"東京国際映画祭" の検索結果 92 件

  1. 「皮膚を売った男」第33回東京国際映画祭

    「皮膚を売った男」第33回東京国際映画祭

    TOKYO2020作品。チュニジア/フランス/ベルギー/スウェーデン/ドイツ/カタール/サウジアラビア映画。非常に興味深いテーマだ。遥か遠くに「人権」の事を考えさせられる。遥か遠くにと書いたが、気づいたら考えさせられている、という感じだ。そして世の不条理と不平等とを。以下ネタバレ。無機的な部屋に黒いスーツ姿の男たちが居る。彼らは何かを恭しく受け取って、それを一人の別の男に見せる。額縁のような...

  2. 「デリート・ヒストリー」第33回東京国際映画祭

    「デリート・ヒストリー」第33回東京国際映画祭

    ワールド・フォーカス作品。フランス/ベルギー映画。ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作。とても面白かった。何ということはないコメディなんだけど。ダメ人間にSNSを掛け合わせたら末路はどうなるか。自戒を込めて観なければならない(笑)。以下ネタバレ。野原に生えている木の幹で背中を掻く女(あとから思うとこういう所に彼女が一人きりで生活しているということと、彼女のずぼらな部分が表されていたと言える)。それ...

  3. 「オマールの父」第33回東京国際映画祭

    「オマールの父」第33回東京国際映画祭

    TOKYOプレミア2020作品。イスラエル映画。胸にぐっとくる作品。少しの可笑しみを添えて暗くなり過ぎない展開になるよう工夫してあるけれど、このありそうで無さそうな、いやあってはいけない胸を締め付けるストーリーこそが、今のシナイ半島の一部の現実を表しているのだろう。人が人を思う気持ちは、親が子を思う気持ちには、国境なんか無いはずなのに。主役のサラーが、故郷に帰る為に息子の遺体を抱き続けている...

  4. 「赦し」第33回東京国際映画祭

    「赦し」第33回東京国際映画祭

    TOKYOプレミア2020作品。トルコ映画。うーん…「家族の崩壊と再生をめぐるドラマ」と銘打ってあるのだが…「崩壊」は確かに存在した。だがそこから「再生」は果たしてできるものなのかどうか…?そしてもし「再生」できなかったとしたら…実際には「再生」できないことははひどく現実的だと思う。話としては終始暗澹たる気持ちになる。終盤で炸裂する母親の怒りに溜飲を下げてしまう位に父親が酷い。心に残るか?と...

  5. 「悪の絵」第33回東京国際映画祭

    「悪の絵」第33回東京国際映画祭

    ワールド・フォーカス作品。台湾映画。これは…これはね、すごい作品だった。すごいという語彙力しかないのがもどかしい。芸術とはかように凄まじいものなのか。以下ネタバレ。刑務所の中。塀の前でタバコを吸う受刑者。喫煙タイムだったようだが、看守に時間だから戻って来るように促される。刑務所の一室で、受刑者達が集まって絵を描いている。受刑者の更生プログラムの一つであるようで、許(シュー)先生がついてそれぞ...

  6. 「Malu 夢路」第33回東京国際映画祭

    「Malu 夢路」第33回東京国際映画祭

    私はエドモンド・ヨウ監督の作品は好きだ。2017年の東京国際映画祭で監督賞を受賞したのは彼の「アケラット・ロヒンギャの祈り」である。だがそれよりもっと好きなのは2014年に東京国際映画祭で上映された「破裂するドリアンの河の記憶」である。だから、それらと比べると、本作は正直物足りないというか、期待値より低かったのは否めない。エドモンド・ヨウ監督独特の、夢か現か定かではない展開が少々鼻についたと...

  7. 「アップル」第33回東京国際映画祭

    「アップル」第33回東京国際映画祭

    TOKYOプレミア2020作品。ギリシャ映画。鬼才ヨルゴス・ランティモスを産み出したギリシャだけに、本作にも、寄る辺の無い理不尽さや摩訶不思議なテイストが際立っている。もちろんヨルゴス・ランティモス程の毒はないにせよ。以下ネタバレ。暗闇の中から何か音がすると思ったら、男が壁に頭を打ちつける音だった。どうも彼は精神に異常をきたしているらしい。それは、これまでの記憶が一切なくなるというものであっ...

  8. 「バイク泥棒」第33回東京国際映画祭

    「バイク泥棒」第33回東京国際映画祭

    TOKYOプレミア2020作品。イギリス映画。今年の東京国際映画祭は、コロナのことも鑑み、これまでのようにコンペ作品から賞を選ぶという形を取らなかった。従来のコンペ作品と、アジアの未来、日本映画スプラッシュを合体して、TOKYOプレミア2020というショーケースにまとめたのである。このTOKYOプレミア2020から、最も観客から投票の多かった作品に「観客賞」が贈られる。「賞」と名のつくものは...

  9. 「アンダードッグ」(前編)(後編)第33回東京国際映画祭

    「アンダードッグ」(前編)(後編)第33回東京国際映画祭

    第33回東京国際映画祭が今年も公開され、そして幕を閉じた。例年とは違う環境の中、それでも「映画祭」を開催できたことは色々な意味で画期的なことである。それは関係者の努力によるものであることは間違いない。「国際」で「祭」であることがどれほど映画に携わる人たちを勇気づけたことだろう。各国が第二波と思われる惨禍に晒されている中、東京が極力安全な形で「映画」の「祭」を楽しむことができる環境となった事は...

  10. 『鈴木さん』舞台挨拶動画

    『鈴木さん』舞台挨拶動画

    東京国際映画祭『鈴木さん』の初日舞台挨拶の動画が配信されています。監督や出演者の皆さんのお話を聞きながら、撮影の時のことを思い出していました。撮影場所が「(元?)ラブホテル」だったことが明かされていますが、私が泊まった部屋も相当不思議でした。今でも部屋の中央にあった謎の透明な円柱の用途がわかりません。備忘録・雑記ランキング

41 - 50 / 総件数:92 件