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小三治がいる

痒くて眠れないままに小三治の漫談『ま・く・ら「あの人とっても困るのよ」』を聴いた。なんで自分はマクラをながながやるようになったか、とかを、いろんなマクラに即して、そのマクラを知らない人にもわかるように中身を話しながら、それを作ったときの気持なども語る。アッチ飛びこっちトビ、融通無碍な話題の転換、爆笑させながら、あるある、そういうことだよな、と、恐らく客たちは頷いているのだろう。藍川由美という...

小三治さんもいないんだなあ

十代 柳家小三治師を偲んで今から、50年ほど前、ラジオの深夜放送が全盛期でした。中学生だった私もそのご多分に漏れず、勉強してるふり、勉強そっちのけでCBCのオールナイトニッポン、東海ラジオのミッドナイト東海をよく聞いていました。思い出のDJとしては、「あのねのね・笑福亭鶴光」（CBC）「笑福亭鶴瓶・蟹江篤子・森本レオ」（東海ラジオ）などたくさん挙げられますが、中でも柳家小三治師が一時期ミッド...

長さんの幸せ

若いなあ、小三治。この『長短』、気の短いのと長いのと、対照的な二人なのに幼馴染で、今までケンカのひとつもしたことがない仲良し。長さんが饅頭をゆっくり食うのを短七は見ていられない。けさ、伊勢の「お福包み餅」の黄な粉のを食べていて、この落語を思い出した。僕も短七型で、なんでもむしゃむしゃ食べてしまう。食事つき家庭教師をしていて、勉強の前にキッチンで出された、ワンプレートの晩飯をあまりに早く平らげ...

寿司を食って小三治を聴く

クリニックか買い物か近所の散歩、それ以外の用事で外出するのは久しぶりだ。年に3度ほどの寿司屋・八志希の集い、ひとり欠席の６人。とりとめもないことを言いながら、うまい酒と寿司をつまむ。ガンの治療歴があるのが５人、そのうち一人は腎臓の透析を受けている。欠席した一人もガン治療中。「君だけだな何にもないのは」といわれて「言わないだけでいろいろあるんだよ」と答えたが、まあ、この程度ならアリガタイという...

みんなカイイのだ。

ああ、カイカイカイ、いったいこの痒みは治るのだろうか。わっ、と叫びたくなる。外に出て気を紛らわせるが、その効果はいっときのことだ。自分だけがカイイのじゃなかった。畏敬する大先輩もみなカイカツタの経験がおじゃるのよのう。「漂流怪人きだみのる」は伊那のお寺にこもっていたころ、村の人たちが蚤を「体で飼っていて」、お寺の座敷をいくら消毒しても、彼らがくるとまたたくまに蚤の間になってしまったという。あ...

カユイ再会

少し寝坊をして大掃除と洗濯が済んで、あちこちにリンゴを送る宛名をスマホに入力していたらこんな時間になってしまった。ＦＡＸがない、電話が不在、えいっ面倒だと、スマホに入力したのだ、ちょっとバカみたいでしょ。きのうも皮膚科、院長先生も「わ！ひどいな」「どうなんですか、この薬、少しは効いているのでしょうか」。少し強い飲み薬と塗る泡薬を処方してくれた。これは背中に塗るときはカミさんの世話にならなくて...

山頭火「柳があつて柳屋」ポマードかよ(ーー゛)??

この句です。チョー悩んだ。柳があつて柳屋といふ涼しい風ポマード？って感じですよ。ポマードの柳屋さん、歴史が古い。原料の「ひまし油」をたどると古代まで遡る。そっちに迷い込んでしばらくウロウロ。で、もう一つの方向が噺家の「柳家」Aだけですが、A柳が=柳家あ=八=五三=小三つ=付=二=治て=出柳=楊=八=馬=うま屋=やと=戸い=ひ=美=皇ふ=部=戸=子涼=りょう=良=流し=四=下五=芸い風=いふう...

落語と新宿（2）高田馬場の師匠・柳家小三治

柳家小三治が、去る10月7日に81歳で亡くなった。かかぁが「小三治さんなら馬場で幾度か見たわよ」と言うが、あたしはお目にかかったことがない。亡くなった後だが「人間国宝」が馬場に住んでいたのなら、どこで暮らしていたかぐらいは知りたかった。調べたら「（株）オフィス532(コサンジ）」がヒットし、それは法人ゆえ住所が割れた。高田馬場駅を西側へ。左折2本目の路地を入った先、茶色の建物に「オフィス53...

小三治師を偲んで

今から、50年ほど前、ラジオの深夜放送が全盛期でした。中学生だった私もそのご多分に漏れず、勉強してるふり、勉強そっちのけでCBCのオールナイトニッポン、東海ラジオのミッドナイト東海をよく聞いていました。思い出のDJとしては、「あのねのね・笑福亭鶴光」（CBC）「笑福亭鶴瓶・蟹江篤子・森本レオ」（東海ラジオ）などたくさん挙げられますが、中でも柳家小三治師が一時期ミッドナイト東海のDJをされてい...

孫の抗議

今朝、洗濯物を干していると、娘から電話。スマホの電話はいつも出にくいのに早朝の電話だから焦って、もしもし！もしもし！だんだん声が大きくなる。みたらマイクカットになってる、向こうもだんだん大きく、鋭くなった声でもしもし！何が起きたか？やっと通じると「別に何でもないけど」、お父さんのことが気になって電話してみた、ほっ。ブログを読んでいて、あまりにもしょっちゅうクリニックに行くので心配した、そのう...