"長部日出雄" の検索結果 20 件
-
きみたちは信じないような顔をしているがね、おれが、ヨーイ・スタート!といえばだな――長部日出雄『ハードボイルド志願』⑤
長部日出雄『ハードボイルド志願』より⑤「おい、もう一杯ついでくれ」男はグラスをバーテンダーのまえに押出した。「もういいじゃないですか、本牧さん」「よくない!どいつもこいつもおれを年寄り扱いしやがって……いいか、監督というのは、神様なんだぞ。きみは神の言葉に逆らうのかね。つげ、といったら、つぎなさい」「…………」バーテンダーは無言のまま仏頂面でウイスキーをついだ。「シングルじゃない!ダブルだ」...
2023/03/06 01:15 - カフェ・サン・マルコⅡ 放逐の地、流謫の空、日常の崖、超常の涯、僕たちの心臓はただ歌い出す -
わたしどもは、本牧さんとお呼びしております――長部日出雄『ハードボイルド志願』③
長部日出雄『ハードボイルド志願』より③夜になって、わたしたちは本牧へ行き、通りに面している一軒のレストラン・バーに入った。この店の名前は、まえに何度も聞いたことがある。数年まえまでは外人の客が多いので有名で、いまも異国情緒(エキゾチシズム)に惹かれて来る日本人の客で繁昌している、と聞いていたのだが、まだ時間が早いせいか、二階に上がって見ると、若いアベックが二組いただけだった。二階はかなり広く...
2023/03/05 23:59 - カフェ・サン・マルコⅡ 放逐の地、流謫の空、日常の崖、超常の涯、僕たちの心臓はただ歌い出す -
あんた直木三十五の墓へ行ったことはあるか――長部日出雄『ハードボイルド志願』②
長部日出雄『ハードボイルド志願』より②「……杉狂児って、覚えてるか」と、わたしは走るバスのなかで、清村隆介に聞いた。「ああ」とかれは頷いて「東映の時代劇映画の脇役だろう」「戦後はそうだが、戦前は日活のスターだったんだ」「知ってるよ。そのころの映画は見たことがないけど……。しかし、どうして急にそんな古いことをおもい出したんだ」「横浜へ来ると、どういうわけか、なんとなく懐旧的になるんだよ。きっと...
2023/03/05 23:27 - カフェ・サン・マルコⅡ 放逐の地、流謫の空、日常の崖、超常の涯、僕たちの心臓はただ歌い出す -
チャブ屋の一階でビールを飲み、やがて二階に上がって――長部日出雄『ハードボイルド志願』①
せっかくなので、横浜が舞台になっている小説も読んでみることにしましょう!長部日出雄が書いた、横浜ミステリー連作がありますので、本日はそれでいきます。長部日出雄『ハードボイルド志願』(河出文庫)より①☆ズームレンズの謎三文小説家、といういい方を、わたしは嫌いではない。昔の言葉でいえば、三文文士。どうやらわたしは子供のころから、この三文文士の生活に憧れていたようなのだ。小さいときに見た杉狂児の映...
2023/03/05 00:15 - カフェ・サン・マルコⅡ 放逐の地、流謫の空、日常の崖、超常の涯、僕たちの心臓はただ歌い出す -
迷った道が私の道です!
天気が良かったので、出掛けました私の好きなCMのロケ地でもあり、地元の方や県外の方も、ファンが居るそうです。長部田海床路動画(大分麦焼酎二階堂のCM)の最後の海シーンが、ここです久しぶりにデジカメを持って行ったので、このCMのような、哀愁を漂わした写真を撮ろうと意気込んで撮影しましたが。始まりと終わりを直線で結べない私には血迷った写真が私の写真です!となりました。一枚だけまともそうな写真が撮...
-
✔ 天気は下り坂=長部田海床路、御輿来海岸(宇土市)
回想)コーナー風景夕景野鳥 日々の光景▼撮影:2022年04月20日今夕は潮位が沖まで引きそうなので、御輿来海岸や長部田海床路に行ってみた。ただし、明日が雨模様なので天気は下り坂のようである。海の中に建てられた複数の電柱が、今夕は力強く見える夕陽に薄雲が掛かり、すっきりと晴れない日没後、沖まで続く電柱たちに白い明かりが灯っている次に車で御輿来海岸へ速やかに移動した。そこには綺麗な砂紋シーン...
-
✔ 秋空に誘われて=熊本市、宇土市
回想)コーナー風景夕景野鳥 日々の光景▼撮影:2021年10月31日キンモクセイの香りが漂う中、午後過ぎから熊本市や宇土市をドライブしてきたコスモスの花々(熊本市富合町)は、終盤のようであったそれでも、華やかさは見事である魚眼レンズで遠近感を強調したら、上部の白い花がとても印象的になった約1時間後、長部田海床路(宇土市住吉町)を訪ねた海上には雲が無く、頭上には清々しい青空が広がっているそし...
-
✔ 雲の多い夕景=宇土市
回想)コーナー風景夕景野鳥 日々の光景▼撮影:2021年02月10日連日、好天に恵まれていたが、今夕は凄く怪しい天候である。にもかかわらず、今日もまた来てしまった・・・。雲に包まれた夕陽を灯台に重ねようと待機していたら、一羽のサギが視界に飛び込んできた慌てて連写した中の一コマである”現役”の漁船が整然と並び、まるで艦隊のようで頼もしくも見える当初目的の「夕陽と灯台の重なり」が実現したが、夕...
-
ふたり
汐が引き始めた長部田海床路に立つふたり
-
かみさんと行く九州旅行〈1〉
またまたカミさんと…九州旅行ですなんて奥さん孝行なんでしょうエッヘンƪ(˘⌣˘)ʃ11月22日(日)大阪南港から別府までフェリーさんふらわで出掛けます愛知は三河から3時間弱ですがパンク等何かあったら、その先の旅行が全てパアになりますので13時時に出発します(🚢は19:05発、60分前までのチェックイン要)大阪には約12年間住んでいましたが新しい道路が増えて、新しい高い...