エキサイトブログ

もう二度と母とは話せないかも…

深夜の大学病院に着いたのは、たぶん１時ごろだったと思う。すぐに診療室に運び込まれていく母、その時はほとんど会話することは無かったような…はっきり覚えてない。数分後、後ろ髪がぼさぼさでコートを着た男性が診療室に入っていった。それが、母の担当医で、その後、執刀してくれたNドクターだった。正月２日になったばかり寝入りばなをたたき起こされ駆けつけてくれたのだ。まもなく、Nドクターから簡単な説明を受け...

母は頭が痛いとは言わなかった

救急車に付き添ったのは私だけ、この時点ではそれほど大事になると思ってなかったので、他の家族は実家で待機することになっていた。風呂上りのときも頭が痛いでは無く、耳の後ろが引っ張られる感じがすると言っていたのだ。よく、膜下出血はバットで殴られたような痛さを感じると聞いていたのでまさかと言った感じ。救急車の中で母は「寒い寒い」とがたがた震えていた。毛布一枚、風呂上り、肌着に靴下もはかない１月２日の...

お久しぶり

くも膜下出血で倒れた母の看病に怒涛のように、追われたのはもう5年半前になった。お蔭様で、母は８５歳父は９１歳でまあまあ元気に暮らしている。ここ数年、私個人もしくは私の実家の周りだけの感覚かもしれないが奇跡のような事が次々と起こり、面白いものだと感じる。前回の続きを思い出しながらまたぼちぼち書いていこうと思っている。よろしくお願いします。