"大伴家持" の検索結果 210 件

  1. 万葉集現代語訳巻三(挽歌)改訂版

    万葉集現代語訳巻三(挽歌)改訂版

    挽歌(ばんか)※巻三のおしまいは挽歌。人の死を悼む歌。語源は〈葬送のときにひつぎを挽(ひ)く人がうたう歌〉。上宮聖徳皇子(かみつみやのしょうとくのみこ)が竹原(たかはら)の井(い)にお出かけになったときに、竜田山の死人を見て悲しんで作られたお歌※「上宮聖徳皇子」用明天皇の皇子。推古天皇のとき皇太子となり、摂政として十七条の憲法を定め、位階制度を整え、隋と国交を結び、仏教を興隆し、法隆寺などを...

  2. 万葉集現代語訳巻三(譬喩歌)改訂版

    万葉集現代語訳巻三(譬喩歌)改訂版

    譬喩歌(ひゆか)※万葉集は内容によって雑歌・相聞歌・挽歌の三通りに分類されているが、修辞による分類として〈譬喩歌〉がある。内容は恋の歌である。紀皇女(きのひめみこ)のお歌※「紀皇女」天武天皇の皇女。119~122に弓削皇子が紀皇女を思う歌がある。390軽(かる)の池の浦廻(うらみ)行き廻(み)る鴨(かも)すらに玉藻(たまも)の上にひとり寝(ね)なくに※「軽の池」奈良県橿原市大軽町付近にあった...

  3. 李

    吾が園の李の花か庭に散るはだれのいまだ残りたるかも大伴家持巻19-4140酢桃(スモモ)バラ科サクラ属原産地中国。:+* ゚ ゜゚ *+:。:+* ゚ ゜゚ *+:。:+* ゚ ゜゚ *+:。。:+* ゚ ゜゚ *+:。:+* ゚ ゜゚ *+:。:+* ゚ ゜゚ *+:。奈良県ランキング

  4. 万葉集現代語訳巻二十4516

    万葉集現代語訳巻二十4516

    天平宝字(てんぴょうほうじ)三年(759年)の春正月一日、因幡の国の庁で国司や郡の役人らを饗応したときの歌一首4516新(あらた)しき年の初めの初春(はつはる)の今日降る雪のいやしけ吉事(よごと)※「いやしけ吉事」〈いや〉接頭語。ますます。いよいよ。重ねて。〈しく〉たび重なる。〈よごと〉めでたい出来事。よいこと。年の初めのめでたい春の今日という日に降る雪のどんどん積もって重なるようにもっと重...

  5. 万葉集現代語訳巻二十4514・4515

    万葉集現代語訳巻二十4514・4515

    二月十日、内相(ないしょう)の家で、渤海(ぼっかい)大使小野田守朝臣(おののたもりあそみ)らの送別の宴を開いたときの歌一首※「内相」皇后宮職を改称した行政機関〈紫微中台(しびちゅうだい)〉の長官。藤原仲麻呂。※「渤海」中国東北部、朝鮮半島北部、ロシアの沿海地方にかけて存在した国。日本と修交を結んだ。4514青海原(あおうなはら)風波(かぜなみ)なびき行(ゆ)くさ来(く)さつつむことなく船は早...

  6. 万葉集現代語訳巻二十4511・4512・4513

    万葉集現代語訳巻二十4511・4512・4513

    山斎(しま)を見て作った歌三首※「山斎」泉水のある庭園。林泉。4511鴛鴦(おし)の住む君がこの山斎(しま)今日見ればあしびの花も咲きにけるかも※「鴛鴦」オシドリ。北日本で繁殖し、主に西日本で越冬する。※「あしび」あせび。ツツジ科の常緑低木。花期は早春から晩春。長さ5ミリメートルほどの白い壺状の花を多数咲かせる。※「咲きにけるかも」〈に〉完了。〈ける〉すでにそうなっている事実に、今ようやく気...

  7. 万葉集現代語訳巻二十4506・4507・4508・4509・4510

    万葉集現代語訳巻二十4506・4507・4508・4509・4510

    二月、式部大輔中臣清麻呂朝臣の家で宴会をしたときの歌十五首⑥興を起こしてそれぞれ高円(たかまと)の離宮の跡を思って作った歌五首※「高円の離宮」二年前に崩御した聖武天皇の離宮。〈高円〉奈良市東南にある山とその西麓の地をいう。4506高円の野の上(うえ)の宮は荒れにけり立たしし君の御代(みよ)遠(とお)そけば※「上」あたり。ほとり。※「荒れにけり」〈に〉完了。〈けり〉詠嘆。※「立たしし君」〈立た...

  8. 万葉集現代語訳巻二十4502・4503

    万葉集現代語訳巻二十4502・4503

    二月、式部大輔中臣清麻呂朝臣の家で宴会をしたときの歌十五首④4502梅の花咲き散る春の長き日を見れども飽(あ)かぬ磯にもあるかも※「咲き散る」咲いた花が散る。※「長き日を」〈を〉経過する時間。※「磯」庭の池の岸辺に石を寄せて磯に見立てたもの。ここでは、4498〈磯松〉・4501〈常磐なる松〉の生えている磯。梅の花が散り落ちて行く春の長い日の日中(ひなか)ずっと見ていて見飽きないのはお庭の磯で...

  9. 万葉集現代語訳巻二十4500・4501

    万葉集現代語訳巻二十4500・4501

    二月、式部大輔中臣清麻呂朝臣の家で宴会をしたときの歌十五首③4500梅の花香(か)をかぐはしみ遠けども心もしのに君をしそ思(おも)ふ※「香をかぐはしみ」香りがかぐわしいので。主人の人柄の暗喩となっている。※「遠けども」〈遠け〉は〈遠し〉の已然形。〈ども〉逆接。※「しのに」うちなびいて。さからわずになびいている様子をいう。梅の花の高い香りにお人柄の気高さに離れていても一途な心であなたをお慕いい...

  10. 万葉集現代語訳巻二十4498・4499

    万葉集現代語訳巻二十4498・4499

    二月、式部大輔(しきぶのだいぶ)中臣清麻呂朝臣(なかとみのきよまろあそみ)の家で宴会をしたときの歌十五首②4498はしきよし今日の主人(あるじ)は磯松(いそまつ)の常にいまさね今も見るごと※「はしきよし」〈はしきやし〉と同じ。ああ、いとしい。ああ、慕わしい。※「今日の主人」宴会の主催者、中臣清麻呂朝臣をさす。※「磯松」磯の上に生えている松。〈磯〉庭につくった池の岸辺に石を寄せて、磯のようにし...

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