"ミステリー" の検索結果 368 件

  1. 2023年3月16日「WIN」ハーラン・コーベン

    2023年3月16日「WIN」ハーラン・コーベン

    本日、1冊目の読了本。「WIN」ハーラン・コーベン(小学館文庫)ここ2日半ほど、もう1冊の「大物(分厚い本という意味)」と並行して読んでいたのだが、こちらも読みごたえがあって読了に時間がかかった。内容はもう文句なしの大傑作!おいらは小学館文庫の装丁(手触り?)が好きじゃなくて食わず嫌いのところがあるが(ニクラス・ナット・オ・ダーグの三部作を読むのが遅れたのはまさにそのせい)本書はさらに文庫カ...

  2. 2023年3月13日「#真相をお話しします」結城真一郎

    2023年3月13日「#真相をお話しします」結城真一郎

    昨日、2冊目の読了本。「#真相をお話しします」結城真一郎(新潮社)まずまずの佳作。中でも日本推理作家協会賞を受賞した「#拡散希望」は名作だろう。おいらは比較的、最近、年鑑ベストミステリーみたいな本で読んだはずなのに、既にほぼ結末を失念していて、また唸った。(おいおい、大丈夫か?おいら・・・・・・)これだけなら十分、年間ベスト10クラスだが、後の短編もまずまずながらやや落ちる。

  3. 2023年3月12日「白夜に沈む死(下)」オリヴィエ・トリュック

    2023年3月12日「白夜に沈む死(下)」オリヴィエ・トリュック

    昨日、1冊目の読了本。「白夜に沈む死(下)」オリヴィエ・トリュック(創元推理文庫)1作目の「影のない四十日間」はその舞台設定、風俗描写の冴え、何よりこんな生活があったんだ、という驚きを読者に与えてくれて高評価を付けたが、さすがに同じような話だと少し点も辛くなる。相変わらずサーミ人の生活を知る驚きはあるが、ミステリとしての部分は弱いし因縁話の部分も「あれっ」と疑問に思う部分がある。例えは悪いか...

  4. 2023年3月11日「白夜に沈む死(上)」オリヴィエ・トリュック

    2023年3月11日「白夜に沈む死(上)」オリヴィエ・トリュック

    一昨日、1冊目の読了本。「白夜に沈む死(上)」オリヴィエ・トリュック(創元推理文庫)何でフランス人が出てくるんだ?と思っていたら、よく考えたらこれはフレンチミステリだった。いや、スウェーデンで出版されているノルウェーのミステリなのだから北欧ミステリなのか?よく判らん。詳細は下巻のところで書きます。

  5. 2023年3月7日「禁じられた館」ミシェル・エルベール&ウジェーヌ・ヴィル

    2023年3月7日「禁じられた館」ミシェル・エルベール&ウジェーヌ・ヴィル

    昨日の読了本。「禁じられた館」ミシェル・エルベール&ウジェーヌ・ヴィル(扶桑社ミステリー)これは確かに掘り出し物!(以下、少しだけネタバレっぽい)密室トリックは、実にシンプルなものだが、あるネガとポジの反転がめくらましになり(ぼやかして言っているので何が何やら分かりにくいが)効果的なものになってる。これは創意あるトリックと思うぞ。犯人が意図しない要素が大きいのが欠点という人もいるかもしれない...

  6. 2023年3月6日「月灯館殺人事件」北山猛邦

    2023年3月6日「月灯館殺人事件」北山猛邦

    本日、2冊目の読了本。「月灯館殺人事件」北山猛邦(星海社)「2023本格ミステリ・ベスト10」で高評価だったので読んでみる。確かに結末のひねりは面白いしその伏線の大胆な貼り方も秀逸だが、それだけじゃあなぁ。。。。。。何より文章が下手で、ノアの人物像をはじめあまりに不自然な部分が散見。本格ミステリへの強烈な自虐観も判らんではないんだが、それが動機となると絵空事すぎると思う。もったいない、佳作手...

  7. 2023年3月5日「2023本格ミステリ・ベスト10」探偵小説研究会編著

    2023年3月5日「2023本格ミステリ・ベスト10」探偵小説研究会編著

    本日、5冊目の読了本。「2023本格ミステリ・ベスト10」探偵小説研究会編著(原書房)パラパラと走り読みの感じ。まあ各種ベスト10の中で、これが一番信頼感が少ないかなぁ。

  8. 20233年3月4日「明智卿死体検分」小森収

    20233年3月4日「明智卿死体検分」小森収

    昨日、4冊目の読了本。「明智卿死体検分」小森収(東京創元社)これは佳作。中編くらいの分量ながら、決して軽量級の感じはしない。ランドル・ギャレットの世界観を換骨奪胎しながら見事に自らの世界を構築している。推理の部分も過不足なく、外連味はないながらも端正なミステリの佳編。随所にあるすれっからしの読者向けの目配せもうれしい。旧作ベスト35クラス。

  9. 2023年3月2日「スクイズ・プレー」ポール・ベンジャミン

    2023年3月2日「スクイズ・プレー」ポール・ベンジャミン

    昨日、1冊目の読了本。「スクイズ・プレー」ポール・ベンジャミン(新潮文庫)新潮文庫の未訳の海外ミステリー復刻のシリーズは本当に素晴らしい。本作はポール・オースターの別名義によるデビュー作だが、1982年という時代にも拘わらず実に生真面目で端正な本格派ハードボイルドになっていることに驚く。まさに「アメリカのノベル」であるハードボイルドは1970年代に入り、そのままの姿では生き残れない状態に陥っ...

  10. 2023年2月26日「密室狂乱時代の殺人絶海の孤島と七つのトリック」鴨崎暖炉

    2023年2月26日「密室狂乱時代の殺人絶海の孤島と七つのトリック」鴨崎暖炉

    昨日の読了本。「密室狂乱時代の殺人絶海の孤島と七つのトリック」鴨崎暖炉(宝島社文庫)この日も、この本以外に沢木耕太郎の「天路の旅人」を読んで、読み終わらず。で、この作品だが相当、感心した。一種の戯作調というか、そのことが目くらましになっていて、いろいろな趣向が見事に決まっている。全体の構成、伏線ともに緻密で高レベル。ラノベ調ミステリには「笑えない滑ったジョーク」が多いのだが、本書のはバカバカ...

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