"ミヒャエル・ユロウスキー" の検索結果 38 件

  1. エロさ格別プロコフィエフ

    エロさ格別プロコフィエフ

    ダルマイヤーにも寄らずにせっせと帰って来た。ホテルは郊外にあるのだが、シュトットガルトへのアウトバーンに比較的アプローチがいいので、そこから帰宅すれば、劇場の地下駐車場から帰るよりも20分ほどは早い。態々市街地に入る気を無くした。14時に帰宅は早い。途中居眠りになっていたが、雪がチラついているところはあったが視界も良かったので、大丈夫だろうか。今回の訪問は実りが大きかった。生中継されていたよ...

  2. 「言葉も出ない」

    「言葉も出ない」

    走りに出かけたら谷の入り口に新しい看板があった。大見出しに「喜ばれない自然の住人」と目に入って、先日山の中で見つけた獣の事かと思った。しかし近づいて写真をみると、放棄ごみの事だと分かった。意外に早く生物学的に分解されるものと殆ど永遠に千年もその儘にあるゴミとが混合していて驚いた。余程高分子物質などを日頃から扱っていないとこの差を語れないであろう。要するにごみは持ち帰れという結論である。しかし...

  3. カフカの「城」(1997年)忌まわしき不在

    カフカの「城」(1997年)忌まわしき不在

    フランツ・カフカの未完小説「城」を名匠ミヒャエル・ハネケがテレビ映画化。のちに劇場上映されたが日本では未公開に終わっている。未読の「城」は新潮文庫で630頁もある長編だ。「城」の測量技師として雪に閉ざされた寒村を訪れた主人公Kが、ヘンテコな住民たちに翻弄され、いらない助手をあてがわれ、酒場女にかどわかされながら、いつまでも「城」に辿り着けない不条理を描く。原作ではわずか6日間の出来事らしい。...

  4. 飛行機旅行ボイコット

    飛行機旅行ボイコット

    漸く投薬無しに喉の炎症が収まってきた。しかし最後の夜なのか咳が激しかった。それ程ではないが痰も出て、変な腫れ方は治った。当初の五日間よりも楽な感じだから直ぐに治ると思う。これで週末は大丈夫か。幸い雨勝ちで湿気も高く、気温も摂氏二桁へと上がっている。これで劇場でも咳が出ないならば嬉しい。折角マスクを外してもハンカチで口を抑え込んでいる様では情けない。日本では来秋の東京でのコンサートをキャンセル...

  5. プロット変換で主客転換

    プロット変換で主客転換

    (承前)「可笑しな劇」の制作への反響は大きい。大絶賛もある反面、最も厳しい評がフランクフルターアルゲマイネ紙に載っている。書き手は、ミュンヘンやらヴィーンなどを担当している人だと思うがあまり知らない。特筆すべきは、ルイーズ・アドラーの歌唱だけだったとしている。先ずは、アンドリュースの演出に駄目出しをする。抑々モーツァルトの「愛の学校」の複雑さの前提にあるものを唱えるようだが、全然分かっておら...

  6. 苦みの残る「愛の学校」

    苦みの残る「愛の学校」

    本シーズン始まりの生中継を観た。ミュンヘンから新制作「コシファンテュッテ」だった。珍しく多くの時間をモニターの前で過ごした。それでも音を聴いてちらちらと様子を観ていただけであるが、劇場効果は伝わった。先ず音楽的には成功していた。現音楽監督が指名されたその一つの根拠として、前任者、前々前任者のキリル・ペトレンコとズビン・メータの二人ともが三大氏神で成功していなかったからだ。それをして、BRのノ...

  7. カオスのおもしろさ

    カオスのおもしろさ

    マンハイム中央駅の五番線に14時10分過ぎには立っていた。30分発だったのでそれほど早い時刻ではなかったが、フランクフルトぐらいで大きな遅れがあれば対抗策を打つためである。暫く待っていると表示が出て来て、10分ほど遅れの感じだった。先ずは一等席の場所が印刷表示とは異なり電光表示では反対向きになっていた。そこから三本ぐらいが入る順番に入れ替わりになる。一つはTGVでバーデンバーデン経由のマルセ...

  8. 1968年革命の雰囲気

    1968年革命の雰囲気

    「ルーダンの悪魔」の総稽古の報告が出ている。お勉強を進めて徐々に分かってきたのは、ペンデルツキ作のこれがハムブルクで初演された1968年の雰囲気が重要という事だ。物語は中世のフランスのジャンヌダルク様の魔女狩りでもあるが、勿論当時の権威主義を叩く68年革命精神が感じられる。既に結構な年齢であッた作曲家が前衛であろうとして様子が見て取れる。否聴きとれるのはエレキギターのサウンドなど全くのそれで...

  9. 悪魔に取り憑かれるか

    悪魔に取り憑かれるか

    「ルードンの悪魔」のお勉強を始めた。現在のところ総稽古の写真等が出ていて、演出にもある程度の予想が付くようになった。先ずはショットの見本楽譜を捲る。クラスターの使い方が目に付く。そして歌詞と台詞をぶっつけてくる書法である。微分音に関しては先月のハースの2010年代の作品と1968年の作品では四十数年の間隔が空いていて比較のしようがない。前者もハースが語っていた長短音楽システムの中で解決され得...

  10. バタバタしないように

    バタバタしないように

    散髪を済ました。嬉しい。暑くなれである。水曜日は摂氏30度を超えるというので、準備を考える。朝からお茶を沸かして冷やしておく必要はありそうだ。1リットルでは足りないだろう。甘いものが欠けると不甲斐ない。先週パン屋で購入したベーコンとか玉ネギとか入っているスティックは甘くはないがそれなりに良かった。途中でお茶のところてんゼリーも良かったが、チョコレートもないので飴ぐらいでは直に口が寂しくなる。...

1 - 10 / 総件数:38 件