"吹石一恵" の検索結果 483 件

  1. 【その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第三章/真吾と良太】 第六回

    【その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第三章/真吾と良太】 第六回

    第六回拳銃だか列車だか分かんないような名前 六月二十九日、日曜日。昨日は結局、臨太郎はバイクで国鉄横須賀駅まで送ってもらった。大船まで行くという真吾をなんとかなだめて諦めさせた。大船まであの運転につきあう自信が精神的にも体力的にもなかった。先週の日曜は新宿に行ったので食堂を手伝えなかった分、今日は手伝わなければならない。サボればバイト代も入らないからだ。配達係は父親の太の担当だから、臨太郎が...

  2. 【その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第二章/りんと誠治】 第十回

    【その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第二章/りんと誠治】 第十回

    第十回昔の人間だから 今晩の夕食は野菜炒めと餃子とライス、中華スープとおしんこ付きといううちの店の定番メニューだ。夕食の献立を考えるのが面倒臭いか、一恵の機嫌が悪い時はこうなる。さっちゃんが帰って、お客の足が途絶えたのを見計らって、家族三人の夕食が始まった。「りんさんとせいさん、元気だった?」太が聞いた。「うん」「それで、相談はうまくいったのか?例の、ほれ、吹奏楽部でジャズをやるっていう話」...

  3. 【その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】  【第二章/りんと誠治】  第九回

    【その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第二章/りんと誠治】 第九回

    第九回引退 あれには参ったよね、せいさん。で、一恵は十九歳で岸太と結婚し、二十歳の時、お前を生んだ。太が二十七歳だった。結婚式は今お前が住んでいる大船の家で行った。それは知っているよね。出席者は徳永さん夫婦、せいさんと私、能見丈二さんと臼田絹さんというこぢんまりとしたもんだった。花嫁の父と母は実質上、徳永さんご夫婦だった。「いや、だからさっき言ったように、稼げない俺のせいだったと…」「それは...

  4. 【その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第二章/りんと誠治】 第八回

    【その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第二章/りんと誠治】 第八回

    第八回子どもじゃないの ステージが終わって大船の家に帰ると朝。小学生の一恵が起きるころ。私たちはそこから眠るの。せいさんはちょっと仮眠をとって、ジョージが持ってくる米軍がらみの調査案件の仕事をする。そんな毎日だから、一恵は徳永さんやかなえさんに任せっきりだった。徳永さんの食堂は期待通り映画関係者御用達の店となったわ。調理はかなえさん、料理を客に出すのは徳永さんというふうにね。そのうちに忙しい...

  5. 【その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第二章/りんと誠治】 第六回

    【その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第二章/りんと誠治】 第六回

    第六回再会 俺は昭和十八年に兵隊に行った。南方だ。幸運なことに終戦前に内地に戻ることができたが、内地のある地域に留まっていた。くわしいことは言いたくない。終戦後すぐに復員した俺は大船でりんと一恵に再会した。すぐにでも仕事をしなければならない。しかし、警察に復職することは自分でも不思議だったが全く考えなかった。と言って、警察官しか仕事の経験を持たない俺は、できる仕事といっても肉体労働ぐらいしか...

  6. 暑さ対策、、鵜は、、

    暑さ対策、、鵜は、、

    今日のお顔は、、コメントで言ってしまったので、、この方です。浅丘ルリ子さん、、、今82歳です。ちょっと前に、、テレビドラマに出演していたと思うので、、まだしっかりお仕事しているようです。画像を見て、どのお写真を絵にするかと考えるのですが、、白黒写真のとっても、若いころ、、目の大きな素朴な感じだったんですが(あんまり記憶にない)少し、、吹石一恵さんに似ているような、、、ある時から、、しゃれた女...

  7. その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第二章/りんと誠治】 第五回

    その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第二章/りんと誠治】 第五回

    第五回新宿スイング(通算十一回) で、やっとジャズバンドの演奏で歌うことができるという日に、大変なことが起きた。「二・二六事件」さ。お前、学校で習っただろ。陸軍将校のクーデターだ。俺も徳永さんも東京の治安維持に駆り出されて家にも数日戻れなかった。徳永さんや俺が所属していた保安係は地域の治安維持や防犯を担当していたからだ。それを機に日本はおかしくなっちまった。開戦まっしぐらさ。でも、まだ日本人...

  8. 【その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第二章/りんと誠治】 第四回

    【その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第二章/りんと誠治】 第四回

    第四回昭和十年秋、新宿 「もとはと言えば、俺に稼ぎがなかったことが原因なんだ」「せいさん、それは違う…」りんがさえぎったが、「まあ、説明させてくれ」と誠治は続けた。「お前の両親は共稼ぎだけど、お前は鍵っ子ではない。帰れば親父もおふくろも家というか店に必ずいるな」臨太郎はうなずいた。「だが、一恵が十歳頃から、りんはほとんど一恵の世話ができなくなった。俺もなんとか人並の稼ぎができるようになったが...

  9. 2022年8月展示・教室・体験

    2022年8月展示・教室・体験

    暑中お見舞い申し上げます毎日猛省が続いていますが水分取って熱中症にお気をつけてお過ごし下さい8月も展示、教室頑張って開催していますお時間あればご来店下さいませ8月4日〜27日まで和紙人形と押し絵展田辺一恵8月2日(火)14時00分〜カラースクラップアート教室前田晴美8月5日(金)13時30分〜花音パステルアート教室福益千津8月6日(土)10時~・13時30分~紙バンド手編み教室大西まり子8月...

  10. 【その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第二章/りんと誠治】 第三回

    【その後の『新宿スイング』森山高校吹奏楽部】 【第二章/りんと誠治】 第三回

    第三回そんなに甘くないよ 臨太郎はりんに、思い掛けないことから吹奏楽部でジャズをやることになったと説明した。「面白いねえ。高校の文化祭でジャズか。確かに演奏する環境は整っているよね。それにみんなが意欲的なのがいい。でも、刺激が強すぎたんじゃない?コルトレーンの『インプレッションズ』は」と言って大笑いした。一転、真剣な表情に変わって、「公演まで四カ月か。聴衆に聴かせて恥ずかしくない演奏ができる...

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