"YG acoustics" の検索結果 104 件

  1. YG -THE WORLD ENDS CHRONICLE- 【外伝】Soul&Pain

    YG -THE WORLD ENDS CHRONICLE- 【外伝】Soul&Pain

    「通信が途絶えてから随分経ったな……」大空を駆るYG、緑王のエントリーコア内でそんな独り言を呟いたのは、機体の専属パイロットを務める神谷涼介というまだ若き青年。彼はネクサスと名乗る組織に属し、有人人型兵器を用いた戦争を終結させるための第三勢力の一人としてYGに搭乗している。そんな彼が現在気に掛けていることとは、偵察に赴いた仲間の一人から随分長い間応答がないことだった。こんなご時世故に、偵察中...

  2. 【YG×RS×VR】-FALLEN VISITORS-

    【YG×RS×VR】-FALLEN VISITORS-

    憂鬱な一日は時間の流れがやけに遅く感じられる。まだ鮮明でない意識のまま制服に袖を通し、重たい足取りで学校へ向かう毎日の繰り返しに、時園未来乃は嫌気が差していた。あまり真面目に登校はしておらず、実際に学校へ向かう頻度は週に二~三回程度だった。両親の目を欺くためにとりあえず制服に着替えて毎朝同じ時間に家を出るが、その足で図書館に向かったり、散歩をしてから公園で時間を潰したり、喫茶店で時間を食い潰...

  3. 創世無幻殲機YG -Re:Definition- 第一章「Once again with me」 Ep.07

    創世無幻殲機YG -Re:Definition- 第一章「Once again with me」 Ep.07

    東京都に位置するYCLの支部の1つ、T支部。司令室へと続く長い廊下をコツコツ、と小気味よい足音が響く。足音の主、中野沙姫は廊下の最奥に構える司令室の前で足を止めると、ノックをしてから扉を開いた。「失礼します。」と沙姫は小さく会釈しながら司令室へと踏み入れる。T支部総司令官の田所と、その補佐役を務める一条が彼女を待ち侘びていたとばかりに迎え入れた。「例の件、確証は得られたか。」と一条が問いかけ...

  4. 創世無幻殲機YG -Re:Definition- 第一章「Once again with me」 Ep.06

    創世無幻殲機YG -Re:Definition- 第一章「Once again with me」 Ep.06

    渋谷の街並みを歩く1人の少年。彼がこの場所でオルタナティブと呼ばれる地球外生命体と遭遇し、白髪の謎の少年に言われるがままにYGという兵器と出会ってから、3週間が経過した。宇宙からやってきた怪物とそれに立ち向かう巨大なロボット、YCLと呼ばれる謎の組織…あまりにも突飛で非現実的な出来事が雪崩のように押し寄せ、周りに言われるがままにYGの搭乗者となった津田七海という少年は今、日常の世界に戻ってい...

  5. 創世無幻殲機YG -Re:Definition- 第一章「Once again with me」 Ep.05

    創世無幻殲機YG -Re:Definition- 第一章「Once again with me」 Ep.05

    大阪に出現したオルタナティブ。未知の地球外生命体を相手に、出撃したのはT支部が保有する3機のYG。しかし姿の見えない敵に、T支部のYG専属搭乗者である津田七海、藤咲愛理、中村重吾の3名は苦戦を強いられていた。膠着状態が続く中、司令部から戦況を見守っていた結城義弥はあることに気が付いていた。神出鬼没の敵を相手に、勝利する方法。と、その時、戦場へと急速接近する機影に気が付いた一条が声を上げた。「...

  6. 創世無幻殲機YG -Re:Definition- 第一章「Once again with me」 Ep.04

    創世無幻殲機YG -Re:Definition- 第一章「Once again with me」 Ep.04

    「はぁ~、やっと終わったー。」大きく伸びをした愛理は、溜息交じりにそう呟いた。「YGとのユニゾンって、なんでこんなに疲れるんだろうな…。」と重吾も続け、体をほぐす。前回の戦闘から数日、オルタナティブ出現の続報がないまま平和な時間を過ごしていた一行だが、敵の気配がないからといって気ままに自由時間を過ごせるわけではなかった。この日は朝からYGとのユニゾンテストのため招集がかけられ、昼の12時が過...

  7. 創世無幻殲機YG -Re:Definition- 第一章「Once again with me」 Ep.03

    創世無幻殲機YG -Re:Definition- 第一章「Once again with me」 Ep.03

    T支部に4人のYG搭乗者が集い、ついに人類とオルタナティブとの戦いが本格的に幕を開けたのと時を同じくして。東京へと単身足を運んでいた大柄な少年、黒田大輔は自身の属するK支部が拠点とする地、北海道へと戻ってきていた。オルタナティブが東京に姿を現したあの時、彼がその場に居合わせた理由。それは偶然ではなかった。「よっ、久しぶりの都会の街並みはどうやった、大輔?」東京から戻ったばかりの大輔を出迎えた...

  8. 創世無幻殲機YG -Re:Definition- 第一章「Once again with me」 Ep.02

    創世無幻殲機YG -Re:Definition- 第一章「Once again with me」 Ep.02

    「T支部作初号機専属搭乗者の津田七海に参号機専属の中村重吾、か…。確かに君の言う通り、本当に現れたな。」対地球外生命体用決戦兵器、通称YGを保有する非正規組織、YCL。日本に3つ存在する支部の内の1つ、T支部の司令室で総司令官にあたる男、田所はそう呟いた。「でしょ。本部からの正式なリストだからね。彼らが此処へ現れることは、すべて予定通りというわけさ。」と、同じく司令室で優雅に紅茶を口にしてい...

  9. 創世無幻殲機YG -Re:Definition- 第一章「Once again with me」 Ep.01

    創世無幻殲機YG -Re:Definition- 第一章「Once again with me」 Ep.01

    2078年春。満開だった桜も散り、新生活に浮き立つ人々もようやく落ち着きを見せ、新たな環境に馴染み始めていた。今年高校に入学したばかりの少年、津田七海もそれは同じで、入学式から一週間弱が経過し、オリエンテーションや新しいクラスメイト、どの部活に入るかなどといった楽しい行事がひと段落つき、忌々しい授業が開始されたことによって気分はどんよりと沈んでいた。幸い、同じ中学出身の仲の良い友人が教室にい...

  10. 創世無幻殲機YG -Re:Definition- Prologue

    創世無幻殲機YG -Re:Definition- Prologue

    「また、この世界を巡ることになるとはね。」 僕が臨むこの世界。幾度となく戦いが繰り返され、辿り着いた世界。 僕に与えられた任務。それは、この世界をあるべき姿に戻すこと。その為に何度も同じ時間を繰り返し、戦う彼らを見守ってきた。そうして辿り着いた1つの未来に、彼らが手に入れた自由の世界に、納得したはずだった。満足したはずだった。だけど違う。まだ、終わりじゃない。 「お前が成そうとしていることは...

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