"散文詩" の検索結果 16 件

  1. 或る狐の戀の噺

    或る狐の戀の噺

    或る、雨の日狐は、道端で蹲っていた足元には、鼻緒が切れた下駄手や足や膝には、掠り傷狐の目の前には、転んだ際に、風呂敷の結び目が緩み、林檎や柿が転がっていた道行く人は、誰も狐の方を見ず通り過ぎていく一人の男が、狐の方へ近付き、転がっている林檎や柿を拾っては、手拭いを狐に差し出した「これで、傷口を拭うと良い」狐は男を見たが、手拭いを受け取ろうとしなかった男は、軽く断り狐の擦り傷を拭った足首に、触...

  2. 或る鬼の噺

    或る鬼の噺

    生まれは、知らぬ出で立ちして、人に似るが体も髪も言葉使いも似ぬいつ、生まれいつより、言葉を発し身も知らぬ心無き、在らんと廻りの者は、口々に云う大江山に、隠り其処が、終身の居場所となし餓鬼を使え世に、腕を振るい血を貪るいかないかな人の子、為らず者と鬼の姿と、気付いた時に既に遅し血を貪り浮世には、戻れぬ羅生の門を潜りし今宵の愚かさいかないかな理さえ効かぬ綱の者に心ノ臓は、斬られぬても腕を斬られ痛...

  3. ゆりかごの手:詩語篇

    ゆりかごの手:詩語篇

    散文詩をアップしました。ゆりかごの手:詩語篇http://ozzy3635.hateblo.jp/entry/2020/10/16/150457#散文詩#小説#散文体#シュルレアリスム#超現実主義------------------------ゆりかごの手。私が目を覚ましたのはそんな母の手の中だった。ベトナムで生まれた17歳の私が…-----------------------

  4. 桟橋

    桟橋

    どこかの夜の中で導き出す答え忘れられゆくもの変わりゆくこと一番静かで 穏やかな場所に置いて来た記憶紡いでゆく私のこれから

  5. 窓辺

    窓辺

    あなたの朝が私と出会う一億数千分の一の奇蹟もしくは 必然的な偶然明り取りの窓の下に穏やかな眠りがある暁空気がしん、と透き通るまだ踏み荒らされていない朝動き始めるふたつの鼓動が織りなす未来図

  6. 散文詩

    散文詩

    馬鹿げたことを一緒にやった友ほどいつまでも忘れられないものだなぜだろうか?明日のために今日を生きるのではない今日を生きてこそ明日が来るのだエンディングで流れてましたよね…………〔 俺たちの旅 〕の話ですからね私はね………………………竹内紀子( 上村 香子 )さん!山下洋子( 金沢 碧 )さん!二人を 目当てにしてましたチョイ!歳上の 女性に憧れる年齢ですからねぇ〜……………岡田奈々、、、この...

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