"喀痰吸引" の検索結果 54 件

  1. 身体拘束と誤嚥性肺炎 part 2.

    身体拘束と誤嚥性肺炎 part 2.

    では、次に、実際、「身体拘束すると誤嚥性肺炎が増加するのか?」の論文がこちらになります。 Gen Hosp Psychiatry. 2020 Jan-Feb;62:1-5.Psychiatric inpatients subjected to physicalrestraint have a higher risk of deep vein thrombosis and aspiration...

  2. 身体拘束と誤嚥性肺炎 part 1.

    身体拘束と誤嚥性肺炎 part 1.

    自分が一番、達成したい目標なのにも関わらず、最近、喀痰吸引について記事にしていない・・・。というわけで、久々に喀痰吸引と関連した話題です。 いつかの記事で、「喀痰吸引を回避するには、QOLやADLも注目しないといけない」的なことを書いたような書かなかったような、曖昧な記憶があります。 今回は、そのQOLの問題の一つ、「身体拘束」について、です。 先に言っておきます。私、身体拘束は、「大嫌い」...

  3. 良い喀痰吸引を考える/ストレスは唾液を粘稠にする

    良い喀痰吸引を考える/ストレスは唾液を粘稠にする

    「喀痰吸引を優しく」と指導しているのに、中々理解してもらえず・・・。久しぶりに記事にして鬱憤を晴らしたいと思います。遠くから聞こえる反論を聞いていると、多分「可哀そうだからやめて」程度にしか、思っていないんじゃないかな・・・(正直、それも大きいですけどね)。 最近、困っている患者さんは、神経変性疾患の進行期の方です。嚥下機能が極端に低下して、唾液も誤嚥しています。ある日、低酸素血症になったた...

  4. 良い喀痰吸引を考える(お詫び:吸引チューブは左右主気管支までは届きそうです。)

    良い喀痰吸引を考える(お詫び:吸引チューブは左右主気管支までは届きそうです。)

    お詫び。 過去の記事に、「喀痰の吸引チューブが左右主気管レベルまで到達するか?」と書いたのですが、先日、長さを確認したところ、届きそうであることが判明しました。ただ、ブラインドで深く喀痰吸引する意義については疑問を感じている、という主張は、まだ変えずにいこうと思います。少し時間ができそうなので、そろそろ記事投稿も、もとに戻ると思います。よろしくお願いいたします。そういえば、私が「チューブを入...

  5. 良い喀痰吸引を考える(雑記:愚痴とか、今後のこととか)

    良い喀痰吸引を考える(雑記:愚痴とか、今後のこととか)

    誤嚥性肺炎でも嚥下機能障害がない、ただ高齢COPD。失神による一過性CO2貯留で入院しただけのおじいちゃん。CO2は経過観察で自然に低下したし、意識レベルも改善。点滴を自己抜去してしまい、身体拘束。そのままの姿勢で常用薬を内服。そしたら、酸素が下がった、喀痰が増加した、と吸引。それがスタッフ間で「喀痰が多いから、適宜吸引が必要」と申し送られ、以後、定期的に吸引。私は、診察のたびに、「診察時に...

  6. 良い喀痰吸引を考える(ARDS・肺水腫に深い吸引はやめて・・・)

    良い喀痰吸引を考える(ARDS・肺水腫に深い吸引はやめて・・・)

    急性間質性肺炎、びまん性肺損傷、のような病態の患者さんが、入院しています。咳き込むだけで、SpO2が容易に低下する方でした。諸事情あり、気管挿管は避ける方針に。ネーザルハイフローでは低酸素血症が是正できず、やむを得ずNPPVを使用していました(個人的にはARDSの場合、あまりNPPVは好きではないのです・・・)。入院当日の晩、良かれ、と思ったスタッフが、吸引しました。それから10分以上、Sp...

  7. 良い喀痰吸引を考える(深い吸引が発熱の原因かも?)

    良い喀痰吸引を考える(深い吸引が発熱の原因かも?)

    <過度な喀痰吸引は逆効果なのでは?と思う理由>6.誤嚥性肺炎の患者さんはの発熱の一因になっていないか?(考察)内科で若手の頃、高齢者が不定期に不規則に発熱することがあるのは、何故なのか、ず~っとその都度、考察してきました。理由は一つではなさそう、というのが、現在、思っていることではありますが・・・、その一つに深い吸引があるのでは?と思うようになりました。 ひどい難治性咳嗽の患者さんは、寒気も...

  8. 良い喀痰吸引を考える(深い吸引をしても良い場面)

    良い喀痰吸引を考える(深い吸引をしても良い場面)

    土曜日は、主に、深い吸引をやめて欲しいために記事を書いています。しかし、深い吸引をすべき/しても良い、と思う場面はありますので、今回はそれを、思うままに書き出してみます。 1.明らかに食事や異物で窒息した場合即座に生命にかかわるので必要だと思います。ハイムリッヒ法などを併用しながら、窒息の解除につとめましょう。ブラインドでの吸引にこだわると、そのまま心停止のリスクがあるので、早めに医師を呼ん...

  9. 良い喀痰吸引を考える(SpO2が低下しやすい人)

    良い喀痰吸引を考える(SpO2が低下しやすい人)

    <喀痰吸引されやすい患者さんと対策>6.SpO2が低下しやすい人 前回(2022.8.21)にも書きましたが、看護スタッフには「SpO2低下→吸引する」という観念があるように感じています。しかし、夜間SpO2低下の原因は、「睡眠時低呼吸・無呼吸」「心不全」「喘息増悪」などなど、喀痰が原因ではないこともしばしばです。また眠っているとゴロゴロ音がする高齢者は結構いますが、起こして嚥下してもらうと...

  10. 良い喀痰吸引を考える(SpO2低下→喀痰吸引の是非について)

    良い喀痰吸引を考える(SpO2低下→喀痰吸引の是非について)

    <過度な喀痰吸引は逆効果なのでは?と思う理由>5.SpO2低下は、喀痰吸引で改善するの? こんなこと、よくありませんか?誤嚥性肺炎で入院している患者さん。抗菌薬治療で、病状が落ち着いていたので、そろそろ退院の相談ができるな、と思っていたある日。「喀痰吸引してもSpO2が上昇しません」というコールで呼び出し。日中に診察したときは、喀痰が多いとは思えなかった患者さんだったので、時系列を確認すると...

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