"書評" の検索結果 93 件

  1. ナチス化されていった日本(4)~自滅の戦い渡辺銕蔵~

    ナチス化されていった日本(4)~自滅の戦い渡辺銕蔵~

    ナチスに支配された日本の中のもう一つの抄訳は、東京商科大学教授であったスピンクス教授が1941年(昭16)6月に帰国してから「ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン」に寄せた『日本に於けるナチ第五部隊の活動』である。先のウッドヘッドの論文が三国同盟成立前に執筆されたのに対して、スピンクスの論文は同盟成立後に執筆されたのであるので、一層深刻かつ露骨にナチ第五部隊の日本の政策に対する影響を指摘して...

  2. ナチス化されていった日本(3)~自滅の戦い渡辺銕蔵~

    ナチス化されていった日本(3)~自滅の戦い渡辺銕蔵~

    元々ドイツに対する憧れは陸軍、医学界、科学界にはあったろうが、日独防共協定締結後はまさに良いようにされていた日本であったと言われても仕方ない。ウッドヘッドは紀元二六〇〇年をもって日本にナチ帝国の完成を見たと記したが、あながち大げさではない気がする。以下引用「宣伝も急速に発達した。・・・書物やパンフレットや写真やフィルムが旺んに持ち込まれた。ドイツの銃砲、タンク、飛行機等の写真を眺め、英人のそ...

  3. ナチス化されていった日本(2)~自滅の戦い渡辺銕蔵~

    ナチス化されていった日本(2)~自滅の戦い渡辺銕蔵~

    先の民主党政権では、中共の大使館付き人民解放軍武官が首相官邸に白昼堂々と出入りするというにわかに信じがたい事が有ったが、大日本帝国では日独防共協定締結後にゲシュタポが内務省に出入りしていたという。そのゲシュタポの大活躍を以下に記す。以下引用「既にして一九三七年の初頭には、若干の避難者と牧師と『侵略的ドイツ人』と云われる前記ペツォルト博士*1とを除くすべての在留ドイツ人は積極的に党員として参加...

  4. ナチス化されていった日本(1)~自滅の戦い渡辺銕蔵~

    ナチス化されていった日本(1)~自滅の戦い渡辺銕蔵~

    渡辺銕蔵の自滅の戦い(中公文庫)の中で異彩を放つ部分の一つは、前編自滅への道の第9章「ナチスに支配された日本」であろう(pp.107-128)。渡辺は1933年(昭和8年)に国際労働会議の日本代表としてジュネーブに派遣された折にベルリンに1週間ほど滞在した。渡辺は第一次大戦前の1912年に2年ほど留学していたが、1933年のベルリンの外観は戦敗国であるにも関わらず、戦前よりはさらに立派になっ...

  5. 新刊のご紹介芳賀博子句集「髷を切る」

    新刊のご紹介芳賀博子句集「髷を切る」

    新刊のご紹介です。芳賀博子さんの句集「髷を切る」http://www.haga575.com/profile/index.htmlどうぞご覧ください。

  6. 書評掲載のお知らせ『あかんぼっかん』、『きりみ』

    書評掲載のお知らせ『あかんぼっかん』、『きりみ』

    私が所属している俳句グループ「船団の会」の「週刊ブックレビュー」にて、書評が掲載されました。ザ・キャビンカンパニー/作『あかんぼっかん』(偕成社)長嶋祐成/作『きりみ』(河出書房新社)について書いています。http://sendan.kaisya.co.jp/book.htmlよろしければご覧ください。

  7. 新刊のご紹介津田このみ第二句集「木星酒場」

    新刊のご紹介津田このみ第二句集「木星酒場」

    新刊のご紹介です。津田このみさんの第二句集「木星酒場」http://youshorinshop.com/?pid=134582076どうぞご覧ください。

  8. 阿久津隆『読書の日記』

    阿久津隆『読書の日記』

    書評というのは、池澤夏樹の本で嵌った日記というのは、森有正の『遥かなノートル・ダム』で嵌った今までは、それぞれを読むことが多かったのだが、阿久津隆の『読書の日記』は、まさにこれらの合体版だ阿久津隆という人のことは全く知らなかったたまたまAmazonの検索で引っかかりこの本を入手した読んでみたらなかなかおもしろかった日記というのは、その個人のどうでもいい行動記録なのになんだか共感できる部分やそ...

  9. 新刊のご紹介俳句とエッセー「マーマレード」

    新刊のご紹介俳句とエッセー「マーマレード」

    新刊のご紹介です。村上栄子さんの新刊「マーマレード」https://www.amazon.co.jp/マーマレード-俳句とエッセー-村上-栄子/dp/486037259X/ref=sr_1_2?ie=UTF8qid=1533539177sr=8-2keywords=村上栄子どうぞご覧ください。

  10. 最近読んだ本3冊

    最近読んだ本3冊

    少し前に、わたしが感想を書いた「永遠に生きる犬」を、ブログのお友達のpapricaさんが読んで感想を書いてくれました。今回は、別のお友達のYUEさんが紹介してくれた本を、わたしが読んでの感想です。ある不思議なオルゴール店を舞台にした短編集です。一つ一つ、別の主人公の物語なんだけど、1冊の本としての流れもある。ネタバレになっちゃうのであまり書けないけど、大人のファンタジーと言って良いのかもしれ...

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