"小説" の検索結果 574 件

  1. シャトーレノー・「仲買人ドゥロネー」

    シャトーレノー・「仲買人ドゥロネー」

    シャトーレノー・「仲買人ドゥロネー」「同時代フランス短篇ベスト10」と銘打ったこの本ですが書いている作家は、現代作家ばかりなのか、どれも私が知らない名前ばかり・・・(巷では有名作家ばかりなのかな?(^_^;))ともかく、この『仲買人ドゥロネー』は面白かったです。「私」が経営するアンティーク店に、ある日、ドゥロネーと称する男が入ってきた。お客の目利きをすることにかけては自身がある方だが、最初の...

  2. 2023年3月16日「WIN」ハーラン・コーベン

    2023年3月16日「WIN」ハーラン・コーベン

    本日、1冊目の読了本。「WIN」ハーラン・コーベン(小学館文庫)ここ2日半ほど、もう1冊の「大物(分厚い本という意味)」と並行して読んでいたのだが、こちらも読みごたえがあって読了に時間がかかった。内容はもう文句なしの大傑作!おいらは小学館文庫の装丁(手触り?)が好きじゃなくて食わず嫌いのところがあるが(ニクラス・ナット・オ・ダーグの三部作を読むのが遅れたのはまさにそのせい)本書はさらに文庫カ...

  3. 2023年3月12日「大江戸奇巌城」芦辺拓

    2023年3月12日「大江戸奇巌城」芦辺拓

    昨日、2冊目の読了本。「大江戸奇巌城」芦辺拓(早川書房)いかにも芦辺拓らしいおきゃんな娘が出てくる伝奇時代小説。軽さが身上とは思うのだが、いかんんせん物語に推進力が乏しい。

  4. 2023年3月12日「白夜に沈む死(下)」オリヴィエ・トリュック

    2023年3月12日「白夜に沈む死(下)」オリヴィエ・トリュック

    昨日、1冊目の読了本。「白夜に沈む死(下)」オリヴィエ・トリュック(創元推理文庫)1作目の「影のない四十日間」はその舞台設定、風俗描写の冴え、何よりこんな生活があったんだ、という驚きを読者に与えてくれて高評価を付けたが、さすがに同じような話だと少し点も辛くなる。相変わらずサーミ人の生活を知る驚きはあるが、ミステリとしての部分は弱いし因縁話の部分も「あれっ」と疑問に思う部分がある。例えは悪いか...

  5. 2023年3月10日「罪の壁」ウィンストン・グレアム

    2023年3月10日「罪の壁」ウィンストン・グレアム

    昨日の読了本。「罪の壁」ウィンストン・グレアム(新潮文庫)おいおいウィンストン・グレアムって誰だ?てな感じなのだが、おいらも何冊か持っていた。が、当然、1冊も読んでいない。。。。。。解説を読んで第1回のCWAゴールドダガー(当時はこの名称はなかったが)をマーゴット・ベネットの「飛ばなかった男」などを追いやり受賞した作品と知る。そういえば森英俊氏がベネットの「飛ばなかった男」を解説する際、「こ...

  6. 2023年3月8日「踏切の幽霊」高野和明

    2023年3月8日「踏切の幽霊」高野和明

    昨日、2冊目の読了本。「踏切の幽霊」高野和明(文藝春秋)これは佳作。やはり本書もコロナ禍が生んだ文学であろう。死生観を基調に語られる「残された者たち」の物語。主人公と亡くなった奥さんとの絡みやヤクザの婚約者のキャバクラ嬢とのやり取りなどちょっと危うい場面もないではないが、筆力で見事にしのいでいる。映画「異人たちの夏」や、晩年のヘニング・マンケルの小説にも通ずる追悼の心情に満ちた1作。旧作35...

  7. 2023年3月5日「2023本格ミステリ・ベスト10」探偵小説研究会編著

    2023年3月5日「2023本格ミステリ・ベスト10」探偵小説研究会編著

    本日、5冊目の読了本。「2023本格ミステリ・ベスト10」探偵小説研究会編著(原書房)パラパラと走り読みの感じ。まあ各種ベスト10の中で、これが一番信頼感が少ないかなぁ。

  8. 20023年3月4日「黒真珠」連城三紀彦

    20023年3月4日「黒真珠」連城三紀彦

    昨日、5冊目の読了本。「黒真珠」連城三紀彦(中公文庫)これはうれしいなぁ。「恋愛推理レアコレクション」と銘打たれている単行本未収録作十四編の本。しかも文庫というのがまたうれしい。内容はあまり高い期待をしたらダメよね、こういうのは。出たこと自体に価値がある。それでも「ひとつ蘭」とかかなり良い。出来が良いわけじゃないけれど「媚薬」はこの作者には珍しいタイプの小説で、その意味で「あっ」と言わされた...

  9. 2023年3月2日「スクイズ・プレー」ポール・ベンジャミン

    2023年3月2日「スクイズ・プレー」ポール・ベンジャミン

    昨日、1冊目の読了本。「スクイズ・プレー」ポール・ベンジャミン(新潮文庫)新潮文庫の未訳の海外ミステリー復刻のシリーズは本当に素晴らしい。本作はポール・オースターの別名義によるデビュー作だが、1982年という時代にも拘わらず実に生真面目で端正な本格派ハードボイルドになっていることに驚く。まさに「アメリカのノベル」であるハードボイルドは1970年代に入り、そのままの姿では生き残れない状態に陥っ...

  10. 2023年3月1日「ニードレス通りの果ての家」カトリオナ・ウォード

    2023年3月1日「ニードレス通りの果ての家」カトリオナ・ウォード

    昨日の読了本。「ニードレス通りの果ての家」カトリオナ・ウォード(早川書房)ほとんどの読者が「あぁあれか」と思いつく結末なので、むしろ語り口こそが肝になるタイプの小説。その意味では猫が喋ったりして前半はなかなか期待させるのだが、途中から正直、ダレる。おいらはダメでした。

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