エキサイトブログ

後家じゃなかったらいいな～月曜日の授業風景～

1965 XLH 900Kさんが持ち込んだアイアンスポーツエンジン65年のXLHエンジンの分解開始。それなりに固着がありながら、それなりのクラックや割れがありながら、それなりの問題点を確認しつつ一気に分解。コンロッドビッグエンド部のガタのフロント2ミリ、リア0.9ミリとそれなりにありますが、問題なのはケースマッチング。左右のマッチングナンバーは合っているものの、ちょっといたずらされているよう...

クランク芯出しは、閉じて開いて開いて閉じて～月曜日の授業風景～

1979 FLH 1340Iさんのショベルヘッドテーパー部のあたりっぷりチェックした後、スプロケットシャフト、ピニオンシャフトをフライホイールに取り付け、シャフトに対しフライホイールの垂直度をチェック。左右フライホイールで差異があるので、今回もまた例のあのパターンであろう。。。と想像しつつ、クランク組付けシャフトの振れっぷりチェック。ドライブサイドは閉じている方向でー0.2ｍｍ。タイミングサ...

ヘッド廻り組付け

今日のブログは年末に更新しかけて更新してなかったブログ（笑）先日色々と加工しまして納品したアイアンスポーツ。鋳鉄ヘッドは鋳鉄ガイドで。こちらはステムシールなしで。ステムシールアリでもなしでもご要望承ります。バルブスプリング圧の計測治具。治具ていうほどでもないけど。基本的にフロントインテーク同士とエキゾースト同士を合わせるように組み合わせ変えたりこのあたりはケースバイケース。新入りのデジタルさ...

久々のブログ再開

今の愛馬６７年式ＦＬＨ

治具を作る～日曜日の授業風景～

今までは、すべての治具を私が作っていましたが、最近では、生徒さんに治具を作ってもらう事が多くなりました。精度を要す治具製作は、旋盤やホーニングマシーンを使い精度を出すので、機械作業の勉強にもなりますし、何かを加工するための物でありますから、どう直すかと言うことを考える事にもなるので、非常に勉強になります。治具を作り始めると、レストアやオーバーホール作業はどんどん深みに嵌って行きます。(笑)1...

今年も有難う御座いました～今年最後の授業風景～

授業最終日の27日は授業終了後、生徒さん達とお酒を交わし、楽しい時間を過ごさせて頂きました。何時もの事ではありますが、Mさんにはパスタやらつまみやら作って頂き本当に有難く思っております。お休み期間に入り、経理仕事や確定申告の準備などをしなくてはならないのですが、休みになると気持ちが安心し体が不調になるパターンになり、今頃ブログを更新した次第です。増税に利上げと来年も景気が上がる感じも無いです...

1月4日、5日、6日は大工仕事

なんだかVMS恒例となっている、正月の大工仕事。今年は1月の4、5、6日に行いますので、お暇な方はお手伝いに来ていただけると助かります。生徒さんも増え、保管パーツ類もどんどん増えていくので、その整理のために毎年行っている訳で、本当にありがたいことだと思っております。とにかく、整理をしてスペースを開け、来年こそは新しい機械を導入するぞ！とブログに書いておき、自分の穴を叩きます。1972？ TR...

一筋縄では行かない事が分かる年頃～日曜日の授業風景～

1954 FL 1200Uさんのパンヘッドファーストリング、セカンドリング、オイルリングをつけての圧力計測が終り、シリンダー組み付け。シリンダーベースナットをトルク管理して取り付け。ロッカーアームの作用角とギアを入れ替えたカムのバルブタイミングをチェックしたいので、ヘッドは仮組。この辺の作業になってくると、周りの生徒さんにそろそろ終りですね。と言う声をかけられ始めるのですが、Uさんは「いやい...

クリスマスランチ～土曜日の授業風景～

今日はクリスマスイブと言うことで、Nさんがケーキやら肉やら買ってきてくれたので、ランチにちょいとクリスマスパーティー。「昔は生クリームのケーキはなかったんだよな」と言うTさんの話から、昭和時代のお話に。なぜか昭和を愛おしむ、不思議なクリスマスました。1948 TRIUMPH 5TIさんのトライアンフスタッド斜め問題が出てきたため、ギアボックスのメインシャフト軸部のチェック治具製作。メインシャ...

訳はある～月曜日の授業風景～

1958 FLH 1200Hさんのパンヘッドクランクを分解して計測作業。まず、コンロッドのエンドプレイは0.25ミリから0.3ミリと良い数値。クランクシャフトの振れもドライブサイド0.005ミリ、タイミングサイド0.02ミリと了解。なんだかここまで数値が良いと分解するのはもったいないのですが、コンロッドリア側ビッグエンド部のガタが、かなり多かったので分解。分解してみると一目瞭然。クランクピン...