"鍋" の検索結果 47 件

  1. 土曜日〔先勝〕

    土曜日〔先勝〕

    歯を磨いてから、うがい薬を溶かし込んだ水道水で口中をすすいだ。居室に戻り、ポータブルDVDプレーヤーの電源を入れた。自動的に『スパイ大作戦』(シーズン3の4枚目)の再生が始まる。同盤には「欺瞞作戦」「生体実験」「奴を証人席へ!」「ガラスの監房」の計四篇が収録されている。どれも面白い。脚本も秀逸だが、それを巧みに映像化するスタッフとキャストの技量、手腕も大変なものである。当時(60年代後半)の...

  2. 蛮人日記2021

    蛮人日記2021

    エブリスタさんの機能を使って「R3年の日記帳」を本の形にしてみました。こちらのタイトルは「蛮人日記2021」です。内容にほとんど変化はありませんが、転載の際、文章の手直しを必ずやっております。少しは読みやすくなっていると思いたいです。素敵な表紙と挿画(絵師:シンカワメグム様)が加わっていますので、その点は確実にパワーアップしています(断言)。爆笑コメントも多数頂戴しております。是非御覧くださ...

  3. 金曜日〔赤口〕

    金曜日〔赤口〕

    大寒(だいかん)の夜。地元駅の改札を抜けて、飲食街に足を進めた。豚カツ屋(兼居酒屋)の暖簾をくぐった。カウンター席は全て埋まっていた。諦めて出ようとすると、女将さんが「ここ(テーブル席)でもいいですよ」と云ってくれた。同店は客の扱いがまことに丁寧である。人気の理由のひとつだと思う。どんなに料理や酒が旨くても、ギスギスした雰囲気の店は嫌なものだ。やたらに威張り散らす店も最低だが、それをありがた...

  4. 日曜日〔先負〕

    日曜日〔先負〕

    あかなめ食堂の暖簾をくぐった。先客の侍が、煎り蒟蒻とクロムツの煮つけで一杯呑(や)っていた。浪人風の衣装を着ているが、所作と云い、貫録と云い、只者じゃないのは確かだった。好奇心に負けて、どちらの御武家様ですか?と俺が質問すると、長谷川平蔵の化身である。という答えが返ってきた。今日は「豚バラ肉と小松菜の常夜鍋」で飯を食べることにした。食前に熱燗一合。亭主が即興で作ったという「ゆで卵の練りウニの...

  5. 水曜日〔冬至〕

    水曜日〔冬至〕

    眺望収録の「日本てんかん協会に関する覚書」を読んだ。終点の改札を抜けて、地上に出た。そこから職場まで歩いた。ラジオの情報番組を聴きながら、歩行を重ねた。話題は「壮大な(血税の)無駄使いと(国民と政治屋さんたちとの)感覚のズレ」について。売店に入り、朝食を買った。空いている卓席に座り、菓子パンを食べた。コーヒーを飲みながら、スマホで撮った写真を整理した。券売機でBランチを買った。交換後、いつも...

  6. 日曜日〔先負〕

    日曜日〔先負〕

    暖簾をくぐると、先客の姿が見えた。ケム〇ル人とセ〇人間が、海松貝の刺身と里芋の煮物を酒肴(さかな)にして、焼酎のお湯割り(梅干し入り)を呑んでいた。空いている椅子に腰をおろすと、亭主が「今日はいい材料が入りました」と云いながら、小鍋立て(の鴨鍋)を出してくれた。寒い日にこれほどありがたい料理もあるまい。俺は食前酒を呑(や)るのも忘れて、一心で食べた。鍋に残ったスープで作った「かもそば」も絶品...

  7. 月曜日〔一粒万倍日〕

    月曜日〔一粒万倍日〕

    眺望に収録されている「過疎地に出版文化都市を作ってはどうか」を読んだ。終点下車。駅を出て、職場まで歩いた。広場に足を進め、入金機に買物カードを挿し込んだ。チャージ後、売店に行った。窓際の卓席に座り、洋風和菓子を食べた。ラジオを聴きながら、コーヒーを飲んだ。話題はゴルフの賞金女王について。電源を切り、歳時記収録の「京・大阪鍋行脚(一)」を読んだ。券売機でAランチを買った。受け取りカウンターに行...

  8. 日曜日〔一粒万倍日〕

    日曜日〔一粒万倍日〕

    気がつくと、歌舞伎座開業記念日の朝になっていた。寝床を出て、カーテンを開けた。窓越しに「光と闇の決戦」が見えた。戦闘天使、パーフェクション・ルシファーと古代バビロニヤの大悪魔、吸血妖怪ダイモン(久々登場)が壮絶な空中戦を演じていた。これほどの見物は滅多にないはずだが、不思議なことに、関心も興味も湧かなかった。カーテンを閉めざまに、台所に行った。沸き立ての湯で、即席コーヒー(モカ・ブレンド)を...

  9. 日曜日〔立冬〕

    日曜日〔立冬〕

    眼が覚めると、鍋の日(※もつ鍋の日でもある)の朝になっていた。洗顔後、台所のケトルに水を足した。沸き立ての湯で、即席コーヒーを淹れた。昨日パン屋で買ってきた「濃厚チーズフランス」を齧りながら、熱いやつを飲んだ。二杯目を居室に運んだ。飲みながら、千葉真一、草刈正雄共演の『十字路 みちのく編』の後半を観た。1978年の12月に放送されたもの。普通の人を演じる千葉ちゃんもなかなか良い。性格俳優とし...

  10. 火曜日〔友引〕

    火曜日〔友引〕

    ハルキ文庫を開いた。エデン第一部の続きを読んだ。改札を抜けて、地上に出た。職場まで、徒歩で移動した。入金機に買物カードを挿し込み、二千円分をチャージした。売店に入り、朝飯を買った。窓際の卓席に陣取り、菓子パンを食べた。コーヒーを飲みながら、ラジオを聴いた。話題は「半導体の奪い合い」について。電源を切り、メコン収録の「ムカデ、コブラ酒」を読んだ。屋上に行った。いつの間にか、野外用の簡易厨房が組...

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