"疫病医" の検索結果 484 件
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緑膿菌を有する成人気管支拡張症に対するトブラマイシン吸入
「どうせ嚢胞性線維症しか対象じゃないんでしょ」のトブラマイシンがついに!緑膿菌におぼれる気管支拡張症の患者さんは日本にもたくさんいます。呼吸器内科医としてどうにかしてあげたいと思いながらも、在宅ネブライザーできるのはベネトリンやムコフィリンという状況です。その後の耐性菌はどうか、など課題はまだまだ多いかもしれませんが。Guan WJ, et al. A Double-blind Random...
2022/08/06 09:21 - 呼吸器内科医 -
鎮静薬の多剤併用は人工呼吸器が重症COVID-19患者のせん妄におよぼす影響を媒介する:後向きコホート研究
・鎮静薬の多剤併用(PP)はICUせん妄の修復可能で医原性のリスクファクターである。鎮静薬の多剤併用が重症COVID-19患者での高頻度なせん妄発症にどれほど影響しているか不明である。我々の仮説として、PPとして静注薬を4剤以上使用していると定義し、人工呼吸器とせん妄の因果関係を媒介していることを検証した。・後向きコホート研究として、SARS-CoV-2のRT-PCR陽性で初めて診断された成...
2022/08/05 04:22 - 麻酔科医の日々 -
関節リウマチ関連気管支拡張症のリスク因子
Bronchiectasis rheumatoid overlap syndrome(Chest. 2017;151(6):1247-1254.)と呼ばれることもありますが、RA特異的な現象というよりは足し算かなあとも思っています。McDermott G, et al. Demographic, Lifestyle, and Serologic Risk Factors for Rheuma...
2022/08/01 09:57 - 呼吸器内科医 -
エアロゾル生成手技に対する麻酔科医の現在の臨床と認識:混合型研究
・『エアロゾル生成手技』の感染リスクに関わるエビデンスのもとは主に、臨床現場におけるエアロゾル濃度の数量化によって発展してきた。したがって、感染予防管理ガイドラインでは継続的に再評価をおこなってきた。この混合型研究の目的として、臨床現場における麻酔科医のエアロゾル生成手技に関する認識を検証しようとした。オンライン調査を英国麻酔科学会のメンバーに対して2021年11月におこなった。この調査では...
2022/07/27 04:04 - 麻酔科医の日々 -
パルモディアとリファンピシン
脂質異常症に対して、ペマフィブラート(パルモディア®)の処方を見かけることが増えました。呼吸器科では注意が必要な薬剤です。その理由は、リファンピシンとの併用が禁忌だからです。肺MAC症の治療を導入しようとした患者さんが、他院でパルモディア®を処方されていることもありました。ちなみにリファンピシンと併用することで、パルモディア®の血中濃度は10倍以上になるリスクがあります。特に腎機能障害がある...
2022/07/04 09:59 - 呼吸器内科医 -
胸膜を開くのはケリー鉗子がいいのか?
外科医ではなく鉗子自体を使い慣れていないので、内科医がデカイ鉗子を使うとなかなか胸膜が破れずに挿入に時間がかかる気がしています。当院のセットには色々鉗子が入っているのですが、個人的には小さな鉗子を使うことが多いです。胸膜に到達した後に鉗子を開けば、モスキートでもそんなに困らない気がしています。とまあ内科医が言っても何の説得力もないので、ダメだよ何言ってんのというご意見があれば、こっそりメール...
2022/07/02 11:12 - 呼吸器内科医 -
JADERデータベースを用いた肺MAC症治療の副作用報告
Weibull分布は時間対障害率の分布で、形状はβ値によって示されます。たとえば、β=1は時間と関係なくハザードが一定となるランダム障害型、<1はハザードが早期に高くピークをつける初期障害型、>1では時間とともにハザードが増加する磨耗障害型になります。肺MAC症に対するEBの副作用については報告バイアスが大きいため、「なんとなく目がぼやける」→「やめましょうか」ということもあり(しばしば原因...
2022/07/01 09:54 - 呼吸器内科医 -
YouTube:コロナ地獄を診た呼吸器内科医たち
みおしん先生、田中希宇人先生と「コロナ地獄を診た呼吸器内科医たち」というテーマで、YouTubeでトークする予定です。本日月曜日の夜22時からの予定です。病院は大部屋で回線が遅く(涙)、自宅だと家族が寝静まって時間にしか繋げないので(涙)、動いている倉原がみられるのは結構レアだと思います。いうほど喋れませんので、期待しないようにお願いします。■URL:https://youtu.be/Sl4...
2022/06/27 21:10 - 呼吸器内科医 -
結核後気管支拡張症はその他の気管支拡張症より重症化しやすい
韓国の前向き気管支拡張症登録に参加した気管支拡張症患者さん598例を登録した研究では、結核後気管支拡張症の肺機能は悪いのですがFACEDスコアはそれほど悪くないという結果が示されています(J Clin Med. 2021 Sep 30;10(19):4542.)。結核のあとにみられる「アレ」は確かに気管支が拡張しているのですが、通常認識されてきた内因性の気管支拡張症とは何か違う気がしています...
2022/06/05 09:36 - 呼吸器内科医 -
肺MAC症に対するアリケイスの処方について(2022年6月改訂版)
※この記事はインスメッド合同会社に協力いただき記載しております。■アリケイスについてマクロライド(クラリスロマイシンorアジスロマイシン)+エタンブトール+リファンピシンなどの標準治療を継続しているものの、喀痰抗酸菌検査の培養陽性が6か月以上継続している難治性肺MAC症に対して、現在「アリケイス吸入液590mg」が用いられています。メールで肺MAC症患者さんや医師からの問い合わせがコンスタン...
2022/06/02 09:26 - 呼吸器内科医