"舌技師" の検索結果 15 件

  1. 哺乳障害がある乳児の舌小帯短縮症に対して舌小帯切開、上唇小帯切開はどれくらい効果があるか?

    哺乳障害がある乳児の舌小帯短縮症に対して舌小帯切開、上唇小帯切開はどれくらい効果があるか?

    今まで小児関連の諸学会で舌小帯短縮症の手術成績を報告してきましたが、このブログで触れたことはありませんでした。しかし患者さんにとって手術がどれくらい効果があるのかは一番知りたいことだと思います。そこで遅ればせながら2021年7月に開催された第57回日本周産期・新生児医学会学術集会で報告した内容をここに載せます。分析の対象は2019年7月から2020年12月に新百合ヶ丘総合病院で手術を行った哺...

  2. 10月8日読売新聞「からだの質問箱」Q&Aで舌小帯短縮症に対する質問者への私の回答が掲載されました

    10月8日読売新聞「からだの質問箱」Q&Aで舌小帯短縮症に対する質問者への私の回答が掲載されました

    2か月前、読売新聞の医療編集部から取材があり、「生後8か月のお孫さんがハート舌で離乳食が食べずらそうだが治療が必要か」という質問に対する回答を求められました。編集部と相談の結果、日本小児科学会が治療に消極的立場であることに触れないで積極的な「手術を治療を勧める」わけにはいかないだろうということになり、心外ながら「手術を受けることも選択肢の一つ」と多少トーンダウンした回答になりました。しかし内...

  3. 「舌小帯短縮症『今は切らない』はもう昔の話」をキンドルから出版しました

    「舌小帯短縮症『今は切らない』はもう昔の話」をキンドルから出版しました

    今年3月に医療従事者向けの教科書「舌小帯短縮症」を出版しましたが、この度、一般の方向けに「舌小帯短縮症『今は切らない』はもう昔の話」を同じくキンドルから電子出版しました。舌小帯外来を担当していると患者さんのご家族から「どうして日本では舌小帯は切らなくなったのですか?」とか「日本は母乳栄養を推奨していないのですか?」などといった素朴な疑問をしばしば尋ねられます。「日本は母乳栄養を推奨しています...

  4. 舌小帯短縮症の本をキンドル(Kindle)から出版しました

    舌小帯短縮症の本をキンドル(Kindle)から出版しました

    本邦初となる舌小帯短縮症の教科書をキンドル(Kindle)から出版しました。内容は、舌小帯短縮症の歴史、発生、解剖、生理、診断、治療、合併症、術後のケアなどです。また舌小帯短縮と関連が深い上唇小帯短縮症についても記載しました。主として哺乳、摂食、発音などの口腔機能障害の診療に携わる医師、歯科医師、助産師、看護師、保健師、言語聴覚士、筋機能療法士などの医療従事者向けに書いてあるので一般の方には...

  5. 心ない医師の一言

    心ない医師の一言

    先日、高度の舌小帯短縮がある7か月児が紹介状なしで来院した。受診歴に某小児医療センターの名が書かれていたので、尋ねるとかかりつけ医の紹介で同センターの形成外科を受診したとのこと。そしたら「今は、舌小帯は切らないんだよね。」と言われたとのこと。ここまでは、舌小帯短縮症あるあると思って聞いていた。ところが、続いて医師が言った言葉に驚かされた。その内容を母親の言葉で再現すると以下のようである。「多...

  6. 「舌小帯は、昔は切ったけど今は切らない」はもう古い

    「舌小帯は、昔は切ったけど今は切らない」はもう古い

    アメリカの最新の小児科学教科書(Current Diagnosis and Treatment, Pediarics 2020-2021第25版)に、初めて「舌小帯と哺乳障害は関連があり、その場合は新生児期に舌小帯を切開すべき」と記載されました。舌小帯短縮症の項を拙訳で紹介いたします。 「舌小帯が短いと舌を出したり、持ち上げたりする時の障害となる。舌を動かすと舌先がくびれることで気づかれる。...

  7. 「舌小帯短縮症~舌だって自由に動きたい」を動画配信しました

    「舌小帯短縮症~舌だって自由に動きたい」を動画配信しました

    新百合ヶ丘総合病院の健康講座から「舌小帯短縮症~舌だって自由に動きたい」を動画配信しました(再生時間16:44)。舌の気持ちになって舌の重要性を訴えました。日頃あまり関心が払われることのない「舌」が、一生涯を通じていかに大切な臓器であるかをお話します。 舌が自由に動かないと、日常生活にどのような影響がでるのでしょうか? 新生児が泣き止まない原因が、うまく哺乳できないことに起因していることがあ...

  8. 切るべきか切らざるべきか~海外で再び舌小帯切開に対する揺り戻しの動き~

    切るべきか切らざるべきか~海外で再び舌小帯切開に対する揺り戻しの動き~

    アメリカの舌小帯切開は1997年から2012年までの15年間に約10倍に増加し、オーストラリアでも舌小帯切開が過去10年間に約4倍に増加したことから、今また「舌小帯切開が不必要に行われているのではないか?」との疑問を呈する海外の論文を多く目にするようになった。舌小帯切開が急に増加した原因には母乳保育の推進と密接に関係していることが考えられる。私が子育てをした1970年代のアメリカでは生まれた...

  9. 昔とは違う最近の舌小帯手術

    昔とは違う最近の舌小帯手術

    日本では古くから母乳栄養の重要性が認識されていたにも関わらず、何故舌小帯切開が推奨されなくなったのでしょうか?過去の報告書や論文の文章からその根拠を探ってみました。1985年に日本小児科学会新生児委員会、日本小児栄養発育研究会が出した「正当な母乳栄養の推進についての要望」1)をみると「一部に舌小帯を不必要に切断していることは、むしろ有害といわなければならない」とある。「不必要に」とは「必要以...

  10. 舌小帯短縮症に関する2つの国際学会に参加して感じたこと

    舌小帯短縮症に関する2つの国際学会に参加して感じたこと

    哺乳障害に対する舌小帯短縮症の切開手術は効果がないとする日本小児科学会の声明(2001年、資料1)に疑問を抱いて10年になります。その間、舌小帯短縮症に関する5つの論文(邦文3件、英文2件)(資料2~6)を書いて、手術の有効性を訴えてきました。そのうちの哺乳に関する2014年の英文論文が、イスラエルで舌小帯手術を精力的に展開する小児歯科医EyalBotzer氏の目に留まり、同年、彼が学会で来...

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