"香合仏" の検索結果 857 件

  1. 摂取して捨てたまわず

    摂取して捨てたまわず

    教行信証・信巻10しかれば真実の行信を獲れば、心に歓喜多きがゆえに、これを「歓喜地」と名づく。これを初果に喩うることは、初果の聖者、なお睡眠し懶堕なれども、二十九有に至らず。いかにいわんや、十方群生海、この行信に帰命すれば摂取して捨てたまわず。かるがゆえに阿弥陀仏と名づけたてまつると。これを他力と曰う。(真宗聖典190ページ)観無量寿経にいわく、一一の光明遍く十方世界を照らす。念仏の衆生を摂...

  2. 不退の位に至る

    不退の位に至る

    教行信証・行巻#9「必得往生」と言うは、不退の位に至ることを獲ることを彰すなり。『経』(大経)には「即得」と言えり、『釈』(易行品)には「必定」と云えり。「即」の言は、願力を聞くに由って、報土の真因決定する時剋の極促を光闡せるなり。「必」の言は、審なり、然なり、分極なり、金剛心成就の貌なり。(真宗聖典178ページ)即得往生とは浄土の門をくぐる。門をくぐれば先に母屋がある。母屋に上がれば、さら...

  3. 頓に三有の生死を断絶す

    頓に三有の生死を断絶す

    教行信証・信巻 #8「断」と言うは、往相の一心を発起するがゆえに、生として当に受くべき生なし。趣としてまた到るべき趣なし。すでに六趣・四生、因亡じ果滅す。かるがゆえにすなわち頓に三有の生死を断絶す。かるがゆえに「断」と曰うなり。「四流」は、すなわち四暴流なり。また生・老・病・死なり。(真宗聖典244ページ)不退転地とは、わたしの心を超え離れて、わたしの心から自由になる。自由になるとは(わたし...

  4. 信楽に一念あり

    信楽に一念あり

    教行信証・信巻それ真実信楽を案ずるに、信楽に一念あり。「一念」は、これ信楽開発の時剋の極促を顕し、広大難思の慶心を彰すなり。(真宗聖典239ページ)釈尊の説かれた教えを経といい、印度の菩薩が経典に解釈を加えた書を論、中国と日本の高僧が書かれたものを釈と言います。教行信証は経論釈からの大量の引用で構成されており、その間にはさまるかのように親鸞の領解の文が置かれている。これをご自釈と言います。さ...

  5. 一声すなわちこれ一念なり

    一声すなわちこれ一念なり

    教行信証・行巻『釈』(散善義)に「専心」と云えるは、すなわち一心なり、二心なきことを形すなり。「専念」と云えるは、すなわち一行なり、二行なきことを形すなり。いま弥勒付嘱の一念はすなわちこれ一声なり、一声すなわちこれ一念なり、一念すなわちこれ一行なり、一行すなわちこれ正行なり、正行すなわちこれ正業なり、正業すなわちこれ正念なり、正念すなわちこれ念仏なり、すなわちこれ南無阿弥陀仏なり。(真宗聖典...

  6. 信方便の易行をもって

    信方便の易行をもって

    教行信証・行巻(易行品)また曰わく、仏法に無量の門あり。世間の道に難あり、易あり。陸道の歩行はすなわち苦しく、水道の乗船はすなわち楽しきがごとし。菩薩の道もまたかくのごとし。あるいは勤行精進のものあり、あるいは信方便の易行をもって疾く阿惟越致に至る者あり。乃至もし人疾く不退転地に至らんと欲わば、恭敬心をもって執持して名号を称すべし。もし菩薩この身において阿惟越致地に至ることを得、阿耨多羅三藐...

  7. 初果の究竟して涅槃に至る

    初果の究竟して涅槃に至る

    教行信証・行巻『十住毘婆沙論』(入初地品)に曰わく、問うて曰わく、初地、何がゆえぞ名づけて「歓喜」とするや。答えて曰わく、初果の究竟して涅槃に至ることを得るがごとし。菩薩この地を得れば、心常に歓喜多し。自然に諸仏如来の種を増上することを得。(中略)法を見、法に入り、法を得て堅牢の法に住して傾動すべからず、究竟して涅槃に至る。見諦所断の法を断ずがゆえに、心大きに歓喜す。たとい睡眠し懶堕なれども...

  8. 心を至し信楽して

    心を至し信楽して

    教行信証・信巻至心信楽の本願の文、『大経』に言わく、設い我仏を得たらんに、十方の衆生、心を至し信楽して我が国に生まれんと欲うて、乃至十念せん。もし生まれざれば正覚を取らじと。ただ五逆と誹謗正法とを除く、と。(真宗聖典212ページ)浄土とは仏のお心のことで、仏のお心の中に自分の姿を見るという宗教的な体験を浄土とも、往生とも言います。わたしの心を離れて、仏の方からわたしが見える。こういう不可思議...

  9. 不退転に住せん

    不退転に住せん

    教行信証・信巻本願成就の文、『経』(大経)に言わく、諸有衆生、その名号を聞きて、信心歓喜せんこと、乃至一念せん。至心に回向せしめたまえり。かの国に生まれんと願ずれば、すなわち往生を得、不退転に住せん。ただ五逆と誹謗正法とをば除く、と。(真宗聖典212ページ)真宗において一番大切な経文ということで、無量寿経の本願成就文を取り上げてみました。なぜ大切かと言えば、不退転に住せん、と菩薩の最初の悟り...

  10. 大切の証文・その二

    大切の証文・その二

    歎異抄・後序(3)聖人のおおせには、「善悪のふたつ総じてもって存知せざるなり。そのゆえは、如来の御こころによしとおぼしめすほどにしりとおしたらばこそ、よきをしりたるにてもあらめ、如来のあしとおぼしめすほどにしりとおしたらばこそ、あしさをしりたるにてもあらめど、煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、よろずのこと、みなもって、そらごとたわごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします...

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