"NTM" の検索結果 8 件

  1. 稀なNTMによる非結核性抗酸菌症のマネジメント

    稀なNTMによる非結核性抗酸菌症のマネジメント

    推奨される治療レジメンをざっくりまとめました。十分なエビデンスに基づく推奨ではありませんので、あくまで参考に。基本的には薬剤感受性試験の結果を確認・参考にして判断する必要があります。こうしたrareNTMの治療は、結果の解釈の問題もあり、可能なら専門機関での治療・経過観察をお勧めします。Lange C, Böttger EC, Cambau E, Griffith DE, Guglielme...

  2. 肺非結核性抗酸菌症(肺NTM症)watchful waitingは妥当か

    肺非結核性抗酸菌症(肺NTM症)watchful waitingは妥当か

    2020年改訂されたATS/ERS/ESCMID/IDSAの合同ガイドラインでは「肺NTM診断基準*を満たす患者は、特に塗抹陽性や空洞病変を要する場合には治療を開始することを推奨」となっています。*「臨床徴候/画像所見(空洞または結節・気管支拡張)」+「微生物学的所見(2つ以上の喀痰検査で陽性/気管支洗浄で陽性/生検+培養陽性)」この疾患の問題点は複数ありますが、特に誰にいつから治療を開始す...

  3. BACESスコア

    BACESスコア

    気管支拡張症の予後予測には、Bronchiectatasis severity index(BSI)とFACED scoreが有用ですが(1, 2)、肺NTM症におけるスコアリングシステムは確立されておりません。本記事では、2020年に報告されたBACESスコアの有用性の記事を紹介したいと思います。その前にBSIとFACEDスコアの評価方法も紹介します。気管支拡張症の患者さんを診た際には、是...

  4. その空洞つぶれますか?

    その空洞つぶれますか?

    治療前に空洞を有する肺MAC症を診たら、基本的には治療導入を考えます。問題となるのは、AMK注を併用すべきか、今後手術等を検討すべきかどうかです。診断時より巨大な空洞を有する場合には、薬物治療では治癒困難と考え、外科的肺切除を念頭においた治療戦略をとる必要があります。過去には、20mm以上の空洞もしくは10mm以上で周囲にconsolidationを伴う空洞例は、治療効果や予後が不良と報告さ...

  5. 高齢の肺NTM症

    高齢の肺NTM症

    高齢の肺NTM症患者は今後ますます増えていくことが予想されます。60-70歳代の間は無治療で経過観察することができても、80歳代になり増悪してくるケースを経験することもあります。実際、高齢の肺NTM症に対する治療成績の報告は少ないので、治療を導入するかどうかは非常に悩みます。近年CAM+EBの2剤治療の有効性を示唆する報告があるため、高齢者や相互作用を有する薬剤を内服している症例に対しては2...

  6. 血痰が出たら治療は必要か?

    血痰が出たら治療は必要か?

    2012年に改訂された本邦の肺非結核性抗酸菌症の診療指針では、血痰や喀血は治療導入の基準の1つとして記されています。その影響か、血痰や喀血を契機に治療導入が行われているケースが本邦では多い印象です。しかし、2007年のATS、2017年のBTS、2020年のERS/ATS/IDSA/ESCMIDのガイドラインでは、治療導入の基準に「hemoptysis(喀血)」や「hemosputum(血痰...

  7. NTMと免疫チェックポイント阻害薬

    NTMと免疫チェックポイント阻害薬

    免疫チェックポイント阻害薬(ICI)による有害事象(irAE)の1つとして、感染症が指摘されている。特に結核の発症に関しては注意喚起がなされており、2019年6月4日に厚生労働省より添付文書内に「結核」を重大な副作用の1つとして記載するよう指示が出た。実臨床でもICIを使用する前には、T-SPOTやQFT-plusの検査を実施することが推奨されている(1)。仮にT-SPOTが陽性であっても、...

  8. 治療の成功と失敗の定義

    治療の成功と失敗の定義

    「NTMの治療の成功および失敗の定義とは何ですか?」治療の成功や失敗などNTM診療における様々な定義に関しては、2018年のNTM-NET consensus statementに記されている。NTMの病勢は、画像所見や血液検査、自覚症状、キャピリア®MAC抗体価など様々な側面からの評価が必要であるが、最も参考となるのは「喀痰塗抹・培養」である。NTMの診断がついている症例を外来診察する際に...

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