"樹木の伐採" の検索結果 221 件

  1. ヒョウタングミの花

    ヒョウタングミの花

    「意表突く二個の花持つ葉腋の凝った技術を変異種と呼び」ヒョウタングミの花です、スイカズラ科の樹木ウグイスカグラの突然変異種で、葉腋から苞を共有して伸ばした花柄の先に2個の紅色の花が開くという珍しいものです。葉腋から伸びる花柄は2個で・それぞれの先端に花が付きます。花そのものはウグイスカグラとほぼ同じで突き出した雌しべ1個の周りを長めの黄色い葯を持つ雄しべが取り囲みます。まさに突然変異ですが、...

  2. ラクウショウの気根

    ラクウショウの気根

    「必要に応じて創る能力に垣間見られる樹木の魅力」ラクウショウの気根です、千葉市緑化植物園のラクウショウは小川の畔に植えられていて小さな気根が見られ・高さ25㎝ほどになっています。新宿御苑には高さ1mほどのものがあり、海外では高さ2m・直径30㎝にもなり多数個が並んで壮観を呈するそうです。頂部は半球形または円錐形を呈し・根の途中から地上に伸び出る呼吸根で、役割は大気中から空気を取り込んで根に送...

  3. キョウチクトウの実と種

    キョウチクトウの実と種

    「二裂して大半の種風に舞い仕事を終えて誇らしげな樹」キョウチクトウの実と種です、千葉市・緑化植物園のキョウチクトウの樹の実はすでに二裂して種が風に舞って大半が飛び出していました(写真上)。此処の植え込みで裂けた実と種の姿には昨年も逢えました、種子部は長さ5㎜・直径1㎜ほどの細長い円筒体で表面に琥珀色の伏毛を纏っており、種の上部に長さ5㎜ほどの亜麻色の種髪を付けています(写真下)。樹の毒性が問...

  4. ウツギの種

    ウツギの種

    「微粒でも飛翔の工夫と命籠め精緻な種に驚くばかり」ウツギの種です、現状のウツギの樹は焦げ茶色の細枝に昨年の実の殻が残り・直径5㎜ほどの椀形で枯れた花柱の一部が最後まで残っています(写真上)。中に入っている種は長さ2㎜弱・幅0.5㎜・厚さ0.5㎜ほどの扁平な小さな種で、拡大すると表面には長さ方向に線条突起が並び・中央の色の濃い種子部両側に半透明の小さな翼を付け、飛ぶために工夫した繊細な技術が見...

  5. ハコネウツギの冬芽

    ハコネウツギの冬芽

    「難しい判断迫る時節かな寒暖の差の激しい立春」ハコネウツギの冬芽です・暦の上では今日から春になるという立春で・冬芽達には難しい判断を迫られる時期で、芽鱗が動き始めるのが出て来る時期のようです。このハコネウツギの冬芽はここまでは寒さを堪えて芽鱗を固くしていましたが(写真上)、そろそろ春を感じたのでしょうか芽鱗が緩んできているのが見て取れます(写真下)。3月中旬から始まる芽吹きの時期になると、内...

  6. ムクロジの冬芽

    ムクロジの冬芽

    「様々な冬芽の中に予備芽持つ用心深い樹木が魅せる」ムクロジの冬芽です、褐色の冬芽は高さ2㎜強・低部径3㎜弱の半球体で・すぐ上に副芽が付いており、葉痕は細長い逆三角形で3か所に維管束痕があって馬や猿の顔に似ている感じです。冬芽は冬季の乾燥や低温から保護する器官で、副芽の役割は主芽が寒さにやられたり・虫に食われたり・他の原因で成長できない時に代わって成長する役目を持つものです。ムクロジは用心深い...

  7. マサキの実と種

    マサキの実と種

    「林縁の緑こんもり冬の朝明るい種が一際光る」マサキの実と種です、ニシキギ科の樹木の中にはニシキギ・マユミ・マサキがあり、いずれも花は5~6月に緑色系の小さな花を咲かせた跡に実を付けて、秋から冬に掛けて成熟し・果皮の色が紅・橙系で・枝に多数付くので目立ちます。写真は林縁のマサキの実が四裂して橙色の明るい種が姿を見せている冬の朝の光景で(写真上)、直径10㎜弱の実の中で橙色の仮種皮を裂いて種を取...

  8. ビワの実

    ビワの実

    「冬の枝育ち始めた枇杷の実は綿毛を纏い寒さを凌ぐ」ビワの実です、昨年12月に花期を終えたビワの樹の円錐果序で実が育ち始めています。まだ実の姿は咢に包まれて姿は見えませんが・琥珀色の綿毛に包まれて寒さを凌いでいます(写真上)。咢の先端が少し開いて枯れた雄しべを覗かせており、実が成熟する頃には剥落し・咢は最後まで残って防寒・水分調整などの役目を担うものと思われます(写真下)。花器官は実が成熟する...

  9. ナワシログミの実

    ナワシログミの実

    「見処は果皮表面の華やかさ成長過程の変化楽しみ」ナワシログミの実です、昨年の12月上旬から小さな実が成長し始めており・観察対象が少ない冬の楽しみな存在です。その頃の実は長さ3㎜・最大部径1.5㎜ほどの小さなもので・実の下にある銀色の咢の方が目立っていました。約1か月半を経た現在は実の長さ8㎜・最大部径3㎜ほどで、拡大観察すると果皮表面の燐状毛が目を惹きます、それにしても果皮の緋色と咢の銀色の...

  10. イロハモミジの種

    イロハモミジの種

    「成熟し大半の種風に舞い次に出会うは芽生えの時か」イロハモミジの種です、成熟した実の果皮が枯れて果脈が浮き上がり・翼部も枯色へと変わっています(写真上)。すでに風に舞って枝を去った種は数多ありますが、残っている種も僅かで・いつでも風に吹かれて飛翔できる状態になっています。種は長さ3㎜・最大部径2.5mmほどの楕円体で、長さ2㎝・最大部幅6mmほどの翼を持っています。実は昨年5月初旬には出来て...

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