"小説" の検索結果 574 件

  1. 2023年1月20日「ザ・ベストミステリーズ2022」日本推理作家協会編

    2023年1月20日「ザ・ベストミステリーズ2022」日本推理作家協会編

    昨日、2冊目の読了本。「ザ・ベストミステリーズ2022」日本推理作家協会編(講談社)講談社の推理小説年鑑2022年版。こちらにしろ光文社版にしろ、ある時期から急速に玉石混交になった「推理小説年鑑」。単なる「昔は良かった」式のノスタルジーとは思えない。もう新本格派が出てくる前から落ちはじめていて、一時期、泡坂妻夫と連城三紀彦たちが少し盛り返したけれど、その後、ぐっと落ちることに。(とおいらは思...

  2. 松尾由美・「わたしは鏡」

    松尾由美・「わたしは鏡」

    松尾由美・「わたしは鏡」三年生の鈴木比呂は、大学の文芸部に所属していていて、編集長でもある。文芸部は小さなサークルで、部員は総勢たったの八名。物語冒頭に二年生の田村いずみが、比呂に原稿の集まり具合を尋ねるところから始まる。いずみは、ショートヘヤーにメガネを掛けた女の子で、どことなく漫画の登場人物みたいに見える。化粧気のない顔で服装はいつもジーンズ、特別美人ではないけれど不思議と絵になる、そっ...

  3. 2023年1月15日「歴史学者という病」本郷和人

    2023年1月15日「歴史学者という病」本郷和人

    本日、3冊目の読了本。「歴史学者という病」本郷和人(講談社現代新書)タイトルが安易でちょっとバカにしていた、正直。で、読み途中の小説が詰まらなくなってきたので、こちらを読みはじめたら面白くて最後まで一気読み。テレビの印象では大人しい感じの本郷先生であるが、結構、湯沸かし器なのね。もう定番の吉本・芸人のギャグのように奥様をネタにする本郷先生。こりゃ奥様、怒らないんだろうか?「ずっと東大勤めのま...

  4. 2023年1月15日「ビューティフルからビューティフル」日比野コレコ

    2023年1月15日「ビューティフルからビューティフル」日比野コレコ

    本日、1冊目の読了本。「ビューティフルからビューティフル」日比野コレコ(河出書房新社)う~ん。。。。。。最近、この手の小説が増えていないかい???

  5. ボルヘス・「アレフ」他

    ボルヘス・「アレフ」他

    ボルヘス・「アレフ」この本は、小説ではなく、思想書というのか、歴史書というのかそんな感じの18編の小論で成り立っている興味深い本です。ボルヘスは、アルゼンチンの1940年台頃に有名になった人ですが、この時代にこんな先鋭な思想を編み出すなんて・・・凄い・・・というか目のウロコが取れる的な印象をもちました。全体的には難解ですが、私みたいな理解力の乏しいものでも、(少しは・・・)理解できるところも...

  6. 2023年1月8日「ペインフル・ピアノ(下)」サラ・パレツキー

    2023年1月8日「ペインフル・ピアノ(下)」サラ・パレツキー

    本日、3冊目の読了本。「ペインフル・ピアノ(下)」サラ・パレツキー(ハヤカワ・ミステリ文庫)ピノチェトのクーデター後にシカゴ大学の新自由主義経済学者たちがチリを散々「民営化」の実験場にして経済をボロボロにしたエピソードが使われている。アクチュアルなテーマではあるが、小説としてはまあ正直、陳腐である。相変わらず冴えんなぁ、パレツキー。さすがにフェリクス・J・パルマの後に読むと洗練されていること...

  7. 2023年1月6日「ペインフル・ピアノ(上)」サラ・パレツキー

    2023年1月6日「ペインフル・ピアノ(上)」サラ・パレツキー

    一昨日、4冊目の読了本。「ペインフル・ピアノ(上)」サラ・パレツキー(ハヤカワ・ミステリ文庫)おいら、サラ・パレツキーはデビュー作の「サマータイム・ブルース」しか読んでいない。しかも「サマータイム」の印象は最悪に近かった。(カバー・イラストのセンスの悪さも含めて。イラストレイターはたぶん、初版と替わってるのかな?)まあハードボイルド小説ではないんだろうなぁ、ウォーショースキー物って。それなの...

  8. 2023年1月6日「女を書けない文豪(オトコ)たち」イザベラ・ディオニシオ

    2023年1月6日「女を書けない文豪(オトコ)たち」イザベラ・ディオニシオ

    一昨日、3冊目の読了本。「女を書けない文豪(オトコ)たち」イザベラ・ディオニシオ(KADOKAWA)偏見と承知で、やはりこれだけニュアンスも含めて日本語を駆使するのに驚嘆。正直、日本人でもこれだけ上手に日本語を書ける人の方が少ない。さらに日本の小説を読む、その読解の深さにも素直に脱帽。普通、おいらでもこういう外国人の方が日本文学を語ると「何言ってやがんでぇ」という感情が沸き起こってくるのだが...

  9. 京極夏彦・「下の人」

    京極夏彦・「下の人」

    京極夏彦・「下の人」これは不条理の物語です。父親から譲り受けた分譲マンションの一室に置いてあるベッドの下にいつの間にか、大きな顔をした知らない女の人が横向きになっていた、眼は開けた状態で・・・(-_-;)普通だったら、キャーとか大声を上げて騒いで、他の人に見てもらうとか警察とかに来てもらうとかアクションをするんでしょうけれどこの物語の主人公(若い女性の会社員)は、何故かそういう行動は取らずに...

  10. 京極夏彦・「ともだち」

    京極夏彦・「ともだち」

    京極夏彦・「ともだち」メディアファクトリーから出ていた京極夏彦の短篇小説集からの一編です。ハードカバー本なのですが、ちょっと「色気のない」装丁で、奥付もないので出版年月はわかりませんが、初版本なのかもしれないです。京極夏彦ということもあって、ある程度の期待感を持って読んでいます。ただ、単に怖いとか気味悪いとか言うだけではなく、この作家ならではなんでしょうかちょっとひねった筋立てがいいですね。...

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