エキサイトブログ

神戸ゆかりの美術館から小磯記念館へ（9）ウクライナの現状が目に浮かぶ

2022/07/21と同じタイトルです。六甲アイランドにある3館がすべて入れ替わったときに気合いを入れて出かけます。今日も3時間かけて3館を巡りました。六甲アイランドセンター駅のプラットフォームから神戸ファッション美術館を望む。このスケッチで106冊目が終わりました。▼神戸ファッション美術館で開催中のロバートキャパセレクト展です。映像の世紀でキャパについて視聴したこともあり関心がありました。...

少し秋らしく涼しくなったので味噌煮込み饂飩が食べたく成って（饂飩：うどん処 三六）

先週の土曜日（10月22日）の夕食は此方の御店に。うどん処三六17:30開店で5分前に到着、一番乗りでした。とは言え、地元で愛されている此の御店、開店15分でほぼ満席、、、寒くなると食べたい物は、、、思う事は同じ様です。親子味噌煮込み+海老天麩羅中部圏では味噌煮込み饂飩の饂飩は固い饂飩である事が一般常識ですが、多分食べた事の無い方にはイメージし難いかと。絶対に茹で不足の饂飩だと思う様な、、、...

霧

霧 窓の外には微かに海と島影が見えていた。その影が島のものなのか半島のものなのか、Ｒにはわからなかった。山から降りてきた冷気が海峡の温かい海面の上で大量の靄を発生させていたからだ。だが、仮に晴れていたとしても島なのか半島なのかわかる訳もなかった。Ｒは霧の海を見渡せる輪廻地区のアパートに引っ越ししてきた。輪廻地区というのは浜辺の町から少し奥まった谷の斜面にあった。谷の中からだと、空も海も半分だ...

風景の割れ目

風景の割れ目髙木敏克 確かに、私はあのダムを見過ごしています。高速道路では脇見運転は危険だし、あのダムが私の人生に重要な関係を持ちえる訳もない。そう思ってダムの方角は見ないことにしていました。高速道路から一度見えたのですが、ちょっとすごい風景なのです。谷間の奥に古い大きなダムが見えるのですよ。そこを何度か通り過ぎるうちに分かってきたのですが、いや、変ですよ。目を疑いますよ。石造りのダムなので...

グリングラス

グリングラス 「自由は隠さなければ得られないようです。すべての本分は隠れて果たさなければならないようです。つまり、すべては裏作業ということです。逆にいいますと、本当の自由は隠されたところにしかないとも言えます。」実際彼の生い立ちを見てみると、親という存在が彼の前に立ちはだかり、彼の存在に対する総ての疑問と生きる目的を疎外していたようである。自由は悪であり、不自由は善である、という奴隷の教育を...

無花果

無花果 高木敏克この町では光がどこまでも染み込んでいるように見えた。大地までも光を含んで赤く見えた。夕方になると山脈が影を落とした。すると物陰には闇の換わりに藤色の気体が立ち込めているように見えた。そんな空気が彼を投げやりな気分にさせていった。部屋の中をいくら整理しても、どうでも良い家財道具はちぐはぐな感じがした。ステレオのアンプだとか片方しかないスピーカーだとかいったガラクタが捨てられずに...

風景の割れ目

風景の割れ目高木敏克 私はあのダムを見過ごしています。山麓線の下り坂では脇見運転は危険だし、あのダムが私の人生に重要な関係を持ちえる訳もない。だからダウンヒルではダムの方角は見ないことにしているのです。しかし谷間の奥に古い大きなダムが見えたのです。そこを何度か通り過ぎるうちに分かってきたのですが、風景はそこで割れていました。真っ黒な石組みのダムがある一点を通過する際にあるのです。それはほんの...

月と泳ぐ

月と泳ぐ高木敏克懐かしい光に照らされていたのは茶色のレンガの壁だった。子供の頃にはこのレンガが限りなく続く道をよく歩いていた。子供の記憶はバラバラになって忘れられていたのに、壁の記憶は逆光となってわたしを掠めようとしていた。遠い風景はずっとわたしを待っていた。例えば冬のポプラの黒いシルエットが建物に被さると、喫茶店カフカは肉体となって起き上がってくる。ルナという女性が建物に乗り移ったみたいだ...

【793】みそ蔵らーめん 花咲＠中央区沼垂

2022.8初訪みそに特化した花咲さん近くにある、峰村醸造さんの味噌を１００％使用たまたまお邪魔した日が、８/７ワンコインの日だったようで店内も混雑。味わいをマイナーチェンジしたとのこと今までは、濃厚とか担々とか展開していたようでそちらも期待していたのですが食せず残念加えて、みそ蔵らーめんの撮影画像も、なぜか半分真っ黒で(+_+)昭和かよ！で掲載できず。泣味わいは、味噌がハッキリ主張したもの...

等高線

等高線高木敏克獣道のような狭くて荒れた林道から斜めに下ったところで道はアスファルトになったが、海まで滑落しそうになった。すっかり暮れてしまった山道で僕は道に迷ったみたいだ。自転車のライトはしっかり充電してきたので、まだまだもちそうだった。それに道は平坦で舗装もよく、もう坂道は無くなっている。ところが、いくら走っても同じトンネルにもどってきた。そもそも目的地のないサイクリングだが、何処かにたど...