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瀬戸内国際芸術祭2022

11月6日まで開催されていた瀬戸内国際芸術祭2022です。新潟の大地の芸術祭と並んで東西アートイベント二雄と言えましょう。新潟がコロナの影響で2021から2022に延期となり、両雄ならぶ稀有な機会となりました。瀬戸内の方が後発で、今回は5回目、春、夏、秋の三期に別れての開催でした。私は四回目の参加でしたが、初めて秋季のみの会場である本島、粟島、高島を訪れました。高松をベースに島を巡るのですが...

大地の芸術祭2022

かつて「越後妻有トリエンナーレ」と呼ばれ、2000年に開始、今回は八回目となる「大地の芸術祭」。本来は2021でしたがコロナ対策で一年遅れての開催です。ヴェネチアビエンナーレを筆頭に、カッセルのドクメンタ、アートバーゼルなどがアートの国際的なイベントとしてあげられますが、大地の芸術祭のユニークな点は、こうした海外のイベントが、作品本位で、国ごとだったり、あるいはアートの商業的な市場を意識した...

あいち2022

「あいち2022」 (7/30-10/10開催中)です。https://aichitriennale.jp/index.html愛知県主催の国際芸術祭で前回の2019年は慰安婦像を模した「平和の少女像」が途中で公開中止され、アートイベントの意義が問われる椿事となりました。今回はキュレーターに森美術館館長の片岡真実さんを迎え、「トリエンナーレ」の名称をははずすなど一線を画した内容になってい...

国際芸術祭あいち2022ガイドマップ

前回からすでに3年かぁ。もともととリエンナーレと呼ばれていたのが、今回から名前を変えて仕切り直しね。ガイドブックが、WEB上にあった。プリントアウトして、かがよひに置いておくので、ご自由にご覧下さい。持ち帰りはコピー代ください。それにしても、コロナとか戦争とか「still alive」って、意味深な言葉になっちゃったね。とりあえず、2か月ちょっと、わしは楽しませてもらう。じじいなりに、わしも...

いちはらアート×ミックス2020+

いちはらアート×ミックス2020+ です。https://www.asoview.com/brand/2021_artmix/?gclid=Cj0KCQiA-eeMBhCpARIsAAZfxZB8_VXOXiI-9Ljjaq6f1v60vxJNSE0JSsx8EcycjnBjSqvJ2HW3vIgaAlZoEALw_wcB元来は2020年、延期して今年3-5月に開催予定で、さらに延期されてい...

「民主制度」への冒涜も「芸術」への冒涜も、「友人」への冒涜も「医学」「医療」への冒涜も許さず

2019年（令和1）8月から10月にかけて行なわれた「あいちトリエンナーレ2019」内の「表現の不自由展」がきっかけとなって起こった愛知県・大村知事へのリコール問題では不正署名だけではなく、作家陣と大村秀章知事を守るためにリコールに反対する人々による妨害も起こっている。自分達が住む都道府県・市区町村の代表である現職の知事・市区町村長に対して「自分たちの代表としての職を任せることはできない」と...

北アルプス国際芸術祭2020-2021

長野県の信濃大町で開催されている北アルプス国際芸術祭です。3年周期のトリエンナーレで今回は2回目、2020から延期され、また会期も遅延して実施されました。越後妻有トリエンナーレの北川フラムさんが総合ディレクターを務めていますが、ビジュアル・ディレクターとして「ミナ・ペルホネン」で人気のデザイナー皆川さんも参加しています。https://shinano-omachi.jp/大町は安曇野と白馬の...

奥能登国際芸術祭 2020+最終回～知～

今尾拓真『work with #8 (旧珠洲市立中央図書館空調設備)』移転のため、すべての本が運び出され、スチール製の書棚だけが残された旧図書館。かつては数知れぬ「知」が詰まっていた、今はただ荒涼とした空間で 空調設備が奏でる リコーダーやハーモニカの無意味極まりない音階を聴きながら大昔、大学に入りたての頃、一般教養の「生物」の時間に、講師がしていた こんな話を思い出していました・・・「アリ...

奥能登国際芸術祭 2020+22～死～

山本基『記憶への回廊』使われなくなった保育所全体にブルーの地に白い迷宮のドローイングが施されところどころに、もとの保育所が、ドローイングと明確な境界線を画して残されています。迷宮のトンネルのいちばん奥には、塩でできた城壁のようなオブジェ・・・「奥能登国際芸術祭2020プラス」は本日が最終日になります。biwakoビエンナーレ2016山本基『たゆたう庭』５年まえに滋賀県の「biwakoビエンナ...

奥能登国際芸術祭 2020+21～円～

カールステン・ニコライ（ドイツ）『Autonomo』遊戯室に大きな金属の円盤が吊られている。テニスボール送球機から飛ばされたボールが円盤や壁に跳ね返る。その偶然の音が、閉鎖したばかりの保育所へのオマージュとして捧げられるという。本来は遊び心というか、洒落っ気のあるインスタレーションなのだろう。でも、訪れたとき、マシーンは故障中だった。「こんな風に鳴るんです」と受付の男性が親切に、テニスボール...