"逆ソクラテス" の検索結果 13 件

  1. 到底至らない精妙さ

    到底至らない精妙さ

    (承前)初日に合わせて役作りをする。役に入るのには苦労しないが、自分自身を維持するのが難しくなるというのがアスミク・グリゴーリアンだ。即ち冷静に自らの表現を制御できる理性を保持する為の技術となる。彼女の舞台を経験している若しくはその稀有なタレントに関心を持っている者ならばそれが如何に大きな力の均衡の中で生じているのかを実感している筈だ。朝から何も新たなことにならない様に少なくとも六時間は準備...

  2. 4月27日  哲学の日・「別是一乾坤」

    4月27日 哲学の日・「別是一乾坤」

    紀元前399年の今日は、ギリシアの哲学者・ソクラテスが時の権力者から死刑宣告を受けた忌日。ソクラテスは自身の弁明(ソクラテスの弁明)を行い、自説を曲げたり自身の行為を謝罪することを決してせず、また逃亡・亡命も拒否して、死を恐れずに殉ずる道を選びました。ソクラテスは親しい人物と最後の問答を交わし、毒杯を仰いで71年の生涯を閉じたとされています。ソクラテスが後代の古代哲学者や現代の哲学者に及ぼし...

  3. Virtù

    Virtù

    ウクライナのゼレンスキー大統領が8日、英国議会でのテレビ演説で、1940年、ウィンストン・チャーチルが第2次世界大戦中『ダンケルクの戦い』の後に、ナチス・ドイツと徹底抗戦を宣言した有名な言葉を引用して、”我々は森で、野原で、海岸で、通りで戦う”と語った。その時、起立して演説を聞いていた英国首相と英国議員たちの眼の色と表情が、一瞬にして変わったのを見逃さなかった。勇敢であることは、西洋社会では...

  4. ソクラテス、アリストテレス、、3Dで実際の顔にせまる!

    ソクラテス、アリストテレス、、3Dで実際の顔にせまる!

    古代の彫像や画像から復元された3Dのアリストテレス(紀元前384-322)の顔ギリシャ人のパナヨティス・コンスタティヌ(Panagiotis Constantinou)さんがご自身にYoutubeサイト(チャンネル登録者数 4.84万人)で3Dで古代人の顔を復元している。この動画の中では7人の古代人の3Dで復元された顔を見ることができる。1.ソクラテス(紀元前470-399)2.デモステネス...

  5. 格言の話。

    格言の話。

    格言の話。質問箱11問目。○質問世界一いい言葉欲しいです。昔、俺が流行らそうと思ってどや顔で言っていた言葉がある。【高いものには必ずしも理由はないが、安いものには必ず理由がある】もちろん、質の良いものは相応に値段は上がっていくものだが、中には単にぼったくっているものもある。音響界隈なんかは結構顕著で、効果があるんだか無いんだか怪しいものでも、何万何十万というものが平気で売っている。また、世の...

  6. 逆ソクラテスを読みました

    逆ソクラテスを読みました

    購入してからずっと寝かしてあった「逆ソクラテス」を読み終えました。伊坂幸太郎作品をちゃんと読むのは初めてかもしれません。この作品は、逆ソクラテススロウではない非オプティマスアンスポーツマンライク逆ワシントンの5つの短編で構成されています。(タイトルは否定形なのね…)全ての物語の主人公は子供たちです。本の帯には、逆境にもめげず簡単ではない現実に立ち向かい非日常的な出来事に巻き込まれながらもアン...

  7. 4月27日 「哲学の日」・満月・哲学の道・シャガ

    4月27日 「哲学の日」・満月・哲学の道・シャガ

    ギリシャの哲学者・ソクラテスの忌日(紀元前469年~399年)。釈迦・キリスト・孔子と並び、四聖人に数えられています。ソクラテスはアテネに生まれ、「善く生きる」ことを求め、問答法によって、相手に自らの「無知」を自覚させ、「真」の認識に到達させようとした、とされています。しかし、この努力は理解を得られず、国家の信奉する神々を否定し、若者達に悪い影響を及ぼすという罪名で告発され、死刑となりました...

  8. ヘムロックの汁

    ヘムロックの汁

    ヘムロックの汁を飲んでソクラテスは死んだ。以上、今日覚えたこと。昨日の我が夫婦の会話。青年会議所の卒業式に出かける少し前の話。私「あっ、シャワー浴びんば!」おっ家内「シャワーなんか必要ないでしょ!」私「加齢臭こと落としていかんばら。」おっ家内「どうせ加齢臭の海に飛び込むんでしょ。意味ないじゃん!」私「ひでーこと言う女らなぁ」と言われながら、そりゃーそーだと、納得してしまった私(泣)

  9. 私なりの「汝自身を知れ」

    私なりの「汝自身を知れ」

    ソクラテス(紀元前469年頃~紀元前399年)の言葉。人生を振り返り見れば、私には私の「汝自身を知れ」がある。小学2年生の時に電気のことに興味を持ち、小学5年生から堰を切ったように熱中し、新聞配達で資金調達し、中学2年生の1学期限りで物相手の趣味を卒業した。私の「汝自身を知れ」のきっかけが中学2年生の夏にあり、物より心に興味が移った。大学進学に際しては、文系には苦手意識があり、物相手の仕事は...

  10. 開高健「太った」編集者は気づいてない?

    開高健「太った」編集者は気づいてない?

    開高健「太った」1963年、初出が「文学界」。ごく短い話です。ぜひ読んでみてください。開高健と思われる作家『彼』について、その友人「私」の視点で書いている。『彼』も「私」も地元は大阪。ともに文学青年として、若くて貧乏な時代を過ごす。そのころの『彼』は痩せて「衣紋掛け」みたい。年上の才女と若くして結婚。このあたりも開高そのもの。やがて芥川賞作家となる。「私」は大学の先生になり、妻とごく平凡な暮...

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