エキサイトブログ

『チェルノブイリ1986』

2022年2月25日。ロシア軍がウクライナへと全面侵攻を開始したその時、衝撃と共にある種のヒステリックな言動が・・・ロシアに関わるイベントや交流が軒並み中止になるだけでなく、ロシア人と見なされた人々への嫌がらせや恵比寿駅のロシア語表示が隠されるといったロシア文化への忌避など・・・日本でも巻き起こった事は記憶しておきたいです。そんな空気の中、公開間近のロシア映画の予告編が流された後に・・・コロ...

映画「ラーゲリより愛を込めて」（2022）観てきました

今月の関西ウーマンの書評で取り上げた『収容所から来た遺書』（辺見じゅん著）が原作の映画「ラーゲリより愛を込めて」を下の息子と観てきました。下息子とは、夏休みに一緒に「破戒」を観て、感想を熱く語り合いました。シベリア抑留についても、舞鶴引揚記念館にも行っているし、もしかしたらと思って誘ってみたら、観てもいいかもというので、レッツゴー。原作のある映画は、たいてい原作の方が断然優るのですが、映画は...

『不屈』 in 中央アジア今昔映画祭

今年の年末も各地の劇場で開催されている「中央アジア今昔映画祭」。今年は中央アジア諸国で製作された新旧7作品が上映されています。気になる作品ばかりなのですが、その中でも特に注目していたのがウズベキスタン映画『不屈』。アフガン帰還兵を描いた作品と言う事で、これは観に行かないわけにはいきません！『不屈』（原題：Sabot2018年ウズベキスタン）監督／ラシド・マリコフ（Rashid malikov...

書評『収容所から来た遺書』＠関西ウーマン信子先生のおすすめの一冊

月イチ書評連載、信子先生のおすすめの一冊＠関西ウーマン、12月は『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』（辺見じゅん）を取り上げました。12月9日から全国公開中の二宮和也さん主演映画「ラーゲリより愛を込めて」の原作です。ラーゲリとは、旧ソ連邦内に数多くつくられた収容所施設のことです。ソ連国民で反体制的とみなされた人々や、日本兵やドイツ兵などの戦争捕虜（俘虜）が収容されました。本書の主人公である山本...

『メタル'94』

1994年、ヘヴィメタル・・・それって僕たちの話じゃ無いか？そう思いながら書店で手に取った一冊は、2013年に出版され本国ラトヴィアでベストセラーになったのみならず、ヨーロッパ各国で翻訳され、映画化もされた筆者のデビュー作にして自伝的小説『メタル'94』。1980年生まれのヤーニス・ヨニェヴスが、ソ連からの独立から間もない1994年から'95年、生まれ育ったラトヴィアの地...

講演会「戦争とジェンダーー〈日常〉と〈非日常〉を貫く軍事主義と女性の主体性」無事終了しました

11月12日、大阪公立大学女性学研究センター主催の第26期女性学講演会「戦争とジェンダーー〈日常〉と〈非日常〉を貫く軍事主義と女性の主体性」に登壇してきました。2020年夏頃から研究会でご一緒しているお仲間との共同研究です。昨年夏の同志社大学人文科学研究所主催の講演会（講演録はこちら）のあと、またこうした企画をしたいですねという話になり、今年は大阪公立大学女性学研究センターで企画を立ててくだ...

最後のリアジェット4発機inキューバ

これに乗るためにキューバに行くと言っても過言ではありません。4発ジェット機のロシア製「IL-62」形です。写真の通り、エンジンが4発、後ろに固まって配置されています。そのため地上静止時はエンジンの重さを支えるため「つっかえ棒」が出ています。まだ飛んでいると良いのですがいかんせん古い飛行機なので引退した可能性があります。何機か北朝鮮へ旅立った機材もありますが最後の「リアジェット4発機」として活...

『ソ連軍思想・機構・実力』

冷戦の時代、より明確な脅威として、また秘密のベールに包まれた驚異としてソ連が存在した時代、書店にはソ連に関する書籍が多く並んでいた。勿論、直接的な脅威であるソ連軍に関する書籍も多く出版されていたが、その内容の多くは情報提供者からの伝聞であったり、亡命ソ連人の証言だったり、はたまた対外向けのソ連広報誌だったり・・・と、玉石混淆というか眉唾物の内容も多かった。また良質な専門書であっても、兵器体系...

『今日は空の日』この飛行機に乗ってみたい

9月20日は空の日 です。 これまで数々の飛行機に乗てきましたが「ナローボディ3発機」には一度も載ってません。 いつか乗りたいと思っていたB727型機も引退してしまい、最近までで飛んでいたTu-154型機も引退しました。 比較的最後まで飛んでいるのはYak-40型機とYak-42型機になりました。 この飛行機は旧ソ連製のYak-42型ですが今でも活躍しているかわかりません。 先に登場したY...

今年初めてのかき氷はメロンチャイナ/ピンクフロイド

13時に高田馬場で待ち合わせしていたのに、いつも11時半の待ち合わせが圧倒的に多いせいか11時に新宿に着いてしまった。そういえば小田急百貨店がなくなるんだよねーとエスカレーターで上がっていくと、11Fの特設会場で鵠沼海岸の埜庵の特別出店と書かれたポスターがあり、とりあえず11Fへ。大勢の人が並んでいましたが、ローテーションが早い。メロンチャイナ¥1400やっと友だちとの約束の時間です。ちょっ...