"樹木種" の検索結果 770 件

  1. ヒョウタングミの花

    ヒョウタングミの花

    「意表突く二個の花持つ葉腋の凝った技術を変異種と呼び」ヒョウタングミの花です、スイカズラ科の樹木ウグイスカグラの突然変異種で、葉腋から苞を共有して伸ばした花柄の先に2個の紅色の花が開くという珍しいものです。葉腋から伸びる花柄は2個で・それぞれの先端に花が付きます。花そのものはウグイスカグラとほぼ同じで突き出した雌しべ1個の周りを長めの黄色い葯を持つ雄しべが取り囲みます。まさに突然変異ですが、...

  2. ハンノキの実と種

    ハンノキの実と種

    「地味だけど忙しい樹は早春に花粉と種を風に舞わせる」ハンノキの枯れた実と種です、ハンノキは年中忙しい樹で・この時期には落葉しており・昨年6月に出来て枯れた集合果を多数残している枝と雌雄の花を多数咲かせている枝とが入り混じっています(写真上)。今の時期は枝を強く揺すると枯れた集合果から種が飛び出します、よく視ると集合果の果鱗の間に薄っぺらで琥珀色をした種が見えることもあります。集合果は長さ1....

  3. クチナシの実と種

    クチナシの実と種

    「冬の朝残り少ない実を求め鳥が残した旨さの表現」クチナシの実と種です、果皮も柔らかくなってきたようで・寄り付かなかった鳥達が果皮と果肉を啄んで・目的を果たしてボロボロの状態で枝に残されていました(写真上)。他にも枯れ始めた実が枝に残り長さ2.5㎝・最大部径1.5㎝ほどの楕円体で、先端に5~7個の萼片が長く残り・その延長が実の側面に稜を形成するという・珍しい特徴があります(写真中)。実の中の橙...

  4. ラクウショウの気根

    ラクウショウの気根

    「必要に応じて創る能力に垣間見られる樹木の魅力」ラクウショウの気根です、千葉市緑化植物園のラクウショウは小川の畔に植えられていて小さな気根が見られ・高さ25㎝ほどになっています。新宿御苑には高さ1mほどのものがあり、海外では高さ2m・直径30㎝にもなり多数個が並んで壮観を呈するそうです。頂部は半球形または円錐形を呈し・根の途中から地上に伸び出る呼吸根で、役割は大気中から空気を取り込んで根に送...

  5. キョウチクトウの実と種

    キョウチクトウの実と種

    「二裂して大半の種風に舞い仕事を終えて誇らしげな樹」キョウチクトウの実と種です、千葉市・緑化植物園のキョウチクトウの樹の実はすでに二裂して種が風に舞って大半が飛び出していました(写真上)。此処の植え込みで裂けた実と種の姿には昨年も逢えました、種子部は長さ5㎜・直径1㎜ほどの細長い円筒体で表面に琥珀色の伏毛を纏っており、種の上部に長さ5㎜ほどの亜麻色の種髪を付けています(写真下)。樹の毒性が問...

  6. サンショの冬芽

    サンショの冬芽

    「丸い眼が前を睨んで制止する新芽の春の芽吹く頃まで」サンショウの冬芽です、直径2㎜弱の球形を呈する赤褐色の小さな裸芽で・表面には伏毛が密生しており、葉痕は半円形で・凸状の維管束痕が3個あります(写真上)。何より目立つのは葉痕の基部の両側に刺が対生して付いており、長さ1㎝・基部は盛り上がり長径3㎜・短径2mmほど、色は赤褐色で先端は針状に鋭く尖っています。全体の姿は両手を拡げて停止の合図をして...

  7. ウツギの種

    ウツギの種

    「微粒でも飛翔の工夫と命籠め精緻な種に驚くばかり」ウツギの種です、現状のウツギの樹は焦げ茶色の細枝に昨年の実の殻が残り・直径5㎜ほどの椀形で枯れた花柱の一部が最後まで残っています(写真上)。中に入っている種は長さ2㎜弱・幅0.5㎜・厚さ0.5㎜ほどの扁平な小さな種で、拡大すると表面には長さ方向に線条突起が並び・中央の色の濃い種子部両側に半透明の小さな翼を付け、飛ぶために工夫した繊細な技術が見...

  8. マンリョウとシロミノマンリョウの種

    マンリョウとシロミノマンリョウの種

    「紅白の華やかな実に人目惹く筋模様もつ可愛い種が」9年前の2月に我が家の庭にヒヨドリからシロミノマンリョウの種の贈り物があり、芽生えた幼樹が育ち・今では毎年実を付けています。マンリョウの紅い実も欲しくなり実を付けたマンリョウを挿し木しておいたのが紅い実を付けるようになり・紅白の実が揃い喜んでいます。この実達ももう直ぐヒヨドリ達に何処かへ運ばれていくことでしょうから(写真上)。運ばれる前に種を...

  9. ハコネウツギの冬芽

    ハコネウツギの冬芽

    「難しい判断迫る時節かな寒暖の差の激しい立春」ハコネウツギの冬芽です・暦の上では今日から春になるという立春で・冬芽達には難しい判断を迫られる時期で、芽鱗が動き始めるのが出て来る時期のようです。このハコネウツギの冬芽はここまでは寒さを堪えて芽鱗を固くしていましたが(写真上)、そろそろ春を感じたのでしょうか芽鱗が緩んできているのが見て取れます(写真下)。3月中旬から始まる芽吹きの時期になると、内...

  10. アオキの実と種

    アオキの実と種

    「果皮の色自然が選ぶアオキの実雑木林の冬の楽しみ」アオキの実と種です、千葉では花の跡に実が姿を現すのが6月で翌年の3月頃に成熟します。今は実の成長は終わり・果皮は淡緑色・淡黄色・橙色・赤色が混じり、成熟期の全面赤色になる実より多彩で・赤色部の形や位置が一定しないのが不思議です(写真上)。果皮の色変化は気象現象による果皮のクロロフィルの減少に伴い、黄色・赤色に見せるカロチノイドの生成量と関係し...

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