"仏教" の検索結果 327 件

  1. 『なぜ僕は瞑想をするのか』(no8)

    『なぜ僕は瞑想をするのか』(no8)

    『なぜ僕は瞑想をするのか』(想田和弘集英社2021)この本は映画作家の想田和弘氏がタイやミャンマーで行われている上座部仏教(テーラーワーダ)の瞑想法、ヴィパッサナー瞑想を自ら体験した体験記である。想田氏はある理由からヴィパッサナー瞑想10日間の瞑想合宿へ参加する。それは10日間、毎朝午前4時に起床し午後9時には消灯。1日10時間以上、ひたすら座って瞑想するという過酷なものである。果たしてこの...

  2. 禅とイスラム

    禅とイスラム

    禅宗は日本精神史に絶大な影響を与えた仏教の宗派だけども日本文化において禅の影響を受けてない分野はないと言っても過言では無い。元々、禅は浄土真宗のような念仏も唱えなければ密教のように真言や印契を結んで神仏を観想することも無い。ひたすら座禅して大悟に至ろうとする自力救済の宗教。例えそれが真理や善でもそれにこだわることを嫌う。自由で煩悩にも悟りにさえもこだわらず今・ここに生ききることを求める。だか...

  3. 「坐禅の心は安楽死-横尾忠則」坐禅の心は安楽死から

    「坐禅の心は安楽死-横尾忠則」坐禅の心は安楽死から

    「坐禅の心は安楽死-横尾忠則」坐禅の心は安楽死から『我が坐禅修行記』が最初の単行本の表題だったが、文庫本にする時に書名を『わが坐禅修行記』と変えることで、少し柔らかくしたつもりだった。今回、平凡社ライブラリーに加えられることになった時、さらに全面的に書名を変更したほうが時代に合うのではないかということになり、あれこれ新表題のアイデアを出してみた。その中でフト直感的に浮かんだのが「坐禅は心の安...

  4. 西教寺(神戸市西区) / SAIKYO-TEMPLE ( NISHI-KU,KOBE CITY )

    西教寺(神戸市西区) / SAIKYO-TEMPLE ( NISHI-KU,KOBE CITY )

    神戸市営地下鉄西神中央駅から実家へ向かう途中、いつも気になっていたのが「西教寺」の仏舎利塔。寺院は神社と違って、誰でもウエルカムなところだけではなく、普段は固く門を閉じて、檀家以外は寄せ付けないといった雰囲気の寺は少なくない。正直、近寄りがたい存在だ。仏舎利塔が眺めたく、思い切って訪ねてみると、誰でもウエルカムな曹洞宗のお寺だった。こちらは寺院墓地の霊苑を運営しており、その関係で門戸が広いの...

  5. 「人生の四苦八苦(抜書)-車谷長吉」人生の四苦八苦から

    「人生の四苦八苦(抜書)-車谷長吉」人生の四苦八苦から

    「人生の四苦八苦(抜書)-車谷長吉」人生の四苦八苦から「四苦」とは何かまず、「四苦八苦」の打ちのめし最初の「四苦」とはなんでしょうか。それは「生」「老」「病」「死」です。「生」というのはこの世に「おぎゃあ」と生まれて来ることです。この世とは、苦の世界です。苦の世界に生まれて来ることを、前五世紀の釈迦(俗名ゴーダマ・シッダールタ)は苦しみだと考えたのです。生まれて来た春寒には、人間は自分がこの...

  6. 「人生の四苦八苦(抜書)-車谷長吉」人生の四苦八苦から

    「人生の四苦八苦(抜書)-車谷長吉」人生の四苦八苦から

    「人生の四苦八苦(抜書)-車谷長吉」人生の四苦八苦から「四苦」とは何かまず、「四苦八苦」の打ちのめし最初の「四苦」とはなんでしょうか。それは「生」「老」「病」「死」です。「生」というのはこの世に「おぎゃあ」と生まれて来ることです。この世とは、苦の世界です。苦の世界に生まれて来ることを、前五世紀の釈迦(俗名ゴーダマ・シッダールタ)は苦しみだと考えたのです。生まれて来た春寒には、人間は自分がこの...

  7. 「誕生の不思議-佐藤三千雄」生老病死の哲学から

    「誕生の不思議-佐藤三千雄」生老病死の哲学から

    「誕生の不思議-佐藤三千雄」生老病死の哲学から「生は苦なり」と申します。そして生苦とは「受胎から出生までの苦しみ」と説明されています。しかし、おかしいとは思いませんか?受胎から出生までのことを、私は何も知らないのです。いや、知ることができないのです。産む人は自己経験をもっています。しかし生まれるものには、その自己経験が欠けています。誕生は、いわば私の経験の外で行われているのです。私のかけがえ...

  8. 美しい仏像に出会える…。大阪・藤田美術館をご紹介。

    美しい仏像に出会える…。大阪・藤田美術館をご紹介。

    ・大阪・京橋駅近くにある「藤田美術館」へ。いま「月・僧・輝」をテーマに仏教美術と茶道具の逸品が展示・公開されています。(展示内容の詳細と展示期間等は、同館のHPを参照ください。)・藤田美術館は、以前は「蔵の美術館」として親しまれていました。と申しますのは、美術館の創設者である実業家・藤田傳三郎氏(1841~1912)の邸宅の蔵を改装し1954年に開館されたからです。今般、蔵の美術館を全面的に...

  9. 心を離れたものは存在しない

    心を離れたものは存在しない

    弟Rが旅立って、8年が過ぎた。いつもは気にしていなかったけれど、今朝は、写真の少女がぼくに話しかけてきたように思った。この少女、名前なはい。生前、Rが、四谷シモンの人形教室で作ったものだ。以前は白いドレスを着ていたが、余りにも汚れ家人が作り直した。8年経ったけれど、少女の澄んだ瞳は全く変わらない。8年間、何を見続けてきたのだろう。髪にそっと触ってみた。ゴワゴワしていた。少女がいたので、ぼくは...

  10. 東洋の合理思想

    東洋の合理思想

    末木剛博先生の「東洋の合理思想」法蔵館文庫です。末木先生はウィトゲンシュタインの研究で知られた方ですが、一般に東洋思想には西洋のような合理性が欠けていると言われますが、必ずしもそうではない、と考え、インドと中国の思想を論理式も用いながら読み解いていきます。カント、スピノザ、ライプニッツなどとの相違も指摘されており、西洋哲学に親しんだ読者にはわかりやすいでしょう。特に興味深いのは、天台宗から華...

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