクライナで続く戦闘を、ソ連対日戦になぞらえるのも理解できるが、結局、力づくでやりあって来た結果が、現状だよね、と結論づけられてしまわないだろうか。今回の台湾を包囲した形での中国の軍事演習などは、それらにもまして、品位も尊厳もあったものではない、とい...

  4. 名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その480

    名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その480

    個人的経験:2022年の終戦記念日を迎え、ソ連の北方からの雪崩れこみや原爆投下の問題などがテレビ、新聞でも取り上げられ、考えさせられる事も多い。ウクライナで続く戦闘を、ソ連対日戦になぞらえるのも理解できるが、結局、力づくでやりあって来た結果が、現状だよね、と結論づけられてしまわないだろうか。今回の台湾を包囲した形での中国の軍事演習などは、それらにもまして、品位も尊厳もあったものではない、とい...

  5. 名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その479

    名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その479

    個人的経験:クルシェネク作曲の「カール五世」は、未だに評価の定まらぬ大作である。背負っているものが大きすぎて、持て余されている感じもある。全曲を収めたCDが登場したのが作曲されてから60年を超えてだったし、また、短縮されながらも録音されたものが、CDとDVDが一種類ずつ、という状況からもそれは想像できるだろう。登場人物もカール五世に関係した、歴史上の有名人物を、彼の母親、狂女ファナから、宿敵...

  6. 名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その478

    名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その478

    個人的経験:ナチス・ドイツに勝利した5月9日に勝利宣言をするべく、ロシアのプーチンは要衝マリウポリを制圧したと発表したが、実際には、兵糧攻めである。つまり、餓死者が出るのを、ただ待つ状況である。先の大戦とは異なり、全世界が、状況を把握して、事態の打開を望みながら、何もできないというのはいかなることか。大学生が、「ただ心配だという事に意味があるのか」といった投書をしているのを新聞で見たが、まっ...

  7. 名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その477

    名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その477

    個人的経験:ロシア黒海艦隊の旗艦「モスクワ」がウクライナ軍に撃沈されるという記事と、その反撃で再び首都が危ない、という二つの記事が同時に入ってくる情勢で、予断を許さない。また、首都キーウ近郊では、様々な惨状が明らかになった。残虐非道な作戦遂行が、いかにも組織的になされていることに、恐怖と憤りを感じるが、そんな気持ちがあっても、あるだけでは、何もできない、という無力感ばかりが実感される。クルシ...

  8. 名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その476

    名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その476

    個人的経験:超大国というものは、版図が大きい分、様々な人々が住み、それぞれの考え方や価値観の矛盾を、何らかの形で見えなくする工夫が必要なのであろう。最近の傾向を見ると、国威を発揚して、この国の指導者に従っていれば将来の生活が今よりもいいよ、というメッセージを出すことが、トレンドになっている。オリンピックや万博が成功した、といった、比較的穏便ながら、妙に押しつけがましい方法もあれば、あちこちの...

  9.  名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その475

    名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その475

    個人的経験:広大な領土を収めた大帝と言えば格好も良いが、独りよがりで迷惑な独裁者と、どこがどう違うのか。作曲が依頼された1930年の時点で、クルシェネクがオペラの題材に取り上げたカール五世を、台頭前夜のヒトラーに彼は、重ねて考えていたかどうか。ナチスが台頭したのは1933年とされるが、第1次大戦で敗戦国になった時、ヴェルサイユ条約で過酷な賠償責任を負わされ、多くの国土を失った時から、ドイツに...

  10. 名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その474

    名曲・名盤との邂逅:1.シューベルトの五重奏曲「ます」その474

    個人的体験:クルシェネクのオペラ、「カール5世」は、この作曲家の畢生の大作として知られ、また、12音技法で書かれた記念すべき最初の完成されたオペラなどと位置付けられるもの。近年になってようやく、再評価されるか否かのレベルまで、浮上して来た感じであろうか。作曲家の故国の先祖ともいえるハプスブルク王朝最盛期の君主を描く、ということは、迫りくる不穏な空気の中で、先の大戦(第1次大戦)が崩壊させたも...

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