"随筆" の検索結果 28 件

  1. 『蔵書の苦しみ』(no.9)

    『蔵書の苦しみ』(no.9)

    『蔵書の苦しみ』(岡崎武志光文社新書2013)本書はライター、書評家の岡崎武志氏の「本」特に蔵書にまつわるあれやこれやの話である。まぁ本好きからしたら見に覚えのありすぎるあるある話であり。岡崎氏は古本業界や古書などにも造詣が深く多くの著作があられるのですがその中では1番読みやすいと思います。内容は第一話蔵書が家を破壊する第二話蔵書は健全で賢明でなければならない第三話蔵書買い取りのウラ側第四話...

  2. 『ツェッペリン飛行船と黙想』上林暁

    『ツェッペリン飛行船と黙想』上林暁

    まんだらけで見つけた装丁の素敵なこの本がそのまま事件になっていた。その名も『ツェッペリン飛行船と黙想』事件。幻戯書房10周年記念として出版されたのち、編集著作権をめぐって遺族が訴えたらしい。しかしすべて棄却されているようだ。文学者としてのまなざし、生活者としてのぬくみー同人誌時代の創作から晩年の随筆まで、新たに発見された未発表原稿を含む、貴重な全集未収録作品125篇を、初めて一冊に。(カバー...

  3. 宮城道雄「レコード夜話」

    宮城道雄「レコード夜話」

    本日は、宮城道雄の随筆「レコード夜話」を朗読しております。https://youtu.be/Dqt04qIajUk 🎻💿🎹🎼🍂 「春の海」で知られている作曲家、箏曲家の宮城道雄(1894年~1956年)は、随筆の名手でもありました。宮城道雄は幼くして失明。62歳で列車からあ...

  4. あれっ、今村均大将の戦争総括?

    あれっ、今村均大将の戦争総括?

    【 今村均大将:愛国心について 】先日、「今村均 遺稿 随筆 愛国心について」を読んでみた。以下は、一部抜粋(その3)。なぜ戦争に敗れたのか敗戦の原因は数多くあげられよう。が、軍に関するもので特に反省を要する顕著なものは、次の四つである。その一は、軍中央部と各方面最高指揮官の不適正な信念と指導の間違いとである。高級者や中央部の幕僚などは、自分は大きな力を持っている者のようなうぬぼれ気分にとら...

  5. 小野佐世男「ジャズ狂時代」

    小野佐世男「ジャズ狂時代」

    本日は小野佐世男「ジャズ狂時代」を朗読しております。https://youtu.be/nNktKNOTA8E 🚤🎺🥁🎷🎹🎙👗🌹🎶 小野佐世男(1905~54)は、画家で漫画家で随...

  6. NAOの読了本紹介『群像8月号随筆「問い、問われ、生きて死んで、また生きる」稲葉敏郎』*

    NAOの読了本紹介『群像8月号随筆「問い、問われ、生きて死んで、また生きる」稲葉敏郎』*

    おはようございます今月は様々なお役目を拝命し、多忙を極めた月で、気が付けばあっという間に7月も残り10日となっていました。一昨日で投薬治療は終了し、副作用もだいぶ落ち着いていました。今は通常の投薬治療(こちらは無くなることはない)のみとなりました♪お薬はゼロになることは無いのですが、それでもお薬が減ったり、副作用の強いお薬が減ると気持ち的にとても楽に感じます。次の治療までの約1か月、副作用か...

  7. 土を喰らう十二ヵ月

    土を喰らう十二ヵ月

    故・水上勉の随筆「土を喰う日々ーわが精進十二ヵ月ー」が映画となって戻ってくる。主演は沢田研二で準主役は松たか子、脇役に火野正平も出演するらしい。みんな魅力のあるキャラクターの人たちだ。沢田研二のこの作品に対する思い入れも、やせ方を見ればわかる。そういえば沢田研二は京都出身だ。水上さんはよく京都に行かれていたようで、その地を舞台にした作品も多いが、沢田研二はきっとそのことを知っていて、面識もあ...

  8. 片山廣子「まどはしの四月」

    片山廣子「まどはしの四月」

    今晩は片山廣子「まどはしの四月」を朗読しました。https://youtu.be/l1kC5zqJF24📰🏰🌳💑☕ 芥川龍之介の最後の恋人といわれている片山廣子。芥川は彼女を「才力の上にも格闘できる女」と敬い、慕っていました。この随筆は1953年(昭和28年)の作品です。 作中に出てくる『まどはし...

  9. 小さくて弱くてゆっくりした力が大きくて強くて速い力に勝ちます

    小さくて弱くてゆっくりした力が大きくて強くて速い力に勝ちます

    「一歩ずつが教えてくれることは雑草のたぐいにもある。コンクリートを割って出てくる名も知れぬ植物があれば、かがみ込んで見入る。ゆっくりとした弱い力が一歩ずつ堅固なものを破壊する様子。自然が見せるこの種の力が、無量の励ましの声をかけてくれる」『朝日新聞』(“こころ”生きるレッスン明川哲也2011年11月21日 夕刊)この言葉はロックバンドの叫ぶ詩人の会で知られたドリアン助川さんのエッセイからの引...

  10. 西日本新聞連載随筆の 挿絵・第10回目(最終章)

    西日本新聞連載随筆の 挿絵・第10回目(最終章)

    西日本新聞連載随筆「食べる本、読む料理」[西日本新聞me]食べる本、読む料理」は、50回でついに最終回を迎えました。タイトル:この世の「最高の食事」。今回は最終章の挿絵です。川野里子さんのエッセイは、こう始まっています。『「食事」という言葉にはちょっとあらたまった響きがある。同じような言葉でも「ご飯」には温かみがあり、「腹ごしらえ」には必要を充たす簡素さがあり、「飲み食い」には猥雑な賑わいが...

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