"支配人" の検索結果 39 件

  1. 最後の果実➡第1話暴力事件ー15

    最後の果実➡第1話暴力事件ー15

    最後の果実➡第1話暴力事件ー15接見を終えた我々は、それぞれ、世田谷警察署の玄関で別れた。田代課長は、終始無言で公用車が本省に到着するなり、「本間君、もしも、桐谷弁護士から連絡が有ったら、私に一報して欲しい。」との言葉を残して自室に向かった。私は、地下の食堂に向かい、本日の接見内容をもう一度思い返す時間を取った。そして、私が気になった池戸課長補佐の一言「隣席を見たら被害者がいなかった。」との...

  2. オペラのメソード

    オペラのメソード

    (承前)三人のスター歌手を描いている。その導入に嘗ての名歌手カラ・ガヴァッツィを扱いそのインタヴューを最後に持って来ている。そこで彼女は語っている「舞台の上で自ら全身全霊でなければ聴衆は泣かない」と、それが音楽に奉仕するということと話す。聴衆を泣かせるためには歌手が泣かないと駄目、でもしゃくっては駄目で、言葉で泣くのだと語っていて、同じことをカラヤンの「バラの騎士」を観ながらにアンナ・ブロハ...

  3. 次の目的地は如何に

    次の目的地は如何に

    地元でのワイン祭りは今年も中止だった。経済性を重視したのだと思われる。市の広報を見ていなかったので気が付かなかった。時間を掛けて旅行の準備をしたのに無駄になったが、これで旅行経費450ユーロを節約できるようになった。ホテルの予約だけ無料でキャンセルすればよい。これで、今シーズンは、明日の「フェドーラ」は捨てて、来週の「ブルートハウス」、再来週のマーラー七番、その次の週「ルサルカ」で、夏の音楽...

  4. 最高峰から削ぎ落された祭

    最高峰から削ぎ落された祭

    ロシアの歌姫アナ・ネトレブコが下りた演奏会、代わりのガラコンサートが決定した。先ず期待されていたネトレブコに代わる最高の歌唱は求められない陣容で七人の既に薹が立った歌手とか若手にウクライナの歌手などが混ざる。この面子からするとキリル・ペトレンコが伴奏をつけるような程度にはならない。当然の如く代わりの指揮者にネルソンズが入った。先日もプーティンの戦争協力者ゲルギーエフの代わりにミュンヘンのフィ...

  5. バーデンバーデン市事情

    バーデンバーデン市事情

    フランクフルターアルゲマイネ紙がロシアとバーデンバーデンの繋がりを政治欄で記事にしている。期待するようなカジノとオルガルヒのマネーロンダリングには触れていない、しかし歴史的な背景を含めて俯瞰且つ日曜日に行われる市長選挙の様子が伝えられている。三人の有力候補が、現職のCDU、それに対抗して第一勢力の緑の党、そして自由党の三人らしい。ゲルギーエフの扱いに関してAfDが祝祭劇場のスタムパ支配人を批...

  6. 音楽劇場のそのセンス

    音楽劇場のそのセンス

    (承前)シュトッツガルトの劇場では公演前に支配人ショーナーと作曲家のネヴスキーが合唱団を背にして舞台袖に出てきた。ウクライナ侵攻に関する挨拶だと思ったが、まず最初に陽性により欠場する歌手に関して断りがあった。特に重要なのは、主役のボリス・ゴドノフを陥れる腹心のシュイスキー侯爵役の変更だった。そこには週末に日本でも話題になっていたヴァルシャワでの新制作「ボリスゴドノフ」出演役だったマクシム・パ...

  7. ブルーレイROM三枚目

    ブルーレイROM三枚目

    三枚目のブルーレイROMを焼いた。一つだけ余っていたタンホイザーの生BR版で5.5GBのMP4ファイル。一度がカメラ切り替え別のカステルッチ演出「タンホイザー」の映像批評をしなければいけないと思うぐらいだ。しかし、流石に観慣れて落ち着いて音楽を聴けるようにはなったのだが、矢張りカステルッチは変態だと感じる。ヌーディティーへの彼の視線が矢張りおかしい。まるで自分の趣味の為に無理矢理に理論づけし...

  8. 一派の枢軸となるだろうか

    一派の枢軸となるだろうか

    ザルツブルクから総合プログラムが来ていた。150ページ程のA4サイズだから結構重い。来年度は今年に続き注文するので価値はあるだろう。矢張り冊子の方が見やすいことも多い。ぱらぱらと見通して、ネットで見ていた以上の情報はなかった。結局アスミク・グリゴーリアンの「三部作」が目玉であることも変わらない。また不思議な音楽会があって、カメラータザルツブルクはエンゲル指揮で演奏して、その前座にカンブルラン...

  9. 劇場への強い意志を示す

    劇場への強い意志を示す

    「ジュディッタ」初日の券が発売された。一度全てがキャンセルになって、再発売のつもりだったが、10時に出たのは20席足らずだった。価格クラスでは1から5迄で、一タイミング遅れて、タッチ出来たのは赤、籠に入れられた紫、赤が144ユーロで躊躇していたら、三席とも取れず、紫の平土間三列目170ユーロは厳しいと思った。出しものがオペレッタとオペラの中間のようなオペレッタ作曲家のレハール作、今迄のミュン...

  10. ペトレンコ指揮の練習風景

    ペトレンコ指揮の練習風景

    (承前)改めて祝祭劇場支配人が、練習公開の意味を語っている。今回本番当日の朝一番での練習公開が急遽決まった。勿論お知らせがあれば万難を排して出かけるしかなかった。本番は大切であるが、やはりそのベルリナーフィルハーモニカーの練習風景にも興味がある。ラトル時代にも公開されていたと思われるが、キリル・ペトレンコの練習となるとまた異なる興味が湧く。実際には友の会など本番に来ない人も来ていたようで70...

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