"フェミニズム" の検索結果 58 件

  1. バルバラ・カッサンとミッシェル・ペロー

    バルバラ・カッサンとミッシェル・ペロー

    昨年末、Arteのニュース解説番組で、バルバラ・カッサンとミッシェル・ペローの両女史が同席するのをはじめて見た。この二人、すごい迫力だ。バルバラ・カッサンは、72歳のアカデミシャンだ。堂々としているし、いかにも頼もしい。アラン・バディウとの対談本『男、女、哲学』(Fayard)はすでに読みかけている。プラトン主義のバディウに対してソフィストを自認するカッサンが、ジェンダーの問題と哲学をどう照...

  2. 女のキリスト教史--もう一つのフェミニズムの系譜

    女のキリスト教史--もう一つのフェミニズムの系譜

    秋の日本滞在記の予約投稿はまだ少し続きますが、今年5冊目の本であるちくま新書の『女のキリスト教史』が発売となるので、今日は、サイトに載せたコメントをリンクします。目次より序章フレンチ・フェミニズム――ジャンヌ・ダルクからカトリーヌ・ドヌーヴまで第一章イヴの登場――すべてはエデンの園から始まった第二章イエスの登場――イエスを育てた女たち第三章聖母の登場――マリア崇敬が女神信仰を温存した第四章聖...

  3. フリーメイスン女性ロッジその3

    フリーメイスン女性ロッジその3

    (これは前の記事の続きです)で、その後、この女性ロッジについての質問時間。ここで質問するのはもちろんメイスンではない女性たちだろうけど、男性が出席したことに驚いたがノーマルかという質問で始まった。公開の講演会はもちろん、普段の活動でも外部の男性を招いて話を聞くことはある。きょうだい関係にある男性ロッジや友好関係にあるロッジの男性メンバーと共同で仕事をすることもある。その後、数名の女性から同趣...

  4. フリーメイスン女性ロッジの講演会その2

    フリーメイスン女性ロッジの講演会その2

    (前の記事の続きです)さて、宝塚風のカップルやスタッフたちの間を建物の4回に上がって第4テンプルに。学校の大きめの教室くらいの広さ。天井には多分修道院時代からの太い梁が張り巡らされている。扉から奥の檀上まで床の中央には黒白の市松状タイル。扉内側には JとB と書かれた2本の柱。そこからロープが両側に壁を伝って奥の壇上までつながっている。壇上とは垂直に、中央通路を挟んで向かい合う形で10脚ほど...

  5. GLFFの公開講座に行く(女性専用フリーメイスンのロッジ)

    GLFFの公開講座に行く(女性専用フリーメイスンのロッジ)

    グラントリアンのフリーメイスン・ミュージアムに行った2日後、書店でもらった招待状から登録してグランドロッジ・フェミナンの公開セミナーに行った。会場である本部はパリ11区のシャロンヌの近くに、1646年に建てられたドミニコ会の修道院があって、この世界初の女性フリーメイスンロッジが1970年から入っている。シャロンヌの近くのヴォルテール大通には古物市がブースを並べていたのでいろいろ見た。シャロン...

  6. フリーメイスン書店その2

    フリーメイスン書店その2

    結局、その書店で買った本は5 冊。『女とフリーメイスン』見習いの言葉と仲間の沈黙これは歴史というより、やはり実用的でもあり、メイスンの会合での沈黙、話を遮らない、許可なしに話さない、などをめぐる「意味」が書いてあった。これは『ヨーロッパにおける女性とフリーメイスン』これはグラントリアンの発行している雑誌ユマニスムの語る3世紀の歩み。女性著者による、フランス、イギリス、アメリカの女性メイスンの...

  7. フランスの公共プールでのブルキニ着用禁止をめぐって

    フランスの公共プールでのブルキニ着用禁止をめぐって

    フランスの公営プールでは、イスラム教徒の女性用水着ブルキニの着用が禁止されています。グルノーブルの公営プールで、人権活動家らが「ブルキニ着用の禁止は人種差別」と抗議する事件があり、この「ブルキニ」着用の権利の主張で提起された議論にに対し、 社会学者や哲学者らが怒りを表明しました。「スカーフやブルキニこそが性差別であり、着用禁止を人種差別と抗議する活動家は、えせフェミニストである」といった主張...

  8. 本屋B&Bイベント 「今日も眼鏡をふいているー翻訳・移民・フェミニズム」

    本屋B&Bイベント 「今日も眼鏡をふいているー翻訳・移民・フェミニズム」

    もっと聞いていたかった!日曜日、下北沢にある本屋BBさんのイベントに行ってきました。ふたりの素敵な翻訳家による、とても興味深いお話です。書店はもちろん、本関連のSNSでも目にすることの多い本、ナイジェリアの作家チママンダ・ンゴズィ・アディーチェさんの「なにかが首のまわりに」を翻訳をされた、くぼたのぞみさんと韓国文学や「中くらいの友だち」でおなじみの斎藤真理子さんによる、笑いや思わず唸ってしま...

  9. 日本の雑誌をネットで読む

    日本の雑誌をネットで読む

    これを書いているのは3/27。先日ようやく死生観についての書き下ろし原稿を出版社に送った。4/15に日本に出発するまでに書かなくてはならない連載原稿ひとつとジャンヌ・ダルクの文庫版の加筆と校正、日本での講座のレジュメづくりなどにかかるのだけれど、ネットで日本の雑誌をつい読んでしまう。『GQ JAPAN』5月号の畠山理仁さんの「沖縄『黙殺』」という記事にはいろいろ考えさせられた。同じ号に内田樹...

  10. イザベル・グイックとクリステーヴァとアヴィラのテレサ

    イザベル・グイックとクリステーヴァとアヴィラのテレサ

    サンタンヌの精神病理学アートの展示会で購入した5冊の本のうちのこれには絵がない。サンタンヌのアートセラピーで絵の才能を見出されて、「病気」も治ってしまって、退院してから画家として活躍するイザベル・グイックのをセミナー講演が収録されているものだ。このセミナーは主として精神病理学の領域における精神分析の関係とその進化を研究者たちが定期的に報告し合っているもので、この本は2016-2018年にかけ...

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