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ただ縁を信じ曽野綾子「夫の後始末」

曽野綾子のエッセイは、ちらっと読んで敬して遠ざけるようになり手に取ることもなかったが、つい眼科入院のお供に買ったのは、活字が大きいのと、「ボクノ後始末」のことも頭をかすめたからだ。きつい「正論」を振りかざす人の考えをきいてみようと思った。介護人は怠け者の方がいい。精神において，厳密の美に陶酔するより、怠けが好きという自覚があった方がいい。怠け者はそもそも働くのが嫌だから自分を追いつめないので...

お骨になって帰ってきました。

昨日、ユウがお骨になってわが家に戻ってきました。家を出るとき、家の前でこれがお前の家だよ、ここに戻ってくるんだよ・・・と話しかけました。火葬の前にお経をあげていただき、バスケットに横たわり、たくさんの花と家族と一緒の写真に囲まれて、ユウは天に昇りました。お骨になってからも読経していただきましたので、家族としての最後の責任は果たせたかなと思います。できる限りのことはしたつもりだし、最後も看取れ...

虹の橋を渡りました。

ユウが今朝10:25、虹の橋を渡りました。食べなくなって９日目でした。昨夜から朝の4時ぐらいまで悲しそうに啼いていましたので、妻と二人でずっと体をさすって、頭をなでていました。最後が近いと感じていました。8時ぐらいにリビングに移ししばらくすると、吐くような様子を数回見せた後、頭をまっすぐ伸ばし、やがて心臓が止まりました。啼きませんでした。心臓が止まった後も口を開いたり閉じたり呼吸するような仕...

老犬の安らかな旅立ちを願う看取り方とは・・・

ユウは今朝も4時過ぎに啼きました。粗相はしていませんでしたが・・・昼間はトイレをするたびに妻を呼んで教えているようです。家の中ではしたことがないので、本当は中ではしたくないのでしょうが。何も食べていませんから大したものは出ません。何も食べなくなって今日で一週間です。口を開けません。もう食べないと決めているようにも見えます。昨夜は、貧血になっているかもしれないので少し点滴（輸液）をしたほうがい...

看取り率／吾亦紅⒁

ちょこっとまた吾亦紅（われもこう）の唄に帰るこの唄、"いまさら離婚"ということが裏のテーマになっているまたその裏には母親を看取れなかったことの悔いがある人間が死ぬのはほぼ病気だから、看取りとは病人のそばにいて死期まで見守り世話をすることである危篤だと言ってその時だけ飛んでくることではない、それは死に目といういずれにしろ一番多いのは、病院だろう・・病院が8割、自宅や老人施設...

嫁が来ない（その2）／吾亦紅⒀

前項「嫁が来ない」もう一度ことわっておくが結婚相手の嫁ではない息子の配偶者のことである前項で出演願った家内の友人は夫婦の期待を息子や息子の嫁にかぶせて期待しすぎているそれでも孫はひょっとしたら自分で来れるようになったら来てくれるかもしれないそれまでは母親の手の中にあるのだから仕方がない最期の期待まで打ち壊してやる必要はない、だからそれ以上のことはいう必要はない元気なうちは息子も嫁も来てもらわ...