"芥川賞" の検索結果 75 件

  1. 本にまつわる話しを二つ・・・2022年7月22日

    本にまつわる話しを二つ・・・2022年7月22日

    見つかる話題が、どう言うわけか連続することがたまにあります。このたびの投稿はまさにそれを地で行ってるような趣があります。先の17日に「吉川英治文庫賞」のことを書きました。贔屓の「歴史時代小説・文庫書下ろし」が陽の目を見るようになって来たと、いささか舞い上がった内容でした。 とは言うものの「芥川賞や直木賞」を受賞する作品を決して貶めているわけではありません。ノミネートされた作品も含めて、作者...

  2. 「吉川英治文庫賞」のこと・・・2022年7月17日

    「吉川英治文庫賞」のこと・・・2022年7月17日

    うかつと言うか、間抜けと言いますか・・・表題の賞があって、2016年の第1回受賞から、2022年の選考と受賞で7回目を数えるのだそうですが、このこと数日前まで知りませんでした。 ご贔屓の文庫書下ろし作家「上田秀人」の最近作『戦端武商繚乱記(1)講談社文庫』を読み終えたところで、作者のあとがきでこの賞のことを知りました。 2013年11月に第1巻(波乱)から始まった上田秀人の作品「百万石の留...

  3. 彼岸花が咲く島

    彼岸花が咲く島

    彼岸花が咲く島李 琴峰[著]/ 文藝春秋2021年9月号2021年上期 第165回芥川賞受賞!彼岸花の咲く白い砂浜。砂浜に倒れている少女は、真っ白なワンピースに身を纏い長い黒髪が砂浜に扇状に広がっている。ワンピースも髪もずぶ濡れで黄色い砂がべっとりと吸い付き、ところどころ青緑の海藻が絡み付いている。あちこち鋭いもので切られたような傷口もあれば鈍器で殴られたような暗い紫の痣もある。最初に少女を...

  4. 貝に続く場所にて

    貝に続く場所にて

    貝に続く場所にて石沢 麻依[著]/ 文藝春秋2021年9月号2021年上期 第165回芥川賞受賞!第64回群像新人文学賞受賞のデビュー作。コロナ禍が影を落とす異国の街に、9年前の光景が重なり合う。ドイツの学術都市ゲッティンゲンに暮らす私の元に、列車の発車を告げるアナウンスを閉し、遠近感の狂った通路に緑を背にして立っていた。震災で行方不明になったはずの友人野宮が現れる。その話し振りを見る限り普...

  5. 図書館を出でてしばらく陽だまりに

    図書館を出でてしばらく陽だまりに

    市役所周辺をリハビリ・ウォークのあと図書館へ。文藝春秋3月号に掲載の、芥川賞受賞作品『ブラックボックス』を読みました。いやー、面白い。1時間ほど図書館に居たあと、隣接の公園の陽だまりで一休みして帰宅。▲ 図書館を出でてしばらく陽だまりに中央公園にて2月18日

  6. 沸騰しやすいケセラセラ「ブラックボックス」(砂川文次)

    沸騰しやすいケセラセラ「ブラックボックス」(砂川文次)

    恒例の文藝春秋「芥川賞発表」、砂川文次「ブラックボックス」を読んだ。なにやら高級な自転車に乗って走るメッセンジャーが、むちゃなベンツの左折で、避けようとして転倒するところから始まる。雨の中、ベンツは速度を落とすこともなく走り去る。その後続く、怒りの表現。ミラーに自分が映りこそすれ、彼又は彼女の意識に自分が投影されることはないだろう。思うと、波形の怒りがまた皮膚の下で蠢動する。体の異常を確かめ...

  7. 寺久保友哉「停留所前の家」〜寺久保友哉②〜

    寺久保友哉「停留所前の家」〜寺久保友哉②〜

    老人問題(老人問題などと否定的な言い方をすること自体がふさわしくないような気がするが)、高齢者の介護や生活について現代の私たちの目は曇らせられているのではないか?寺久保友哉「停留所前の家」はこんなことを思わせる。少し説明が必要なので、以下に書く。きっとここ2、30年ほどのことだと思うが、高齢者のことや老人については介護保険、認知症(ぼけとか、痴呆などともかつては言っていたが)などがクローズア...

  8. 破局

    破局

    破局 遠野 遥[著]/河出書房新社2020年上期 第163回芥川賞受賞作大学生になり就活にも目を向けるようになっても出身高校のラグビー部の練習にコーチとして参加している陽介。同じ大学に親の地盤を継いで政治家を目指す麻衣子という彼女がいた。陽介は公務員を目指していた。大学の友人 膝 からお笑いの新歓ライブの誘いメールが来ていた。ライブに顔を出すと空いている席は僅かで両脇を女に挟まれた席に座った...

  9. 本

    こんにちは。秋!だねこの時期の空気感たまらなく良いね。さくやは夜風が気持ち良かった。次女が、「一年中こんな(気候)だったらいいね〜」と言ってたその我が家の次女は中3。中学校が分散授業をしており、出席番号順で午前と午後に分散されての登校となっております。一昨日は、午前学校でお昼に帰宅→午後友達と遊ぶ昨日は午後から登校で、前夜は夜更かし三昧!!見てるとイライラが募りそうなので、敢えて見て見ぬふり...

  10. いよいよパソコンを取り換える

    いよいよパソコンを取り換える

    よく降りますね。それでも山のような洗濯をして、風呂場の乾燥で乾かしています。きのうも、下北沢の皮膚科でビタミン注射をして、買い物をして、梅が丘で蕎麦を食って、あとは、芥川賞のもうひとつの受賞作品「彼岸花が咲く島」(李琴峰)を読みました。そのことを書こうと思いましたが、パソコンの調子がどうにもスローモーで、ここまで書くのに精魂尽き果てるようでした。いよいよ、買ってそのままになっている新しいパソ...

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