"翻訳小説" の検索結果 3840 件

  1. 千早茜作「魚神」を読みました。

    千早茜作「魚神」を読みました。

    千早茜作「魚神(いおがみ)」を読みました。千早先生は小説「しろがねの葉」で本年度直木賞を受賞されています。本作は先生のデビュー作になります。白亜とスケキヨ姉弟は、かつて一大遊郭が栄えた、閉ざされた島で暮らしていました。島で暮らす人々は、寂れた遊女屋街に寄生して暮らし、誰も夢を見ませんでした。というのも、島の中ほどにある山の祠に住む獏が夢を喰ってしまうからでした。島に住む人々の心は虚ろで、その...

  2. サウザンドアイランド163

    サウザンドアイランド163

    異世界の島の物語サカマキ・ショウゴ・・・28歳検査員カネムラ・オクトー・・・19歳研究員能力者エリック・ジェイントン・・・5歳S級会員能力者マーマレード・リリア・・・20歳保護委員アンドロイドワインバーガー・・・60歳サウザンド・アイランド連邦国科学技術省総裁メラニー・・・33歳科学者長老・・・?????レゼンダ・・・29歳オーズレーン国カードマスター能力者イムズ・・・47歳リドル帝国将軍能...

  3. 巴里に死す芹沢光治良著

    巴里に死す芹沢光治良著

    日中は大分暖かくなってきましたね。自分の活動力が増えたのも気温のせいです。片付けを再開して、写真や手紙の整理をしています。そんなことをしていたら友人からの手紙が出て来てしまい、じっくり読みました。大学時代でのものです。芹沢光治良著「巴里に死す」の読書感想文でした。大学は地域も学部も全く違っていましたが、中学生の時からよく議論した友人からです。高校は同じでしたので読後感を語り合っていました。高...

  4. 『相似』(ジェイムズ・ジョイス、訳=安藤一郎、河出書房新社「世界百物語5」)

    『相似』(ジェイムズ・ジョイス、訳=安藤一郎、河出書房新社「世界百物語5」)

    『Counterparts』(James Joyce)本作は『ダブリン市民』(1914)の中の一編。舞台は2月の夕方のダブリン。主人公のファリントンは法律事務所の事務員。事務処理がうまく進まなかったり、そのことで上司に嫌味を言われたりすると、酒場に行って黒ビールを飲まずにはいられない。ある日彼は仕事をやり残したまま酒場で黒ビールを飲んでくると、気が大きくなって上司に口答えをしたあげく、勢いで...

  5. 創作時代小説雪しぐれ45

    創作時代小説雪しぐれ45

    45光行は、光雄が家を出ることに猛烈には反対しなかった。男の子であるし、一度色々勉強をした方がいいとも思ったからだ。心の中では、親にとめてほしいと願っているかもしれないが、そうもいくまい。自分から選んだ道だから。嫌なら喧しく言わなくても、帰ってくるだろう。あまり、光行も言わないので、サチは拍子ぬけしていた。その夜、祝膳も終わり、初めてこの家の嫁という立場で、今までとは違う立場にいた。そして、...

  6. 創作時代小説雪しぐれ44

    創作時代小説雪しぐれ44

    44光行は、驚きはあまりなかったが、反抗的な光雄の視線を受け止めた。それは、使用人なら許せるが…といった所だろうと思う。自分の母親が義理になる抵抗が強かったに違いない。気持ちは理解できる。皆も一瞬光雄の顔を見た。「学校はどうするんだ、家を出るのは構わない。しかし学校を出てからでもおそくはない」経済的にも学生の身分で自立もしていないし、まさか退学?は親としてはしてほしくない。母を思う気持ちは十...

  7. 愛撫梶井基次郎朗読

    愛撫梶井基次郎朗読

    夢のなかの彼女は、なんと!猫の手で顔へ白粉を塗っているのである。私はゾッとした。お聞き下さい。(*^^*)オネガイシマス猫が出てくる小説で一番有名なのは「吾輩は猫である」でしょうか。試しになんとか朗読出来ないものかと下読みをしてみるのですが、どうにも長くて息が切れてしまいます。「一」だけでもと思って取り組むのですが、最長で40分間ほど声を出して読み続けても、まだまだ終わりは遠い。下読みもま...

  8. 創作時代小説雪しぐれ43

    創作時代小説雪しぐれ43

    43光行の怪我も治り、本格的に商売の方も新しいおはぎとみたらし団子を作ってだせるようになった。光行は皆を集めて。試作品を食べてもらい感想などを言ってもらった。「旦那さま、これくらいなら上出来ですよ。サチさんも努力してくれた。うん、うまい、うまい」と正造も味をほめた。「そうか、正造さんがそういってくれれば、大丈夫だ。皆さん、よくやってくれてありがとう。病院ももういかなくてよくなった。明日からわ...

  9. 『青いパステル画の男』アントワーヌ・ローラン

    『青いパステル画の男』アントワーヌ・ローラン

    『赤いモレスキンの女』が面白かったので著者のデビュー作を読むなんとも不思議なお話📘面白い本は、読み終わったあとまたはじめの部分を読み返すことが多いがこの本もまた然り

  10. 創作時代小説雪しぐれ42

    創作時代小説雪しぐれ42

    42留守番のサチも気丈にもこの場をのりきった。仕事を任されていたからである。まだ次の商売は決まってはいるが、試作品を作り,完成ではないからである。志乃にとっての2日間は、長かった。長期間の入院もできないので光輝が病院へ毎日連れて行き傷の消毒をしてもらって、それから学校へ行くことにした。そのうち一人で行けるようになるだろうからしばらくの間だけである。退院してから、ある日の事。志乃は驚くような光...

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