"藤本淳吾" の検索結果 697 件

  1. 新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」117話~120話

    新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」117話~120話

    作今村翔吾絵北村さゆり120話 足利軍がいかに多くても楠木様なら心配いらん、というような声を聞き、多聞丸は自慢で背筋が伸びてくる。やがて摂津国との国境となる。「間もなく落ち合う」と父が妙に寂しげに告げる。叔父正季は勇敢で陽気で、次郎も自分も大好きだったので。多聞丸には喜びがあふれてくる。そして大原駅にさしかかる。四里ごとに駅家を配置し、馬の乗り換えや食事、宿所に使えるものを駅という。朝廷の...

  2. 新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」111話~115話

    新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」111話~115話

    作今村翔吾絵北村さゆり115話「坊門殿を恨むな。他の御方も思っていたこと。汚れ役を買って出られたのだろう」と正成は言う。そして、坊門は最後に、帝とはそのようなもの。そのようなものを守り続けるのが帝。と、言いたかったのだろうと正成は悟った。何故、帝が敬われているのか?理由を求めてはならないのかもしれない。ただ尊く、ただ敬うべき、太古の昔から帝とはそうだった。時にそれを崩そうとする輩が出て来るが...

  3. 夢

    「音楽やりたいから東京行きます」書き置きこそ無かったもののそう言って高校を卒業すると何時の間にかリベラからいなくなった娘(こ)がおりました。僕は漫画家の上條淳士氏の作品とドンピシャな世代で、氏の作品の大ファンでもあります。でねッ、リベラからいなくなった娘がね、氏の描くところの『SEX』の登場人物「カホ(斉藤果歩)」に顔も容姿も(もしかしたらある意味では性格まで)瓜二つと言っても過言では無いく...

  4. 新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」106~110話

    新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」106~110話

    作今村翔吾絵北村さゆり110話正成に敗走した時は、腹を切ると喚いていたのに、次にはさらなる劣勢に陥っていながら不屈の意志で盛り返そうとする、多重人格のような男なのだ。保身的な浅はかさなのだと母が言うが、多聞丸は本心だと思う。陰陽の感情の波が大きく、陰の時は嬰児にも劣る愚将。陽に振り切ると稀代の名将。それを周囲は知っていて、うまく乗せているかのようだ。大宰府が落ちた時にも、尊氏は周囲の豪族を集...

  5. 【再入荷】藤本里衣子さん・箸置

    【再入荷】藤本里衣子さん・箸置

    藤本里衣子さんより欠品していた箸置が再入荷しました。こちらから>>>藤本里衣子箸置-------------------------------------------------■2022年12月のSHOP営業日1(木) ・ 2(金)・ 3(土)8(木) ・9(金)・10(土)15(木) ・16(金)・17(土)22(木) ・23(金)・24(土)---------------------...

  6. 新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」101~105話

    新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」101~105話

    作今村翔吾絵北村さゆり尊氏は帝を尊敬していたが、その人に弓を引くことになったのは、足利という家のせい。足利家の弟の直義は政務にたけ、執事の高師直は最高の軍才で、尊氏が将軍になって鎌倉に取って代わる、という野心が強かった。ただ、尊氏は躊躇し、彼らの暴走を食い止めようとしていた節さえある。しかし、多聞丸の母はこれを俄かに信じられないようだった。多聞丸は思う。もし直義、高師直が死んだならば、戦を終...

  7. 【すてきにハンドメイド】まっすぐ編むだけ棒針でケープ&ルームソックス 2022/05

    【すてきにハンドメイド】まっすぐ編むだけ棒針でケープ&ルームソックス 2022/05

    このケープはいいな。まっすぐ編むだけだし、ケープだから、まぁそう、サイズは気にしなくても・・・・。ガーター編み、かんたんだし。これはよいかも。ルームソックスなんとこちらもまっすぐ編むだけ。製図は、書店で「すてきにハンドメイド12月号」2022を買ってちょ。作り方は、本と放送を見てちょ。放送日は、Eテレ12/1(木)9:30~総合12/6(火)16:05~ Eテレ12/8(木)13:05~・...

  8. 新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」96~100話

    新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」96~100話

    作今村翔吾絵北村さゆり。第三章桜井の別れ99話連勝していた播磨の赤松円心は京へ。正成は千早城で大軍を引き受け、鎌倉方は食料不足で離脱があいつぐ。伊予国、肥後国も鎌倉に叛旗を翻し、ついに足利尊氏が突然鎌倉を裏切って赤松らと六波羅探題に攻め入り陥落させてしまった。翌日は新田義貞が鎌倉を裏切って北条得宗家の高時を討ち取った。千早城を取り囲んでいた軍勢は退却を始め、鎌倉軍は瓦解していった。味方だと思...

  9. 新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」91話~95話

    新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」91話~95話

    作今村翔吾絵北村さゆり95鎌倉方は五万の兵で戦を展開した。正成は鎌倉方を勢い付かせ、東条の奥に誘い込むためまずは下赤坂城を捨てて見せた。上赤坂城の大将、平野将監は、影響力を買って引き込んで、大将の座を譲った男である。千早城には野田の親仁、大塚惟正。まずは鎌倉方は油断したか、雨の如く降る矢を浴び、上赤坂城で痛手を負う。が、鎌倉方の軍勢は約一万、それに対して守るのはたった五百。降伏すれば助命する...

  10. 新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」86話~90話

    新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」86話~90話

    作今村翔吾絵北村さゆり90楠木家は同じ宮方ゆえ菊池の躍進に歓喜してもおかしくないところだが、多聞丸は喜べない。これでまた5年は戦が延びる。いまだ戦をしたことがない多聞丸には菊池の活躍が悔しいのだろう、と野田は誤解したが、多聞丸はあえて否定せず先をうながした。「御屋形様が常陸の国司に任じられると噂に」その噂が真であったら、それは多聞丸を動かすための策略だろう、と二人は結論する。そうなると、つじ...

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