"セルゲイ・ヴォルコンスキヴォルコンスキ―" の検索結果 17 件

  1. Sergei Babayan - Rachmaninoff

    Sergei Babayan - Rachmaninoff

    美しい。神業の微妙なニュアンスがゆったり満喫できるアルバム。もうピアノとかいう手段の次元じゃないんだろうな。アート。昔、初めてミレーの晩鐘を目の前にしたときその世界に吸い込まれた。色や筆のタッチや構図が全てもやーっとひとつになって繁雑な美術館の現実から切り離されすぅっと包まれるような感じ。あの若さに溢れた時代から30年、この私の散乱した心を同じように包んでくれる、そうした芸術への感謝の想いで...

  2. バビ・ヤール-2-BabiYar

    バビ・ヤール-2-BabiYar

    バビ・ヤール-2-Babi Yar(C)Atoms Void 冒頭静かな田舎の家々から黒煙があがります。 多くのユダヤ人が老人も子どもも女も男も大きな窪地に集められ、不安な顔つきでカメラをみつめています。 そして、次のシーンでは皆棒きれのように地面に折り重なって斃れていました・・・ 昨日まで日常生活を送っていた人々とは思えない人間の尊厳性もなにもかも奪われた姿。 映像にはこの虐殺で生き残っ...

  3. バビ・ヤール-1-BabiYar

    バビ・ヤール-1-BabiYar

    バビ・ヤール-1-Babi Yar(C)Atoms Void バビ・ヤール初めて聞いた時かわいい響きの言葉だなぁと思いました。 背景を知らない、ということはお気楽過ぎるし、罪ですね。 バビ・ヤールはウクライナ・キーウにある地名です。 「ヤール」は窪地、「バビ」はバーバ(女性を指す俗語)の形容詞形なのだとか。 1401年、酒場の女店主がこの土地をドミニコ修道院に売却した...

  4. 世界の実相が描かれる

    世界の実相が描かれる

    シュトッツガルト劇場の「ボリス」再演を堪能した。これだけの制作の全体像をどのように書き伝えるかはまた別の問題である。結構な体験であり、恐らく音楽劇場制作としては今迄大劇場で行われたものでは最も完成していたものだと思う。当然のことながらストリーミングで観たものと体験とはまた異なる。その異なる所が音楽劇場の核であるとしてもそれ程間違いではないだろう。残念ながら前プログラムのモスクワの作曲家セルゲ...

  5. 重要なのはただ生きることではなく、尊厳をもって生きること

    重要なのはただ生きることではなく、尊厳をもって生きること

    おお!秋晴れ、ゴミ出しに行って深呼吸。湿り気は帯びているものの、すぐに乾いてさわやかになっていくことを予感させる。洗濯予定日ではなかったけれど、二度もやってしまう、干すところ作りはちょいとした才覚、なんちゃって。おととい、夜の片づけを終えて、つけたテレビが、アド街ック天国「西小山」。しばらくお会いしていない、居残り会のIさんの住まっている街だ。ラインでご注進に及んだら、翌日西小山がただならぬ...

  6. プロコフィエフの想い出

    プロコフィエフの想い出

    金曜日のベルリンからの中継は秀逸だった。同地の放送交響楽団が音楽監督ウラディミール・ユロウスキーの父親ミヒャエルを招いての無観客演奏会ライヴだった。注目していたのは親父の指揮よりも共演するピアニストのアンナ・ヴィニツカヤで、今夏ルツェルンで聴く予定になっている。ベルリナーフィルハーモニカーのオープニングツアーに帯同するからで、同プログラムは既に一月に無観客で演奏されていて、その時は人気ピアニ...

  7. 群衆-2-セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選国葬/粛清裁判/アウステルリッツ

    群衆-2-セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選国葬/粛清裁判/アウステルリッツ

    群衆セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選国葬/粛清裁判/アウステルリッツ -2-SERGEI LOZNITSAOBSERVING A FACES IN THE CROWDSTATE FUNERAL/THE TRIAL/AUSTERLITZ(C)ATOMS VOID(C)Imperativ Film 最初、本作を観るとき、かったるいなぁと思ったことをお詫びします。 それぞれ時代...

  8. 群衆-1-セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選国葬/粛清裁判/アウステルリッツ

    群衆-1-セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選国葬/粛清裁判/アウステルリッツ

    群衆-1-セルゲイ・ロズニツァ〈群衆〉ドキュメンタリー3選国葬/粛清裁判/アウステルリッツ SERGEILOZNITSAOBSERVINGA FACES IN THE CROWDSTATEFUNERAL/THE TRIAL/AUSTERLITZ (C)ATOMS VOID(C)Imperativ Film すごいドキュメンタリー映画を観ました。知らない監督の作品です。知らなかったのも仕...

  9. 来年に持ち越した夢

    来年に持ち越した夢

    今年の始め、奇跡のような出来事が起こった。世界一優雅な野獣・セルゲイ・ポルーニンの来日公演のチケットを入手した。しかも、SS席という夢のような特等席だった。しかし、新型コロナウイルスの流行で、予定の5月公演は延期になった。でも、チケットはそのままに公演は9月に振替になった。私は当然払い戻しはせず、9月公演を楽しみに待っていたのである。ところが、感染は収束するどころかますます拡大、9月の振替公...

  10. 「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン世界一優雅な野獣」再び

    「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン世界一優雅な野獣」再び

    2017年10月に私が「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン世界一優雅な野獣」という映画を観てから2年余りが経つ。昨年末、何故か急にこの映画をまた観たくなり、AmazonでBDを注文した。しかし、Amazonにしては珍しく到着が遅れ、つい先日やっと手元に届いたのだった。それ以来、久しぶりにセルゲイ・ポルーニンの素晴らしいバレエを堪能している。まさしく天才としか言いようがない、完璧で美しいダンサーと...

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