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「花ゆめAi」と「素直になる方法」本日公開です

Web雑誌「花ゆめAi」Vol.54が本日公開です。白泉社e-netはじめ、各主要電子書店さんで購入できます。ご利用の電子書店さんで「花ゆめAi」または作品タイトルで検索してみてください(*´▽`*)今回は恋犬はお休みで、すみませんー。かわりに過去の読みきり作品が掲載されています。「久美子と真吾シリーズ」の坂田歩と小沢悦子のその後のお話です。コミックス『オトナのコドモたち』に収録されているの...

新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」１４６話～１５０話

作今村翔吾 絵北村さゆり１５０話金毘羅義方が今は八十五歳くらいだとすると今なお現役なのかは疑わしい。しかも内部の者の大半が義方を見たことも声を聞いたこともないというのだ。義方はすでに死に、別の者が頭になっていて「国中無双の大悪党」の看板だけをを利用しているのでは、という噂もあった。だとすれば、誰が金毘羅義方なのかを探ろう、という新兵衛に多聞丸は首を横に振る。「いや、義方はいるだろう。父上が会...

新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」１４２話～１４５話

作今村翔吾絵北村さゆり145話吉野衆は２８人捉えられ、打擲されて吉野衆の仕組みや、南朝について知る限りのことを尋問された。が、銭を吐き出させるのが一番の人質の使い道だと判断したのだろう。今朝、十日以内に吉野衆の全ての財を運ぶこと、一日でも遅れれば一人残らず殺す、と惣弥を解き放ったという。しかし惣弥は銭を出しても恐らく殺されると判断。しかし残った吉野衆が行ってもおそらく敗れる。多聞丸ならやれる...

新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」１３７話～１４１話

作今村翔吾絵北村さゆり１４１話「三日前、合戦があった」と惣弥は話し出す。相手は武士ではなく、悪党だという。悪党同士だと山中で人知れず合戦が行われることがあり、耳に入らなかったこともうなずけるが、妙だ。惣弥の属する吉野衆は、特に北朝から見れば、南朝に与して糧秣や物資を奪うまさしく悪党だが、突出した勢力を持っている。楠木党ならともかく、他の悪党に奇襲をかけられたとしても容易く敗れるわけがない。時...

【再入荷】藤本里衣子さん

皆様、あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。実店舗SHOPは1/7（土）よりさて、お休み中に届いた商品を順にご紹介したいと思います。まずは、藤本里衣子さんのカトラリー。■藤本里衣子真鍮コーヒースプーン■藤本里衣子アルミケーキフォークS■藤本里衣子アルミデザートスプーン＞＞＞藤本里衣子さんの商品一覧はこちらから------------------------------...

SLAM DUNK （スラムダンクの関西人キャラ）。

お正月に スラムダンクに登場する関西人を描いてみました豊玉高校 - 南 烈大栄学園 - 土屋 淳インターハイ 大阪府予選

新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」１３１話～１３６話

作今村翔吾絵北村さゆり１３５話このため武家方の軍勢は河内、和泉攻めに消極的になっていったが、高師直が河内、和泉の焼き討を主張した。慎重だった尊氏だが師直の再三の進言で決行された。この窮地に手を差し伸べたのが北畠顕家で、武家方の軍勢を片っ端から撃破していった。正成の死から二年後、天王寺にいた高師直と堺浦で激突。顕家軍は水軍による側面攻撃に苦戦を強いられ、運の悪さもあって敗退。倒幕に功のあった臣...

文藝シリーズ⑤江藤淳

夏目漱石と永井荷風の両者を書いたもう一人がいた。23歳『夏目漱石』で新鋭評論家としてデビュー。その後に海軍家系ゆえか～右派論客になって、ネトウヨらからも祀り上げた江藤淳が、晩年になって、こう告白していた。「漱石を除けば、私が何度も繰り返し読んできたのは、谷崎でも志賀直哉でも川端でもなく、荷風散人の、その小説である」平成8年に『荷風散策～紅茶のあとさき』を著した。右派ゆえ敬遠してきた江藤淳だが...

新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」１２６話～１３０話

作今村翔吾絵北村さゆり１３０話正成の援軍を待ちに待っていた義貞を焦らし、合流すると同時に頼らせるように仕向けたのではないか。密偵を出して足利軍の動きも探って合流のタイミングもはかったのだろう。その夜、正成と義貞は酒を酌み交わし話をした。後醍醐帝の決起で人生が大きく変わった二人でもある。正成は恐らく義貞に自身の目論見を告げて了承を得たはずだ。合戦での布陣がそれを物語っている。楠木軍は湊川を西側...

新聞小説を読む朝日新聞朝刊「人よ、花よ、」１２１話～１２５話

作今村翔吾絵北村さゆり125話陸の直義を討ち果たしてから船に乗って師直に向かう。その計画遂行の難しさは多聞丸にもわかった。集まった七百の郎党たちは長年苦楽を共にしてきた者たちばかりで若い者は残してきたという。「帰って来られぬかもしれぬ」と正成は厳かに言って名刀『小竜景光』を多聞丸に渡す。「これよりお主を楠木家の当主とする」責任の大きさに震える多聞丸に、大塚惟正が輔けてくれる、と父はいう。大塚...