"季語" の検索結果 163 件
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贈答歌(exchanged tanka)
四年前の写真より瑠璃さまの詠める一首梅一輪鹿の歩める野に出でて親しき人と花びらに酔う瑠璃 かへし(返歌)天平のおもかげ宿す瑠璃の盃 花を浮かべてくちびるを待つ snowdrop
2023/03/18 04:17 - ももさへづり*やまと編*cent chants d'une chouette (Yamato*Japon) -
バレンタインの菫(Violet of St. Valentine)
小津夜景さんの菫の俳句の英訳(snowdrop)をHLIの中原久遠さんが動画にしてくれました。このはる沙耶さんの、物語の始まりそうな朗読でどうぞ。ほら、言の葉の風に菫がゆれ始めました……「帽子屋」の英訳はthe hatterとしました。『不思議の国のアリス』の帽子屋はThe Hatterです。この句とアリスと、関係があるかは分かりません。ましてやバレンタインとは無関係です。たまたま頂いた菫の...
2023/02/22 21:22 - ももさへづり*やまと編*cent chants d'une chouette (Yamato*Japon) -
鹿と水仙 下(Deer and Narcissus 3)
赤きベレおろしそびれて雨水(うすい)かなbéret rouge,il l'a manqué d'étrennerle jour d'usui今年の『歌壇』2月号の表紙は苺の写真のはずでは?今回ご紹介するのは(snowdrop好みの)2021年2月号です。この年の歌壇賞の各賞や座談会も、読みごたえがありました。締切との兼合いか、大好きな紫陽花の出てくる秀歌が多いで...
2023/02/19 18:29 - ももさへづり*やまと編*cent chants d'une chouette (Yamato*Japon) -
鹿と水仙 上(Deer and Narcissus 1)
季語と暮らしの隔たりが大きくなって久しいですね。暮らしばかりではありません。旧暦と新暦の隔たりに地球温暖化が加わって、俳人はこれまでになく季節を先取りして歌うことを強いられます。もっと大変なのは海外の俳人たちでしょう。外国に住む日本の俳人は、ふるさとの季節を忘れないために歳時記や、四季折々の行事を大事にします。The gap between kigo and our lives has be...
2023/01/31 21:01 - ももさへづり*やまと編*cent chants d'une chouette (Yamato*Japon) -
七草粥で休戦を(spring herb porridge and Christmas truce)
平城宮跡の天平装束七草粥は万葉時代の若菜摘みに遡る、人日(1月7日)の献立です。元祖とされる中国の七種菜羹はきっと出汁入りの羹(あつもの)、朝鮮半島の野菜粥(ヤチェチュッ)にはキムチが添えてあるとか。野草と米と水だけのシンプルなお粥は、日本だけかもしれません。天平装束をまとった父娘の写真を前に、韓国の詩人の評伝を隣に、冷えこんだ朝、一人用の土鍋を食卓に運んで、熱々を頂きました。お米半合に七草...
2023/01/10 16:10 - ももさへづり*やまと編*cent chants d'une chouette (Yamato*Japon) -
チャリのカバー
昨日は雪、降ったり、止んだり、降ったり…意外と積もる。屋根付の駐輪場…チャリのシート掛け…タイミングわからない。と思っていたら午前中、何とか晴れ間、ここぞと、綺麗に拭いて、カバー掛ける。ホッと。今年は、ちょこっと乗った。また来春まで。(^O^)「笠にぽつとり椿だった」山頭火の句。「椿」春の季語ですが…ふと、描いてみたくて奉書色紙に。さ、自分の年賀状…どうしよ。汗汗。毎年、こんなこと書いてます...
2022/12/09 22:12 - 筆文字・商業書道・今日の一文字・書画作品<札幌描き屋工山> -
生き延びるラーナ12(Rana's Survival12)
萩(bush clover)土眠醐(ドミンゴ)と僕のデュエットはいつまでも続いた。良亜奈(らーな)は萩の葉っぱにさらさらと採譜していた。オタマジャクシ(音符)は孵ったばかりの我が子のようだ。採譜は、夭折した子らを弔う写経に似ているかもしれない。Our duet lasted for a long time.Rana took it down in musical notation on le...
2022/11/13 16:31 - ももさへづり*やまと編*cent chants d'une chouette (Yamato*Japon) -
生き延びるラーナ11(Rana's Survival11)
和田合戦のバックに「怒りの日」(モーツァルトのレクィエムより)が流れていた。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」(音楽:エバン・コール)の展開やいかに。疫(えやみ)の時代が終らぬうちに、戦(いくさ)が始まった。トノサマガエルの大軍が、丸腰のアマガエルを襲ったのだ。数十年ぶりの戦でパニックになったアマガエルは、徴兵制を復活させた。蛙総背番号制を利用した隣組も発足した。僕は少し歳をとり過ぎていたか...
2022/11/06 14:56 - ももさへづり*やまと編*cent chants d'une chouette (Yamato*Japon) -
bilingual俳句(秋惜しむ)
はいくらぶ句会に参加しました → ★感想*空木花風さんの秋と白鍵の取り合わせは、五行思想から?伊奈川さんの砂曼荼羅の一句は、海外詠なら入選でしょうか??秋惜しみ木犀かをるふたたびを鈴虫の子守歌きゆ秋惜しむ秋惜しむ太孤父の面乾きたり(佳作)曝涼の季節です(google search)ひんやりと朝刊重し秋惜しむ秋惜しみ陽へ背伸びするオキザリスmissing the passing of autu...
2022/10/30 18:03 - ももさへづり*やまと編*cent chants d'une chouette (Yamato*Japon) -
生き延びるラーナ10(Rana's Survival10)
↑ペンギンを発見!脱出せん木犀狂ふニッポンをescape from Japanwhere fragrant olive runs madto bloom twice a year! 色補正の狂ったランタナ(lantana)僕らが第三の生を歩み出したあの年、誰が想像しただろう。やがて恐るべき流行り病が始まるなんて。樹上のスイートホームに移って一年が過ぎたころやまとの蛙たちがバタバタと倒れていっ...
2022/10/19 03:10 - ももさへづり*やまと編*cent chants d'une chouette (Yamato*Japon)