エキサイトブログ

シリンダー 上下面メンケン

鉄のブロックから削り出したシリンダー用生爪６月くらいに裏面は加工してましたが中々目の前の仕事をこなしてましてちょいと放置してましたがボーリング作業が業者さんよりたくさん入ったので生爪の成形。ビッグツイン用完成。アイアン用はまた後日仕事が入った時に製作しないとちょいと仕事が詰まり気味。。。ということで完成した生爪でシリンダーの上下メンケン。よくあるのが昔ながらのボーリングでヘッド面基準にスカ...

1946 FL 1200 ナックル・フロントブレーキ

今日は先日に引き続き、Aさんのナックルヘッドのまとめブログフロントブレーキ編フロントブレーキ周り組付け。ブレーキシューは張替え取り付け。分解時ドラムの偏心プリチェックをしたところ、少々偏心があったのですが、この年式あたりのドラムは焼きが入ってしまい切削に苦戦する場合が多く、切削せずに使う事に。車体に取り付ける前に、ブレーキライニングの位置だしをしておく。ブレーキの軸部の穴は楕円になっています...

1946 FL 1200 ナックル・シャンクルバー

今日はAさんのナックルヘッドのまとめブログフロントブレーキ、シャンクルバー編です。シャンクルバーとは何かと言うと、ブレーキパネルを固定する物なのですが、普通のテレスコピックフォークの場合はフォーク自体が上下運動しパネルはアウターチューブ自体に固定すれば良いのですが、スプリンガーフォークの場合、ロッカーアームがフロントレッグとリアレッグを軸にしてが上下運動しますので、ロッカーアームの先端に付い...

私のノート的ブログ〜火曜日の授業風景〜

最近は20台のから30台の車両を同時進行で整備していることが続いていますので、記憶力がやばいです。数値的な事は別のノートに記録しているのですか、何をやったか的な記録はこのブログにてさせてもらっています。ですので、見てもらっている方には意味がわからないことが書かれているかもしれませんが、公開している私的なものとして、その辺はご了承ください。1965 TRIUMPH TR6Sさんのトライアンフ前...

雑談とレストア〜月曜日の授業風景〜

古いバイクを直していると、色々な状況にぶち当たり、ほとんどの場合計算通りいかないことが多いです。組み込まれているパーツたちは全て中古品な訳で、それが使えるかどうかなどは、分解して見なければわからないものでありますから、まぁ色々なドラマが生まれる訳です。そういうものを、1人で弄っていますと、嫌になり、うんざりし、鬱気味になったりする場合がありますが、そういうものを、同じ好き者同士で、有益な情報...

トラブル時こそ考えるチャンス～日曜日の授業風景～

1946 FL 1200Aさんのナックルヘッド北海道ツーリングの最終に発電トラブルが起きたダイナモをなんやかんやチェック。逆流磁場は起きていないが、エンジンがかかった状態でカットアウトリレーがカットインしない状況。電源側の電気がどこかでアースしているようであります。というわけで分解チェックしてみると、A端子ターミナル部の絶縁紙がちぎれてしまっている、そのため電源側の電気がボディに流れてしまっ...

1946 FL 1200 ナックル・スターハブホイール

今日はAさんのナックルヘッドのまとめブログホイール周りのお話。36年から66年まで使われていたスターハブホイールシンプルなつくりなので、殆どハブ自体に状態の善し悪しが問題です。分解清掃後それぞれ計測フロントスモール側38.16mmフロントラージ側44.51mmリアスモール側へ38.15mmリアラージ側44.50mmと少々広がっておりますが、オーバーサイズのローラーで調整できる程度。幸いなのは...

1946 FL 1200 ナックル・ネック＆スプリンガーフォーク

今日はAさんのナックルヘッドのまとめブログネック＆スプリンガーフォーク編エンジン周りのお話がひと段落し、車体周りのお話に。まずはネックベアリング元々付いていたネックカップは段付き摩耗がひどかったので、交換。フレーム側のネック圧入部上部33.40mm程度下部33.37mm〜33.45mmと少々楕円あり。に対し新品ネックカップは33.53mm、ハメ代0.1mm程度あるのでそのまま圧入。スプリンガ...

[大変ですよ」の差異に苦しむ～月曜日の授業風景～

レストアスクールと言う事をしていますと、本当よくあることなのですが、自分が言う「大変ですよ」と言う言葉と、それを受け取る生徒さんが考える「大変」の差異に苦しみます。自分は1日12時間以上、月の休み2.3回的な感じで、ずっとバイクに携わっていますので、そんな自分が「直すのが大変」と言う作業の時間量と初めてバイクを触るのに等しい生徒さんの「大変」の時間的感覚がだいぶ違うのです。ですので、自分が当...

慣らしは北海道で～日曜日の授業風景～

1946 FL 1200「慣らし運転は北海道でします。」と言うことで、北海道でのならし運転10日間2000キロの旅から帰ってきたAさんのナックルヘッド。全く問題なし！と言うわけではなく、いろんな所ネジが緩んだり、配線が切れたりするトラブルだあったりしたそうですが、ご自身で直しつつ無事帰郷。自分で直せると言うところが、VMSに来た意味があったところだと思います。北海道の卒業生Uさんにもお世話に...