エキサイトブログ

量子力学との出会い byマサコ

数年前、テネット(tenet)という映画を詳しく説明する方の文章を読んだ。とても面白かったからネット上でこの映画に関する多くの人の感想を探して読んだ。https://ja.wikipedia.org/wiki/TENET_テネットついで、youtuberで量子学について説明している人が多くおられたので一つ一つあたってみた。わからない話の方が多かったが、何より「家庭電化製品に量子は応用されてい...

ロレンス短編集「菊の香り」byマサコ

タグ：本の感想など←クリックで記事一覧へタグ：ロレンス←クリックで記事一覧へ青白し 寒しつめたし もち月の 夜天に似たる しら菊の花与謝野晶子のこの短歌がぴったりの作品だった。「女房のもくろみ(Her Turn)」というユーモアたっぷりの作品に続く「菊の香り」。炭鉱を舞台とする思いっきり切ない女性の数時間。ここまで神経が行き届くかと思う作品だ。ロレンスは詩作に優れているので当然立派な文学者。...

ロレンス短編集byマサコ

タグ：本の感想など←クリックで記事一覧へ発行：株式会社岩波書店1986年1月16日第１刷発行1988年4月8日第３刷発行訳・河野一郎10代の頃本屋でローレンスの詩集を見つけて購入した。植物と赤ん坊の出てくる詩が大好きだった。その後いくつかの小説は、訳のせいでノリノリになれなかった。それでも彼に関する人たちの事はいつも知りたかった。今回、細やかさでは他の追従を許さない河野一郎訳で短編集を楽しん...

竹似草とブリヤン草 byマサコ

以前、竹似草(たけにぐさ)の種を豊岡市に住む人からいただいた時、散々嚇かされた。曰く「ものすごくたくましく成長が激しくあっという間にそこら中の土地が占領されてしまう」恐ろしさのあまり、環境の悪いところばかり選んで植えた。それでもこわくて上からゴミ箱を載せたりしているうちに全滅させてしまった。https://ja.wikipedia.org/wiki/タケニグサ昨日(2023年2月6日)テレビ...

トルストイ戦争と平和 byマサコ

発行：東海大学出版会2001年6月20日第１版第１刷発行訳：北御門二郎愛についてp73ベルグは優しい微笑を浮かべながら、ウェーラに向かって、愛は地上的なものでなくて天上的な感情ですといったことを語っていた。トルストイはアランと同じく愛を感情に分類。楕円に関してp126「あなたの気持ちがどうであろうと、神様はあなたを救い、憐れみ、み許にお招き下さいますわ。なぜって、神様の中にだけ真理と安らぎが...

TVドラマ「奥様は魔女」byマサコ

子供の頃夢中で見ていた「奥様は魔女」が、今、テレビで見られる。私はごく初期の作品しか知らない。最初の旦那さんとタバサが生まれる前までであった。テレビでサマンサたちに再会して驚いたことがある。アグネス・ムーアという女優さんが、音楽家のワンダ・ランドフスカの熱狂的なファンであることは知っていた。YouTubeでアグネスのお顔と熱烈なランドスカへの思いを聞いたことがあった。今回、サマンサの母親（魔...

「カレル・チャペック童話全集」 byマサコ

タグ：本の感想など←クリックで記事一覧へ発行：青土社発行者：清水一人2005年8月20日第2刷発行訳・田才益夫とても面白い角度からの童話。人類の歴史とともにポピュラーな種類の動物をどう取り上げるか興味があった。第１話は王女様が落とした子猫から話が始まる。中編。続く第２話では犬。猫と犬は、好き好きをめぐって好みが激しく別れる時もある。例えばドイツ人は犬好きでフランス人は猫好きと聞く。そんなとこ...

Eddy Ngさんのオーディオ byマサコ

タグ・音楽・美術・哲学・宗教←クリックで記事一覧へタグ：グレン・グールド ←クリックで記事一覧へEddyさんがパルティータのところに書いている英文のdeepl 翻訳です。~~~~~~~そこで、いつもYoutubeで聴いているグレン・グールドの6つのパルティータの動画が謎の消滅をしたため、より高音質でLPジャケットも含めて自分でアップロードすることにしたのです。アップロードしたマスターは最小限...

不思議に思うことbyマサコ

タグ：命・平和・人権 ←クリックで記事一覧へ2015年の3月末、私は若手の治療家と出会った。運動選手の筋肉トレーナーを目指し柔道整復師となったが、一般人を相手とする整骨院に勤め、今はそこを独立した人だ。4月に入って体調が好転した。その先生は治療が上手なだけでなく、人の話をよく聞き、的を得た質問のできる人だった。もともとおしゃべりな私は、体調がよくなるとともに日常生活のあれこれや、私にとっては...

シラー(1759〜1805)の言葉byマサコ

photo from wikiゲーテの友人であったシラー。2人が活躍したドイツの街ワイマール。町のあちこちにゲーテの格言があるそうです。木々は成長することのない無数の芽を産み根をはり、枝や葉を拡げて団体と種の保存にありあまるほどの養分を吸収する。樹々はこの溢れんばかりの過剰を使うことも享受することもなく自然に還すが、動物はこの溢れる養分を、自由で嬉々とした自らの運動に使用する。動物は直接太陽...